一味違う京都散策へ、その3、アオモジやスミレを見ながら
鷺森神社からの細道を辿るとやがて車道に出てきました。
この頃、小雨が急に降り始めてきたので、一瞬どうしよう?と思いました。
山歩きするつもりだったので、宿には雨具も傘も置いてありますが、朝のうちに下鴨神社だけに参拝する予定だったので、全部置いてきたのです。
羽織っていたウインドブレーカーのフードをかぶり、カメラにウインドブレーカーをかぶせて雨に当たらないようにします。
そんなときに後ろを振り向いたら、アオモジが見えたのです。
↑まさか京都でアオモジを見ようとは思っていなかったので、ほんとに意外でした。
じっくり撮影したかったのですが、雨が気になり、足早に曼殊院へと急ぎます。
また帰り道で撮影するとしましょう。
↑鷺森神社から車道へと出てきたところです。
車道沿いにもウメの花がまだ咲いています。
この辺りは山すそになるので寒い土地のようです。
おやこれは?
ムラサキケマンですね。
ムラサキケマンは粟島で1株見ただけでしたが、寒そうな京都でもすでに咲いているようです。
坂道を登って行くと、やがて曼殊院が見えてきました。
曼殊院は門跡寺院ですが、私が門跡の意味を知ったのはつい数年前のことで、14年ほど前にこのお寺を訪れたときにはその意味が分かってなかったと思います。
参拝したかったのですが、9時からとのことです。
時刻はまだ8時半なので30分待つのは勿体ないので、引き返すことにしました。
曼殊院まではずっと坂道を上がってきたのですが、駐車場のすぐ向こうに山が見えていて、この辺りが山麓になっているのがよくわかります。
来る道すがら、後を振り返ると、京都の町並みも良く見えたのです。
曼殊院の駐車場わきには珍しくサンシュユの植え込みがありました。
サンシュユって1株で植えてあるのは良く見ますが、こんな風にまとめて植えてあるのは珍しいですね。
来た道を引き返していると、こんな道標が目に留まりました。
圓光寺まで徒歩5分とあります。
駅まで帰るつもりだったのが、気が変わって、行ってみることにしました。
確か、圓光寺も14年前の秋に来ているはずです。
歩いていると、民家の裏山にアオモジが咲いているのが見えます。
撮影していると、ちょうどその家の方が出てこられて不審そうな表情をされるので、花の撮影をしていることを説明しました。
この木がアオモジと言う木であること、南方系の暖かい場所に多いことなど・・・。
そうしたら、その方は「この辺はめちゃくちゃ寒いところやで」と。
この日は前日に比べ10℃以上も気温が下がった日で、ほんとに寒かったのです。
アオモジの木を私が初めて見たのは10年ほど前のことで、その頃は検索してもあまりヒットしませんでした。ただ、九州に多いが、温暖化で徐々に関西でも見られるようになっているとあったのを今でも思い出しますが、実際、京都にまで分布が広がってるんですね。
それにしても、自分の家のすぐ裏にこんな花が咲いても、あまり気にも留められないんでしょうか。
私のように花の好きな人間だと、それが何と言う花なのかどうしても知りたくなりますが・・・。
これはオドリコソウの株?
まだ花芽が上がっていません。
道のすぐ横の石垣からタチツボスミレが咲いていました。
この辺りは造園業のお宅もあったりで、庭の綺麗な家が多かったです。
京都は観光客も多いので、普通のお宅でも綺麗にしているところが多いですね。
着きました・・・圓光寺。
私は何ということか、圓光寺を詩仙堂と勘違いしてしまっていて、圓光寺は詩仙堂のまたの名だと思い込んでいました。
詩仙堂=丈山寺なんですね。
14年前の秋にタクシーの運転手さんが回ってくださったお寺には詩仙堂も圓光寺も曼殊院もありました。
時刻は9時前でしたが、拝観できるようです。
ただ、受付にはどなたもいらっしゃらなくて、拝観料は竹筒の中に・・・。
住職様でしょうか、お庭で作業されているようでした。
お寺の庭にヒサカキの木・・・・納得できるような?
でも実際はあまり見たことないように思うのですが・・・。
迎え花にはクリーム色のツバキでしょうか。
掃除が行き届いていて、朝一番だったからか、とても清々しい気持ちになりました。
緋毛氈の敷かれた縁側を通して、座敷を眺めます。
秋にはお庭は真っ赤に染まるんですね。
14年前に、この光景を眺めていますが、その時の画像はパソコンのリカバリーをしたときに消えました。ほんとに残念です。
床には椿と桜が生けられていて、素敵でした。
掛け軸には達磨大師のお顔が描かれています。
こういう床飾りはなかなか拝見する機会がないので、貴重な機会です。
朝早かったせいか、他には誰もいなくて、凛とした空気が漂います。
秋には真っ赤に染まるお庭には今は芽吹き前の木々が・・・。
これは山で眺める光景ですね。
日本のお庭は、山の自然を模したものと言うことが良く感じられます。
お庭を眺めている間に、女性がやってこられて迎え花の椿を入れ替えておられました。
よく見ると、ここは水琴窟なんですね。
とても良い音色が聞こえてきました。
ゆっくりしていたいのですが、宿のチエックアウトが10時なので、いったん宿に帰らねば・・・。
白川通りの方へと下っていると、トラクターがゆっくりと通り過ぎました。
この界隈には有名なお寺もあるけれど、周辺には畑もあるということなんでしょうね。
この後、バスで宿まで帰ったのですが、宿に着いたのは10時5分前と、ぎりぎりセーフでした。(^_^;
朝だけでも、この日は軽く5km以上歩いたのでした。
こんにちは。これは見事なアオモジですね。当方で唯一見られていた樹がついに枯れてしまって今は見ることができません。こういう大きな樹を見てみたいです。
ところで、サイトのURLを変更されましたね。ブックマーク登録から行き着かず、少々、慌てました。
投稿: 多摩NTの住人 | 2015-04-02 13:09
多摩NTの住人様、こんばんは。
アオモジ、京都でも見てきましたが、もちろん地元の香川でも見てきています。
なかなかアップがおいつかずにまだアップ出来てませんが・・。
だけども、今回は京都の比較的寒い地域で見られたので、ずいぶん参考になりました。
もともとは九州などの暖地に多く見られたそうですが、京都のものは栽培されている木から
種が飛んで広がったことも考えられますね。
そちらのアオモジは枯れてしまったんですか?
それは残念でしたね。
URLのこと、申し訳ありませんでした。
わざわざ有料のブログにしてあるのに、ドメインが変わったりするのはほんとに困ります。
これからもよろしくお願いいたします。
あ、そうそう、今日はカツラの花を見てきましたよ。
御ブログで拝見しなかったら、カツラに花が咲くなんて思いもしなかったところでした。
投稿: keitann | 2015-04-02 23:51
私もしばらくつながらなくて、
メンテナンスにしては長いなと思ってたところでした。
とりあえず、一安心です(^^ゞ
投稿: 加納@新潟 | 2015-04-07 21:43
加納さん、こんばんは~。
かなり前にドメインが変わるという知らせがあったのですが、その割に
さっぱり変わらないと思っていたら、今頃になって不意打ちみたいに
変わりました。
前もって通知しておけば良かったですね。
ご心配おかけしました。
投稿: keitann | 2015-04-07 23:05