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2014-12-24

讃岐の里山シリーズ、鷲ノ山へ、その3、ヤマラッキョウ咲き跡

山頂と思しきところに着いたものの、山名表示も何も見当たらないようです。

そのまま、しばらく尾根伝いに進んでみましたが、道が下っているようです。

Pc187012

↑山頂付近と思い込んでいた辺りに可愛いヤブコウジの実が見えていたので、屈みこんで撮影します。

Pc187011

周囲は何が目的なのか木々が伐採されているようでした。

かと言って、展望が良いわけでもありません。

Pc187013

ここは市街地の山だから、スマホの電波が届くはずと気づいて、googleのマップを開いてみました。

↑青い丸が私のいる位置です。

↑の地図画面には記載がありませんが、もう少し触っていたら、鷲ノ山という山頂名が南の方に示されました。

やっぱり、振り返って眺めた山頂が鷲ノ山の山頂みたいです。

時刻15時過ぎですから、一旦下って、日没までになんとか南の山頂に登ることも可能でしょう。

とりあえず腰を下ろして、お茶を飲み、コンビニで買ってきた行動食を食べます。

後でエントツ山さに教えていただいてわかったのですが、私が間違って登った山頂は峰ヶ原と言う山頂で、三角点もあったそうです。そうと知っていたら、三角点ぐらいは探してみたかったですね。

帰宅して国土地理院のサイトで見てみても山名がなかったので、てっきり無名峰だとばかり思っていました。

Pc187015なんとか展望があるのは堂山方面?

それも木々に邪魔されています。

Pc18701815時15分、分岐まで下山開始です。

急坂を下るのはササや木に掴まらないといけないので、防寒用に持ってきた山用の綿手袋をつけて下ります。

サルトリイバラかなにかを掴んだりしたので、これをつけてなかったら痛い目に遭うところでした。

最初は対面に見える鷲ノ山本峰を眺めながら下ります。

Pc187020

府中湖が良く見えますね。

Pc187021

踏み跡からサルトリイバラの赤い実が見えたので近寄って撮影です。

5年ほど前までは、冬場に里山に登ると良く見かけたものですが、最近はリース用に採る人が多いのか、滅多に見なくなりました。

このルートは山に登るような人以外は歩かないと思うので、残っていたんでしょうね

Pc187022

尾根の基部まで下ってきました。

Pc187024三叉路には15時25分に戻ってきました。

下りは10分で下れました。

ここから先はまだ歩いたことのない道です。

Pc187025南に向かって、登り始めると直ぐに、左手に石仏の台座のようなものがありました。

人と同じぐらいの石仏がもともとはあったのじゃないかと思いますが、なぜ、なくなってるんでしょう?

Pc187027先ほどまでの踏み跡とは違って、ちゃんとした登山道がついてますね。

Pc187029少し前に高知に案内させていただいた方が珍しいと仰っていたノグルミを撮影します。

今までは何の変哲もない木だとばかり思ってたのです・・・。

関東以北には自生しないと知って、俄かに注目したのです(^_^;

Pc187030あまりピークらしくもない場所ですが、第一ピークとありました。

府中小学校が立てた道標でしょうか?

Pc187031ノグルミと同じような果実が見えますが、こちらはオオバヤシャブシでしょうね。

葉がまだ青々としているのが目立ちます。

Pc187032やがて、ロープ場が出てきました。

讃岐の里山にはこんなロープ場がいたるところにあります。

Pc187033

結構長いロープ場でした。

あの上まで行けば展望がありそうな・・・・

Pc187034案の定、ロープ場を登りきると、南側の展望が開けました。

11月末に登った大高見峰や猫山の山なみが見えています。

Pc187035

こちらは西側の展望で大麻山も見えてきましたね。

Pc187037

府中湖が先ほどより近くなって、高速の府中PAもはっきりと見えます。

ふと見ると、登山道の傍らに三脚やテルモスをデポしてあるのが見えました。

鷲峰寺の登山口でお会いした夫婦連れの方のものでしょうね。

どうやら、遅い登り始めと思ったら、夕日の撮影にいらっしゃったみたいです。ご本人たちは姿が見えないのは、山頂のほうに行かれているようです。

Pc187039

これから歩く行く手はこんな感じ・・・。

先ほど登った山から見てもアップダウンがあるのが見て取れましたが、ここから先も登ったり下ったりを少し繰り返しそうです。

Pc187041

北側が眺められる場所を通過します。

↑五色台の手前に先ほど登った山が見えています。

これが峰ヶ原ですね(このときは知りませんでしたが)

山頂は讃岐の里山に多い、やや平たい山頂です。

Pc187042飯野山の向かって右の方には荘内半島の紫雲出山や瀬戸内海も見えてきました。

Pc187043

アップダウンは少々あるものの、歩きやすい快適な道です。

この辺りで、登山口でお会いした夫婦連れの方とすれ違いました。

間違って北側の山頂に登ったことを話したら、展望はありましたか?と尋ねられました。

でも、あの様子では展望抜群とは言えませんね。

Pc187044

登りに差し掛かったところで、こんなものを見かけました。

2秒ほど考えて、ヤマラッキョウだとわかりました。

もう種をつけかけています。

Pc187046この辺りはちょっとした岩場になってますが、ヤマラッキョウがこんなに固まって咲いていたんですね。

周囲にはイブキシモツケの木も見られました。

讃岐の里山の植生ですね。

Pc187050

ノグルミの果実が目の高さで見られたので、すかさず撮影しました。

コメント

こんにちは。
気持ちの良い風景ですね。
ヤマラッキョウの枯れ姿に、2秒の時間が必要だったと言うのが、面白かったです。私でしたら、一晩かかるかもしれません。

多摩NTの住人様、こんばんは。

讃岐の里山は標高はたいしたことないのですが、平野部や海が良く見えるので
展望だけは良いんです。
ヤマラッキョウにかかわらず、咲き跡を見て首をかしげることはよくありますね。
花後の姿も推理力を働かせます。
その土地の植生や環境がわかれば、知っている花の花後であれば、割とわかりますね。

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