残雪の寒峰へフクジュソウのお花見に、その2、雪で遊ぶ
雪が登山道沿いに見え始めたと思ったら、そこがフクジュソウの下の群生地と言われている場所でした。
8年前も2月末にここへフクジュソウを見に来たようです。
↑フクジュソウについての看板が立っていて、この看板は何となく覚えがあります。
この看板が立った時は、このフクジュソウがシコクフクジュソウであることはまだわかってなかったのでしょうね。
場所にもよるのですが、フクジュソウが一輪咲いていたすぐ後ろでは、まだかなりの残雪が・・・。
雪が融けたところから順番に芽を出して咲きあがるのですね。
後ろの雪の下で眠っているフクジュソウも雪が融ければ目を覚ますはずなので、まだしばらくは花を楽しめるということでしょう。
輝くばかりの黄金色の花の横に雪が少し残って・・・・
この株は見事な花つきでした。
その見事な株の周囲に、後からやってこられた男の方たちが雪を持ってきて、雪の中で咲くフクジュソウを演出しました。
「山登りにはこんな遊びも必要だよ」と仰ってました(^_^;
春の陽射しの中、気持ちよさそうに咲くフクジュソウ・・・
しばらくフクジュソウを楽しんだ後、出発しようとして、ストックを置き忘れていたことに気づき、取りに行こうとしていたら、見覚えのある方にお会いしました。
一昨年の寒風山でお会いしたKさんです。
去年の春に鋸山にカタクリを見に行ったときに再会して以来、3度目の出会いですね。
しばらく立ち話をした後、Kさんも私たちと一緒に登られることになりました。
亀足の私たちといっしょでは申し訳ないのですが、旅は道連れですよね。
周囲はまだ芽吹きも始まってない冬枯れの林ですが、この日は暖かい陽射しのおかげで、登っていると汗ばむほどでした。
↑の方など、すでに半袖姿ですね。
茶色一色の景色の中を歩いていきます。
でも、空が青いので、気持ち良いことこの上なしです。
平坦な道は終わり、ここからは急坂の登りとなります。
8年前はここまでしか来てないので、ここから先は私としては初めての道となりました。
杉林の縁を、汗をかきかき登りますが、谷から吹き上げてくる涼風が心地よいほどです。
あまりの急登に喉が渇くので、お茶休憩をします。
杉林の中にもところどころ、残雪が見えるようになりました。
この日は気温が高くなりそうなので。アイゼンは車に置いてきたのですが、さて、雪の具合はどうでしょうか?
雪は残っていますが、アイゼンの必要はありませんでした。
この辺りが西寒峰に向けての最後の登りとなるようです。
10時36分、西寒峰に着きました。
先客の方たちもおられて賑やかです。
ここで軽く休憩を取ることになりました。
木々の枝がちょっと邪魔ですが、三嶺方面が見えています。
山頂からの展望が楽しみですね。
西の方角には雪の残った山々も見えるのですが、どうやら石鎚山系か赤石山系の山だったようです。
こちらは剣山と次郎笈です。
次郎笈だけは登り始めて間もなくから見えていたようです。
矢筈山方面も雪が残っていて、こういう山を眺めながらの歩きもたまには良いものですね。
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