初めての冬の剣山へ、その1、雪多し
1月4日は山友達のPさん、Rさんと一緒に、雪の剣山に登ってきました。
考えてみたら。去年の冬は孫が手術のために入院したりで、落ち着かなかったので、本格的な冬の山には一度も行かず仕舞いだったのでした。
行先の候補は国見山なども上がったようですが、最終的にはPさんとRさんにお任せしたところ、剣山行きと決まりました。
今まで冬の石鎚には2度ばかり登っているものの、剣山はこの季節は一度も行ったことがないので楽しみです。
↑は下山の途中でようやく少し晴れてきて、顔を出してくれた次郎笈です。
夏場でも格好良い山ですが、冬場は真っ白に雪で覆われてひときわ神々しいですね。
さて、集合時刻ですが、見ノ越には遅くとも9時には着いていたほうが良いだろうとのことで、逆算して集合時刻を決めました。Rさんは高松から、Pさんは観音寺からなので、集合場所は貞光の道の駅、集合時刻は7時となりました。問題は私なのですが、三頭越えは私の車では早朝は不安があるので、財田の道の駅でPさんに拾っていただくことになりました。
久々の4時台の起床でしたが、思ったほど寒くはありませんでした。
財田で予定通りPさんと落ち合ったのは良いのですが、家を出るときに毛糸の帽子を忘れていたことに気づき、途中のコンビニで帽子をまず調達しました(^_^;
これを皮切りに、この日はちょっとしたポカが続き、やはり冬山は装備の準備からして結構大変だったのを思い知ることになりました。
貞光の道の駅には高松からのRさんと同時到着でした。
Rさんの車に荷物を積み替えるのですが、このときは気づいてなかったのですが、うっかりとダブルストックをPさんの車に置いたままだったのです。
貞光の町を出発したのは7時10分ぐらいでしょうか。
最初は雪のない道を走っていましたが、ヘアピンカーブを曲がる頃には本格的な雪道走行となりました。
↑はスマホで撮影した車道の様子です。
8時25分ごろ、トイレ休憩のため、夫婦池に停車しますが、夫婦池はすっぽりと雪に覆われていました。
この後、いつもなら剣山や次郎笈が見える車道からも残念ながらその姿が見えません。
下の方は結構見えているのですが、標高1500から上は雲に隠れているのです。
予報では晴れときどき曇りでしたが、山の天気はそう甘くはないですね。
Rさんもいつになく慎重な運転で、いつもの半分ほどのスピードで走行し、見ノ越到着は8時50分ごろだったでしょうか。
リフト乗り場の駐車場は除雪してなくて、車が入れません。
他の方も道のわきに駐車されたりしてますが、下の第二駐車場前は除雪してあって入れたので、こちらに車を入れました。
先ずは山靴に履き替え、ついでアイゼン装着などします。PさんとRさんは10本爪のアイゼンを装着されるというので、私も去年山友達の方にいただいて念のために持参していた10本爪のアイゼンを装着してみましたが、装着に手間取りました。おまけにちょっと歩いただけでアイゼンが外れてしまい、やはり事前に靴との相性を調べたり調節したりする必要があったようです。剣山はそれほど危ない場所もないということなので、いつもの履きなれた軽アイゼンに付け替えます。
今度こそ、いざ出発しようとしたら、今度はダブルストックがないことに気づきました。(^_^;
あちゃ~。肝心な時にダブルストックを積み替えるのを忘れていました。
ここまで来て、登らないというのも悔しいし・・・・仕方ない、登山口で杖でも借りるとしますか・・・・。
↑冬山装備でさっそうと歩き始めるRさんとPさんです。
見ノ越付近の積雪は50センチぐらいでしょうか。
リフトは当然ながら運転されてないので、下の神社から登ります。
考えたら、去年夏にキレンゲショウマを見に来たときもリフト利用だったので、見ノ越から登るのは、かなり久しぶりのような?
登る前に、もちろん神社にお参りをします。
神社近くの簡易宿泊所に竹の棒を置いてあったので、お借りすることができました。
助かりました。
神社を出発したのが9時25分ぐらいだと思います。
夏山と違い、準備も大変ですね。出発までにかなり時間を食ってしまいました。
見ノ越から登るのは久々で、どんな道だったのか忘れているところも多いですが、歩き始めて10分ぐらいでリフトの下を横切ります。
最初はPさんがトップを歩いてくれました。
道標を眺めるPさん・・・。
ここも積雪50センチぐらい?
それほど歩きにくい雪ではなさそうです。
ただし、私は竹の棒を使用しているので、ストックに比べるとやっぱり勝手が違います。
10時17分、西島駅まで200mと言う場所まで登ってきました。
陽射しがないので、撮影枚数も少ないです。
登って行く間にも、下山してくる人に数人、早くも会いました。
最後の急登を登りますが、冬場でも急坂を登ると汗が出ます。
それでも、登るにつれて少し風が出てきました。
10時25分ごろ、西島駅に到着です。
この頃には風がかなり出てきてじっとしていると寒いので、雨具の上衣を着込みますが、稜線に出たらもっと風があるはずなので、雨具を着たまま登ることにします。
風をなるべく避けて、最初の行動食を少し食べました。
西島付近から見下ろすと、下の方は薄日が射しているのに、西島周辺は陽射しもなく周囲の展望もありません。晴れていれば、山頂のヒュッテが見えるはずなんですけどね。
15分ほど休憩したのち、山頂に向けて出発します。
四国でもよく雪が積もって居ますね~。
道路に雪が有ると動けない私ですが、山だけに雪がある時は登りますが、ストック忘れ痛いですね。
私はダブルストックでなく、ピッケルとシングルストックで登ります。
山側にピッケルを谷側にストックを持ち替えながら登ります。
稜線はシングルストックのみで大丈夫ですので、他の人から一本借りれたら良かったのにね。
投稿: ヨックモック | 2015-01-12 09:07
ヨックさん、こんばんは。
私はこの時期の剣山は初めてで、今年の雪が多いのか少ないのか判断が
出来ませんでしたが、山頂のヒュッテのご主人が多いと仰ってたので
やっぱり多いんでしょうね。
年末にも徳島の高越山で積雪が多くて人的被害が出てぐらいで、今年は
何の加減か、徳島の山に雪が多いみたいです。
雪の山に行って、ダブルストックを忘れたのは初めてのことで、一瞬、どうしよう?
と思いました。
ピッケルも6年ほど前に買った、ストックとピッケルの中間的なのを持ってますが
それを持っていくのも一つの考えですかね。
ピッケルとストック1本。。。。なるほど、そういう手もありますね。
固い雪を削ったり滑落停止など、ピッケルでなければできないこともありますからね。
この日も結局、竹の棒でも怖いところは全然なかったので、結果的にはストックを
忘れても、それほど影響なくて良かったです。
投稿: keitann | 2015-01-12 23:05