晩秋の徳島ノギク&紅葉ドライブ、その6、伊座利カフェ
高松の方にお会いした後、ようやく坂道も下りとなり、なんとか海岸へ下りて行けそうです。
蒲生田岬から伊座利カフェまでは直線距離にしたらなんでもない距離でしょうが、海岸線まで山が迫っているので、車で走るとなるとかなりの時間がかかります。初めてなので、余計にそう感じたのかもしれません。
坂道を下りきって小さな漁港に着いたと思ったら、漁協のすぐ横が目指すカフェでした。
幸い、座席は空いていて、すぐに座ることができました。
メニューにはいろいろと美味しそうなものがありましたが、お腹が空いていたので、お刺身と天ぷらの定食みたいなのを注文します。
窓から見えるのは海に落ちている山肌。
伊座利カフェのブログがありました。こちらです。
伊座利カフェのことは、不思議とここ一年の間にテレビの放送で一度、雑誌の記事で一度見ていたので、頭に残っていたのです。漁師のおばちゃんたちが開いたカフェだということぐらいは知っていたので、お昼はここでと直ぐにひらめいたのです。
↑たぶん1500円だったと思うお刺身&天ぷらの定食。
アワビやイセエビ料理もお願いすれば作っていただけるとか・・・。
私が食べている間にも、次々とお客さんが入ってきます。
お腹いっぱいになったところで、カフェを出ると、黒ネコちゃんが一匹お見送りしてくれました。
伊座利カフェの目の前には漁港が・・・。
と言っても小さな漁港でした。
帰りは道幅が広いところでコーヒーでも飲んで休憩しようと車を停めたら、すぐそばに車止めをしてある道があったので、下ってみました。
このまま下れば海岸に出られそうです。
ここにもコウヤボウキが咲いてました。
コウヤボウキは10月以降はどこででも見かける花ですが、海辺に近い山地にはほんとに多いですね。
なんか見たことのある葉っぱだな~と思っていたら、あとで思い出しました。
カクレミノですね。
これも海辺の低山に多いです。
赤い実をつけた木はてっきりソヨゴだと思っていたら、帰宅して画像で見たらカマツカみたいです。
カマツカってこんな海辺の林にも自生しているものなんですね。
今まではかなり標高のある山地でしか見たことがなかったので、ちょっと驚きでした。
赤く染まった葉はサンカクヅルとよく似ていると思いましたが、アマヅルのようです。
↑これも高山にも低山にも自生するリョウブの木です。
真っ赤に色付いたサルトリイバラも見事でした。
今年の初見…テイカカズラの果実です。
もうすぐ、テイカカズラの綿毛のような種子が見られますね。
海まで下れるかと思っていたのですが、道は途中から荒れてきてヤブ漕ぎでもしなければ下れなくなりましたので、引き返しました。
車道沿いには行き同様リュウノウギクとヤクシソウが咲き乱れています。
もうすぐ分岐と言うところまで来たら、生垣の剪定をしているらしい車を見かけました。
この生垣は高さが5mほどもあって、たぶん防風林だろうと思いました。
それほど風が強い場所なんでしょうね。
普通のやり方では剪定できないのか、トラックの荷台に足場を組んで、移動しながら剪定するのだろうと見受けました。
この後、国道55号に出ましたが、そこから先が我が家まで長い道のりでした。
産直市などに立ち寄りながら、のんびりと帰りましたが、日帰りでは早朝出発でないとなかなか来られない場所だと痛感しました。
それでも、今までノギク散策をしたことのなかった徳島東部の海岸の様子をうかがい知ることが出来て、私としては有意義なドライブとなりました。
コメント