イワウチワ満開の伯州山&岡山森林公園、その5、本谷コースへ
山頂では少し早かったのですが、お昼ご飯にしました。
何しろ朝の出発が早かったので、11時前でもお腹は空いています。
山頂では鳥取から来られたグループの方が直ぐ後に登ってこられたので、いろいろと話が弾みました。私たちが四国からだというと、ずいぶん驚いておられました。
石鎚にいつかは登りたいと仰るので、最初の登りと言うことで表参道コースをお勧めしました。
そのうちに岡山市内の若い男女のパーティーも10人ほど登ってこられ、山頂が賑やかになったので、私たちは下山することにしました。
山頂から下り始めたのは11時13分のことです。
伯州山だけならのんびりと山頂でお昼寝でもできますが、何しろ今回も欲張って岡山森林公園まで足を伸ばす予定です。
眼下に避難小屋がまだ芽吹き前の木々の間から透けて見えるのが楽しいですね。
山頂に着く前はうっすら曇ってきていたのが、山頂に着いたら途端に晴れてきて、下山を始めた頃には↑のような真っ青な空となりました。
嬉しいことにこの陽射しでミヤマカタバミが小屋の周辺で咲いていました。
毎回、この辺りで見ています。
小屋まで下ってきたら、稜線を登った来たのと反対の東の方角へと歩きます。
すらりとしたブナが並んだ気持ちの良い稜線です。
登山道は以前より整備が進んだ感じで、道幅が広がっていました。
その道の傍らにまだ出てきたばかりのフキノトウが2株。
Pさんがお土産に摘んで帰ることに・・・・
東の方角を眺めると、山肌には結構な残雪が見えています。
いつもだと山肌には山桜のピンクが見えるのですが、今年は雪が多かったか、それとも訪問の日が早かったからか、山桜は山麓までしか咲いていないようです。
東の方角を眺める2人・・・
中国地方の山はほんとになだらかです。
稜線を10分ほど歩いたら、今度は急降下です。
ここからは急な階段になっています。
階段を下ると、山頂はもう見えないので、最後に山頂を振り返りました。
山頂周辺はまだ芽吹きの色が見えませんね。
高さの幅があり過ぎて下り難い階段を、転倒しないように注意しながら下ります。
階段の途中で、白花のサンインスミレサイシンが咲いていました。
今回は山歩きの途中でスミレを見かけることがほんとに少なかったです。
桜もまだ咲いてなかったのですから、スミレも遅いはずですね。
↑ミヤマカタバミは固まって咲いていて、喜ばせてくれました。
エンレイソウも階段の途中で見かけたものです。
階段下りだけで50mほど一気に下った後は普通の山道となります。
登山道の法面ではここでも綺麗なイワナシが見られました。
お二人のイワナシ撮影風景。
春の光が降り注ぎ、何とも気持ちの良い歩きです。
下り道でもブナに花が咲いていました。
やっぱり今年はブナの豊作になりそうです。
毎回、こちらの本谷コースは雪が少し残っているので、少し心配していましたが、案の定、雪が残っていました。
けれど歩くのに差しさわりのある雪ではありませんでした。
タムシバを下りのコースでも見かけました。
登りではイワウチワが多かったですが、こちらのコースはオオイワカガミの葉が多かったです。
花の時期には少し早いらしく、かろうじてこんな花芽が見られただけです。
クロモジの花もまだ初々しいですね。
ブナは芽吹きの始まってない木もありますが、↑のように新緑と言って良い状態の木もあります。
今まで来たときと比べると、芽吹きが早いと感じました。
やがて、傾斜が緩やかな場所まで下ってくると、もうすぐ林道に出るはずです。
林道に下ってきたのは11時54分でした。
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