阿讃山脈で秋を楽しむ、その4、いろいろな果実
秋は実りの秋でもありますね。
束の間、野山を歩くだけでも赤い実や青い実が見られます。
そして、この日は久々に紫色の綺麗な豆果を見られたのでした。
紫色の豆果と言えば、野草散策を何年もされている方なら、もうお分かりでしょうね。
そう、ノササゲの実です。
↑豆果で美しい色合いをしているものと言えば、タンキリマメやトキリマメの赤い豆果、そしてこのノササゲの紫色の豆果でしょうか。
これほど濃い紫色をした豆果は初めて見たように思います。
残念だったのは、中の種子を確かめて見なかったこと。
中の種子も黒っぽい色をしているようです。
最初に見つけたのは黄色い花の方でした。
以前にもこの場所でノササゲを見たことがあったので、しばらく見ていたら、まず花が目につきました。葉は3小葉ですね。
タンキリマメ、トキリマメ、ヤブツルアズキ、ノアズキ・・・野生の豆の花は黄色いものが結構多いですね。それでも葉や花の形が違うので、慣れてくると見分けが出来るようになります。
↑まだ色付きの浅いノササゲの豆果です。
このくらいの時は、まだ綺麗ではないです。
↑花の画像をもう一枚。
今年はノササゲも株が多かったようです。
タンキリマメやトキリマメは低山でも見ますが、ノササゲは私は低山では見たことがなくて、標高1000m程度の山で見ています。たまたま、そうだっただけかもしれませんが・・・。
↑こちらは低山でも良く見るノブドウです。
野のブドウという訳でしょうが、食用にはならないとされているようです。
食用にはなりませんが、青や紫の果実が美しいので、最近では観賞用に園芸店などで売られています。
確かに、眺めていると美しいですよね。
逆に、この日見つけた中で食用になるものはアケビでした。
赤っぽい色はまるでサツマイモがぶら下がっているのかと思ったほどでした。
手が届かない場所だったので、収穫は諦めましたが・・・。
↑こちらは観賞用にも栽培されるツリバナの果実です。
そういえば、この近辺はツリバナが割と多いようです。
この仲間は初夏に咲く花のほうはうんと地味で小さいものばかりです。
↑こちらは果実としてはうんと地味なほうですが、クロモジの果実です。
花を見れば果実も見たくなるし、果実を見れば花はどんな花が咲くのかと知りたくなります。
そのうち芽出しの姿も見たくなるでしょうし、一年を通して植物の姿を見るというのは、いろいろな意味で興味深いですね。
果実の中ではツリバナが一番好きかな。
弾ける少し前の手鞠のようなころ。
秋にはキノコと同時に、果実酒作りに追われます。
今出来てるのは、山葡萄酒大1、サルナシ酒中2、だけです。
これからナツハゼ酒、ガマズミ酒かな?
酒を飲めないのに沢山作って、プレゼントと女房の寝酒です。
本当は、山葡萄のワインが作りたいのです。
でも何時も手っ取り早い果実酒になってしまいます。
投稿: ヨックモック | 2014-10-08 12:30
ヨックさん、こんばんは。
ヨックさんはツリバナの実がお好きなんですね。
私の山友達の方もツリバナが好きな方が多いですね。
では私は?と言えば、どこにでもあるものではないですが、
フウリンウメモドキのまるでリンゴのミニチュアみたいな実が
いちばんお気に入りです。
果実酒・・・・いろいろと作られてますね。
私も山ブドウの、サルナシ、ナナカマド、マツブサなどで果実酒を
作ったことがありますよ。
まだ残っているのもあると思いますが、7年物ぐらいになってるかも?
ナツハゼやガマズミなら低山でも充分収穫できるので、間に合いますね。
私は正真正銘の辛党なので、甘いお酒よりもワインやウイスキーのほうが
好きですが、たまに寝る前に果実酒をいただきますよ。
投稿: keitann | 2014-10-08 22:50
こんにちは。
マメ科の果実の観察も楽しいですね。
ツリバナがもうこんな状態ですか。私もツリバナのこの姿が好きで、風情のある写真に仕上げたいと思っています。なかなか上手くいきませんけどね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2014-10-09 07:54
多摩NTの住人様、こんばんは。
秋はマメ科の果実を見る機会が多いですね。
今年は自宅でもヤブツルアズキを栽培し、あのカタツムリみたいな黄色い花を
幾つも見ることができました。種豆も先日、採取したばかりですよ。
ツリバナのファンが多くいらっしゃるようですね。
最近は花の時期にも結構見かけているので、今頃の時期はあそこに行けば見られる
かななんて考えるのも楽しいです。
デジ一なら、ツリバナも比較的撮り易いのではないでしょうか。
投稿: keitann | 2014-10-09 22:30