一味違う京都散策へ、その7、泉涌寺と東福寺を見学
この日の歩きでは泉涌寺と東福寺の見学は外せないと思っていました。
どちらも行ったことのないお寺です。
東福寺は名前ぐらいは知っていましたが、泉涌寺は京都トレイルのコースを調べるまでは名前すら知らなかったお寺でした。でも、どちらも広大な敷地を持つお寺で、外国人観光客も少なくて、私としては訪れて良かったと思えるお寺でした。
先ずは泉涌寺の門をくぐります。
↑泉涌寺の門をくぐって境内に入ると、下り坂になっていて、その向こうに大きな建物が建っています。
↑これがその建物で、説明板に「仏殿」と書いてありました。
皇室の菩提所となっているお寺で、そのために周辺には御陵が多いのですね。
坂道のわきに見えているのは水屋形。
ここに泉が湧き出ているそうです。
桜が咲いているのが見えたので、惹かれて行ってみると、タチツボスミレもぽつぽつと咲いていました。
丁度、山を切り崩して境内との境になっている場所で咲いていて、目の高さなので撮影が楽でした。
咲いているこの桜はソメイヨシノではなかったですが、山桜の一種でしょうか。
こちらはヤマザクラですね。
大木でした。
いろいろな桜が植えられているようで、満開の頃はさぞやと偲ばれます。
おびただしい数の蕾ですね。
次は東福寺に向かおうと、泉涌寺の門を出たところ、ハイカーの方たちを見かけました。
もしかしたら、京都トレイル歩きの方たちだったのかもしれません。
私のほうは?と言えば、東福寺に向かうために元来た分岐の方へと引き返しました。
時刻は14時25分です。
途中で、ニワトコの花を見ることができました。
いつもは四国の山の中で見かけますが、今年は京都のお寺の近くで見ることになりました。
ここが東福寺への分岐です。
坂を下って行くと、真正面に京都タワーが見えてきました。
そういえば東福寺って京都駅から近かったような?
↑東福僧堂と書いてありますが、この門は立ち入り禁止となっています。
東福寺の敷地のようですが、門まではぐるりと回るようです。
東福寺も敷地が膨大で、周囲の道路を歩いているだけでその広さが実感できます。
↑綺麗な橋が見えてきました。
この橋が有名な通天橋と言うそうで、時代劇のロケにも良く使われるそうです。
敷地内に沢が流れていて、その沢を渡るためにかかっている橋です。
沢のほとりにはモミジの木も多いらしく、モミジは芽吹きが始まっていました。
紅葉の時期は素晴らしいそうです。
そして、ここにも色の鮮やかなサクラが・・・。
東福寺の塀沿いの道にも桜のピンクが垣間見えて、何とも良い雰囲気です。
門から境内へと入りますが、特に拝観料は要らないようです。
ここも静かで観光客は少なめで良かったです。
↑本堂と三門です。
通天橋の通行とその奥の開山堂の拝観には拝観料が必要です。
これも芽吹きを始めた木々...
通天橋と苔むしたお庭を眺めるだけでも拝観料を払う価値がありますね。
奥のお庭も拝見したかったのですが、清水寺まで行くためにはゆっくりはしておれないので、再び、泉涌寺へと向かいました。
今度は違う道を通って泉涌寺へと向かいました。
京都の街は、いたるところにこういう道標があるので助かります。
真ん中にお地蔵さんがいるので、道が二手に分かれています。
泉涌寺のほうが山手にあるので、登り坂を登ることになります。
15時25分、再び、泉涌寺の門まで帰ってきました。
東福寺の往復と見学に丁度1時間かかった計算ですね。
泉涌寺の門から少し歩いたところには公明天皇稜などへの桟道の入口が見えました。
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