阿讃山脈で秋を楽しむ、その5、タンナトリカブト、シコクママコナほか
昨日はパソコンの外付けHDが絶不調で、ブログをアップしようとしても画像がアップできず、とうとう諦めました。昼間に外付けHDの新しいのを買ってきてあったので、夜の間に古い外付けHDから新しい方へと、ファイルの移動を済ませたので、これからはばっちりのはずです。
9月27日の阿讃山脈行きでは思ったよりも多くの植物が見られ、半日ちょっとでしたが、ずいぶん充実した散策となりました。
久しぶりで眺めた花にはタンナトリカブトもありました。
前の週に比婆山方面で小さな株と花を見たものの、このときは何というトリカブトかわからず、ちゃんと撮影してませんでした。
この場所で咲くタンナトリカブトを眺めたのも、久しぶりでした。
以前と変わらず咲いてましたが、株数は減ったようです。
そして、以前はこの場所で咲いていたはずのハバヤマボクチが消えていました。
好きな花なのに残念です。
↑タンナトリカブトの3裂した葉です。
四国ではシコクブシ、サンヨウブシ、タンナトリカブトが見られるようですが、湿っぽい林の中で咲くシコクブシやサンヨウブシと違い、タンナトリカブトは比較的乾燥した尾根筋で咲くようです。小豆島の山に晩秋に登ると、タンナトリカブトが多くて驚きますが、香川の山で見るのはタンナトリカブトが多いようです。
↑これも阿讃山脈には多いシコクママコナです。
群生していました。
比婆山でみたのはピンクと白の二色で咲くミヤマママコナでしたが、四国ではこのシコクママコナしか見たことがありません。
分布は本州の東海地方以西と四国、九州とありますが、シコクとつくぐらいですから四国に多いのでしょうね。
秋に本州の山に行く機会が少ないので、シコクママコナ以外のママコナをあまり見る機会がありません。
花に黄色い色が入るので見分けは容易です。
ゲンノショウコは赤花も見ることができました。
香川で見るのはほとんどが白花ですが、徳島側に行くと赤花も咲いています。
白花のほうはこの日、何度か見ました。
花期としては夏の終わりから秋の初めなので、そろそろ果実をつけている株が多いですね。
広島の山でこれでもかというほど眺めたゴマナも四国の山ではまったく見ることはなくて、咲いているのはシロヨメナばかりです。ちょっとした山地ならどこにでも咲いている花ですが、どういうわけか平野部ではまったく見ません。
早くも咲いていると驚いたのがヤクシソウでした。
ヤクシソウやシマカンギクは晩秋の花と言うイメージがあるのですが、気の早い株があったようです。
↑低山から高山まで幅広い山歩きでお馴染みのアキノキリンソウです。
先週末の山では草丈1mにもなったアキノキリンソウを見かけましたよ。
山歩きする人には馴染み深い花ではないでしょうか。
この日、意外と少なかったのがノコンギクです。
今年はまだノコンギクの群生を撮影してませんが、この夏のように多雨だと、ノコンギクにとってはあまり良い環境ではないのかもしれません。
そして、この日撮影した来た中で、頭の痛いのがシソ科の花です。
↑鋸歯が4~6対なのでヒメジソかな?と思っていたら・・・・・
同じものだと思いますが、こちらは鋸歯が9対もあって鋸歯の数だけで考えるとイヌコウジュなのです。
同じ場所で見かけたものです。
ガクの先が尖っているので、イヌコウジュ?
香りもかなりありました。私は好きな香りですが、イヌコウジュは香りが強いと教わっているのですが、ヒメジソにも香りがあると言うし・・・・。お手上げですね。
おまけに、こんな正体不明なシソ科の花ま咲いていました。
野草散策を10年以上していても、まだまだ同定できない花ばかりです。(^_^;
↑これも久々で撮影したオオフタバムグラと思っている花です。
↑こちらはお馴染みミゾソバ。
最後は狂い咲きのミヤコグサまで見ることができました。
このほか風景の画像を撮ってありますけど、それはまた次回に・・・・。
不明花、外来種も含め色々検索して見ましたが、力不足でした。
シソ科の白い花、興味がありますね。
シソ科にしては見慣れないバジルの葉を小さくしたような…。
科目は違うけどヒナノキンチャクの葉にも似て興味深くです。
何処かで解ったらまた特集して下さいね。
何かのシロバナなんだろうか…?
投稿: ヨックモック | 2014-10-10 07:10
ヨックさん、こんばんは。
まぁ、不明のシソ科・・・わざわざ検索してくださったんですか?
ありがとうございます。
わからない花はアップしないという方法もありますが、こうして
ブログにアップすることによって、いろいろなシソ科の花についての
知識が記憶に残ると思い、敢えてアップしてみました(^_^;
ヨックさんはヒナノキンチャクみたいなレアな野草まで見つけてしまう
のですから、ほんとにすごいと思います。
私はどうもレアな花を見つけるのは執念が足りないですね。
でも山歩きの途中で、初見の花を見たりするのはとてもわくわくします。
わからない花もあるからこそ、面白いのであって、これがすべてわかって
しまったら、散策の面白さも半減するでしょうね。
投稿: keitann | 2014-10-10 22:53