黒部五郎ピストンと乗鞍、その12、大展望そして下山
山頂には私のほかに3人ほどいらっしゃいましたが、その後も、3人ほど登ってこられました。
槍のほうを眺めてらしたご夫婦は、北ノ俣岳で私が休憩している間にお見かけした覚えがあって、向こうも私のことを覚えていてくださったようです。
「去年は飛騨沢から槍に登った」と私がいうと、ご夫婦もあのコースが大好きですと仰ってました。
太郎平ではテン泊されているそうで、やはり静かな山がお好きな方たちとお見受けしました。
360度の大展望なので、久々に6枚もの画像を繋げてパノラマ風にしてみました。
panorama.jpgをダウンロード (クリックで少し大きな画像が出ます)
山名を画像中に入れてみましたが、細かいところは間違っているかもしれません。
ここ5~6年、立て続けで北アルプスの意いろいろな山域を歩いてきたつもりなので、少しは山の名前も頭に入ってきたようです。特に白馬山頂と槍で大展望に恵まれたのは大きな勉強になりました。
↑カールを見下ろした画像ですが、黒部五郎小屋を赤丸で囲んでみました。
一応、黒部五郎の山頂には来られたものの、ここからやっぱりカールを歩いてみたいものです。
そして、雲ノ平もしっかりとこの目で見てきたので、やはりいつかは歩いて見たいもの・・・。
↑白馬三山方面を望遠で撮影です。
中央の尖っているのが白馬…特徴ありますね。
向かって左の山は旭岳でしょうね。
画像には写ってませんが、肉眼では鹿島槍も五竜も確認できたんですよ。
↑こちらはもちろん、笠、乗鞍、御嶽です。
槍と穂高も目を惹きますね。
去年はあちらから、こちら側を写しています。
↑去年撮影した、槍から眺めた黒部五郎です。
↑そして、太郎平も見えているのですが、今からあそこまで帰らねばなりません。
いつまでも眺めていたいけど、帰りの道のりも長いので、11時10分に山頂から下ります。
山頂でお話させておただいたご夫婦も、帰りが長いからと、一足先に下られました。
11時20分、黒部五郎の肩まで下ってきました。
ここで、お昼にします。
お昼は白馬や薬師、それに槍など見ながら、豪勢なお昼でした。(^_^;
11時35分、これから長い帰途に就きます。
帰りの道のりがすべて見渡せる中、いよいよ下山です。
踏み跡を辿っていたら、来た道とは違う、雪渓に沿った道を下ってしまいました。
そういええば、登りの時に、雪渓に沿って下っている人がいたのを見ています。
こうしてみると、かなり急斜面の雪渓ですね。
イワヒバリが雪渓の上で遊んでいるのを眺めながら、転ばないよう注意して下ります。
雪の解けた後に、逸早く咲くショウジョウバカマが見られました。
立山や薬師をバックに、何ともロケーションの良い場所で咲いています。
登りの道では見かけなかったシナノキンバイも咲き始めています。
急な下りを下ってほっとして、下った道を見上げます。
登りは向かって右のジグザグな道を、下りは雪渓に沿って下りました。
緩やかな斜面まで下ってくると、ミヤマダイコンソウやチシマギキョウがあちこちで咲いています。
登りはガスの中だったので、晴れていると、また雰囲気が違いますね。
青空を背景に咲いていると、花も生き生きとして見えます。
百名山だけあって、なかなか大きな山です。
岩に奥まって咲いているチシマギキョウ・・・。
帰りには花をこんな風景の中で見られて最高でした。
山頂まで行ったので、帰りに花の撮影に時間をかけることにしました。
これも往路では写さなかったコガネイチゴの花・・・。
鞍部まで下った後、登り返しをしていると、岩の上で休憩されているパーティーに出会いました。
見覚えのある方と思ったら、前日、太郎平までの登りで同じベンチで休憩した方たちでした。
ずいぶん、ゆっくりと太郎小屋を出られたようですが、黒部五郎の小屋までだそうですから、のんびり行きますとのこと。
↑画像はその方たちが黒部五郎の登りにかかるところを撮影したものです。
この頃になって、そろそろガスがかかり始めたようです。
時刻は12時37分です。
帰りによく見ると、コバイケイソウの葉がたくさんあるのですが、裏年ともなると、見事に咲いてないものですね。
コメント