初歩きは西行の道、その6、瀬戸内海を眺めながら下る
かなめ社を参拝した後、車道に再び取って返すと、そこは瀬戸内海と香川の山々がばっちり眺められる場所でした。
車で走っているときには、どこにでも車を停めて眺めを楽しむという訳にはいきませんが、歩きだと景色のよい場所ではゆっくりと楽しめるのが良いですね。
穏やかな瀬戸内海を眺めているだけで、気持ちが落ち着きます。
飯野山を始めとする中讃の山々も見えています。
道はなおも下っていて、前方に白峯寺からのへんろ道を同じコースで歩いている方も見えています。
右側に見えているのは簡保の宿の建物です。
簡保の宿では車で家族と五色台に来るときは、たまにお茶を飲んだりします。
下るにつれて番の州の工業地帯も見えてきました。
私にとっては比較的なじみのある光景です。
車道に出てから2キロ近くの距離を歩いて、白峯寺の駐車場までやってきました。
これも今まで知らなかったのですが、展望台があるというので、登って見ることにしました。
↑の石造りの建物がそうですね。
展望台の階段の登り口に、綺麗に実をつけたクロガネモチがありました。
展望台からの眺めは、これも馴染み深い瀬戸大橋の眺めです。
持参のポットのお湯でコーヒーを入れて、コーヒーを飲みながら、のんびりと景色を楽しみます。
瀬戸大橋は完成してから25年ぐらいになると思いますが、瀬戸内海の眺めと違和感もなくなりましたね。
休憩所の手前に五色台の簡単な地図があったので、今日歩いた道やその他の道などを少しチエックしてみました。
北峰のほうも気になります。
帰りも、車道をそのまま下りましたが、以前はミカン畑が見事だったのに、荒れてしまったみかん畑も見受けられます。
老齢化のため、放置されたミカン畑が多くなったのは、どこも同じようです。
下りの道でも見事に実をつけたサネカズラを見かけました。
五色台はサネカズラが多いですね。
これからサネカズラを見に来るなら五色台に来れば良いですね。
これは?
カラスウリともキカラスウリとも色合いがちょっと違うと思ったら、モモジバカラスウリの果実みたいです。緑っぽい色合いのままなんですね。
これはジュズダマ?
ハトムギの果実は下向きに垂れるそうなので、ジュズダマで良さそうです。
眺める山の斜面もすっかり冬枯れの様相を呈していました。
茶色いのはセンダンの木のようです。
ツルウメモドキの果実も赤い部分がかなり少なくなっていました。
この果実も野鳥が食べるんでしょうか。
車道歩きは紅梅は緩やかですが、かなり大回りになります。
途中、農道を利用してショートカットして歩けるところは利用してみました。
ガードレール越しに、五色台トンネルが見えてきました。
あのトンネルが出来たおかげで、坂出~高松間はずいぶん早くなりました。
16時2分、やっと車道と四国のみちとの合流点に戻ってきました。
これからは、登ってきた西行の道を下るだけです。
青海神社まで帰ってきたのは16時半ぐらいで、ちょうど良い時間となりました。
最初は西行の道だけを歩くつもりが、結局、ぐるりと周回してきたわけですが、車ではなかなか気付かない植物なども、歩くことによってわかったことも多かったです。
崇徳上皇や西行など五色台にまつわる歴史も少しは見についたのも、歩いたおかげですね。
これからしばらくは寒さが続くので里山歩きの機会も多くなるので、その間に少しは讃岐の歴史なども勉強しておきたいですね。
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