9月上旬の里山にて、ヒキヨモギ、ミシマサイコほか
この日、里山歩きをした理由はまだありました。
何年か前に、それまであまり見たことのなかった花の咲き跡をみていたのです。
それが何という花の咲いた後なのか、2~3年はわからなかったと思います。それが、ある日わかったのでした。
それはヒキヨモギの咲き跡だったのでした。
そのうちに一度は花の時期に、本当にヒキヨモギが咲いているかどうか確かめておかなければと思っていたのです。
結果は・・・・・・
案の定、咲いてましたよ。
しかも10株ほどあったでしょうか。
実は、一昨年、別の山でもヒキヨモギを見ていますが、そのときは1株か精々2株しか見られませんでしたから、今回の山の方が株数は断然多そうです。
それにしても、ちょっと変わった花ですね。
「低山の日当りのよい草地にはえる1年草。茎は直立し,上部がやや分枝して高さ30~70cmになり,全体に曲がった短毛が密にはえる。葉は卵形で,長さ1.5~5cm,幅1~3cm,3片ほどの広線形の裂片に裂け,下方の裂片はさらに少数の裂片に裂け,両面特に裏面の脈上には曲がった短毛がはえる。8~9月,枝先の葉腋ごとに1花つける。萼は細い筒形で,曲がった短毛がはえ,花期に長さ11~17mm,裂片は卵状長楕円形でとがり,長さ4~5mm。花冠は鮮黄色で長さ2.8cm,上唇の先は細くなり先端は2裂する。葯室は両端がややとがる。蒴果は狭長楕円形で長さ14~17mm,幅3mm。南千島・北海道から琉球までの日本全土,朝鮮・中国(本土・東北・台湾)に広く分布する」
私の住む香川県でも絶滅危惧Ⅱ類になっているようです。
この日はかなり大型の株も数株見られました。
確かにヨモギの葉に似てますね。
↑花つきの良い、なかなか立派な株でした。
草丈も1mほどです。
↑これは小さめの株で、草丈30センチほど。他の株は日当たりのよい場所に生えていましたが、この株は木陰になるような場所だったので、あまり育たなかったのかも・・・。
もう少し歩けば、もっと見つかったと思いますが、今回はとりあえずこの場所に間違いなくヒキヨモギが咲くとわかっただけでも満足でした。
もう一種、こちらは環境省カテゴリーの絶滅危惧Ⅱ類のミシマサイコです。
黄色の小さな花は、撮影し難いのですが、この日は天気が良くて光量が充分にあったおかげで、何とか撮影することができました。
↑花があまり綺麗に咲いてなかったのですが、マキエハギなのかネコハギなのかわからなくなりました。
もう一度、画像を撮りなおそうと思います。
↑花柄が短いのでマルバハギでしょうか。
今日もハギの花を何種類か見ましたが、ハギの見分けも難しいです。
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