笹ヶ峰南尾根~寒風山、その3、笹山頂から稜線へ
6月に登ったばかりの牛ノ背への登りは森林限界を超えた後は緩やかな登りで、そうきついとも思わなかったのですが、笹ヶ峰の南尾根は傾斜も結構あり、何より、この日は覚悟してはいたものの暑かったですね。
暑くても、視線を上げると、そこに素晴らしい眺めがあるので何とか登れます。
↑平家平から東へと延びる稜線の向こうには大座礼が見えていますが、稜線は笹ヶ峰から見ると、平家平から東では大きくカーブを描いています。同じ山でも、眺める位置が違うと、山なみがどんなふうに連なっているのか良くわかります。
花と言ってはほんとうに見かけないコースですが、唯一咲いていたのがこのドウダンでした。
ドウダンを手前に入れて、後には伊予富士・・・・。
筒上や手箱もはっきりと見え始めました。
この後しばらくカメラが起動しなくなって、弥山や三角点方面が見えてきたのが撮影できず残念です。
↑9時50分撮影の画像ですが、そろそろ山頂が近くなってきたようです。
コメツツジもちらほらと見えてきます。
この後、カメラの絶不調で山頂着の様子とその後の山頂からの展望が撮影できませんでした。(^_^;
山頂着は腕時計で確認しましたが、10時15分着でした。
私の持っている昭文社の地図は2005年のもので、このコースは記載されてないのですが、Pさんの新しい地図にはちゃんと記載されていて、確かコースタイムが2時間半となっていたはず。
ということは途中で10分ちょっとの休憩をしたので、ほぼコースタイム並みで登ったということみたいです。大幅に遅れてなくて、良かったよかった・・・・。
山頂にはまだどなたもいなかったのですが、このコース、たいていは寒風山から縦走してこられる方が多く、寒風から来るとなると、笹ヶ峰着は昼ごろ着というのが普通でしょう。
静かな笹の山頂を楽しむには南尾根這い上がりコースは良さそうです。(^_^;
撮影できずにほんとに残念だったのですが、まさに360度の大展望で、石鎚山系や稲叢山方面は言うに及ばず、赤石山系もばっちりと見えたのです。
考えたら、夏の笹ヶ峰に来たのは中1の時以来です。
ここ10年ほどで、冬場に2度、秋に1度来ていますが、こんなに展望が良かったのは初めてでした。
30分ほども休憩して、笹ヶ峰山頂を後にしたのは10時45分でした。
カラフルなPさんの帽子の向こうには石鎚山系の稜線がくっきりと見えています。
ちょっと判り難いですが、画像中央のガ笹ヶ峰の山頂標識です。
真横から眺めています。
コメツツジを見ながら下って行きます。
おや、コメツツジの間からバイケイソウが咲いています。
この後もバイケイソウは度々見かけました。
そうい言えば、かなり以前にナスビ平~一の谷越え~平家平~三ツ森峠と歩いたとき、稜線の下の方でバイケイソウの芽生えをたくさん見かけました。石鎚山系界隈にはバイケイソウも多そうです。
眼下に、去年、Rさんと話していた又兵衛岳が見えてきました。
この尾根の話で、Mさん、Bさんたちと話が盛り上がりました。
10時48分、分岐を通過します。
丸山荘と寒風山との分岐です。
去年11月には丸山荘から登ってきたのでした。
ここから寒風山への稜線歩きは初めての道です。
初めての道は、いつもわくわくしますね。
真正面に西黒森、瓶ヶ森、石鎚を眺めながらの歩きです。
最初は稜線の北側を巻いています。
ずっと稜線歩きかと思ったら、こんなヤブも少しあります。
手前に見えるツルのようなのはクロヅルかな?
手前にバイケイソウを入れて石鎚を撮影するのは、初めてのことでした(^_^;
眼下に見えるのは霞んでいますが、西条の町のようです。
とにかく、この季節にはバイケイソウが多いようです。
北アルプスでもコバイケイソウが咲く季節ですが、コバイケイソウもバイケイソウもこんな草原のようなところを好む花なんですね。
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