思い立って吉備中山に登る、その2、北峰の竜王山へ
普通の登山道は人一人が通れるぐらいの道が多いですが、ここは中国自然歩道になっているためか、道幅がずいぶん広くて軽トラックが通れるほどの道幅があります。
登りもずいぶん緩やかで、息が上がることもなく楽と言えば楽ですが、登るのに時間はかかるようですね。
↑吉備津彦神社の森になっているせいでしょう、低山にしては大きな木々が多く、ちょっと鬱蒼とした雰囲気でした。
どれだけも登らないうちに、ショウジョウバカマの株が見えます。
スミレの葉も見かけましたが、香川と同じくナガバノタチツボスミレの葉のようでした。
登っている人は誰もいないのですが、何やら人声がすると思ったら、邪魔な木などを伐採しているようで、作業中の方たちの声でした。
伐採と言っても森の手入れのためのようです。
広い道ですが、神域になるためか車両の乗り入れは禁止されているらしく車は見当たりません。皆さんここまで歩いて登られているようでした。
森の中にはところどころ木の名前を書いたラベルがあって、「サカキ」も生えているようでした。
その他、香川の里山同様、アベマキも多かったようです。
11時、分岐にやってきました。
このまま広い道を歩けば中山茶臼山古墳へと行きます。
でも、そうすると山頂には行けないので、ここは山頂に行きたいですね。
↑の道標にあるように、元宮磐座の方へと行ってみることにしました。
こちらが山頂方面です。
途中、さくら広場と言う文字が見えました。
そちらの方向に行くと、なるほど桜の木が何本か植わっているようですが、広場と言うほどのものではありません。
もとの道に戻り、山頂方面を目指します。
と言っても、ほんの少しの距離です。
11時7分、元宮磐座に着きました。
↑この岩が元宮岩磐のようですね。
↑岩磐についての説明です。
飯野山など香川の里山にもありますが巨石は崇拝されていたようです。
北側にも小高い山が見えています。
一方、南側は草原になっていて、その向こうに海が見えているようでしたが、調べてみると児島湖のようです。
わずか170mほどの山でも、登ればそれなりの展望はありますね。
ついでに、スマホでパノラマ画像も撮影してみました。
勿論、展望が開けている南側を撮影したのです。
山頂には祠が祀られていて、嫌にいくつもの祠があると思ったら、これが八大龍王のようでした。
祠が8つ見えていますね。
↑八大龍王の説明です。
香川だけでなく、この辺りも日照りが多かったのでしょうか。
両側には経塚があったのが、経筒が盗掘されたとありました。
エジプトのスフィンクスでもなんでも、古い遺跡には盗掘が付き物なんですね。
北側の展望をもう一度よく見ると、高速のような道路が見えています。
この辺の地理があまり良くわかってなかったので、てっきり岡山道が見えているのだと思ったら、後で調べたらこれは山陽道が見えているのですね。
10分近く山頂でいたのですが、そろそろ下山することにしました。
スマホの地図ロイドでは道は山頂までしかついてないように見えたのですが、実際は↑のような道標があって、山頂から直に下れそうです。
それにしても、福田海って何?
こんな内陸部に海?
↑国土地理院の地図です。
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