山好き、花好き

↑私だけが沢のすぐ横まで下りて、眺めを楽しみます。

↑涼しいと言っても汗はそれなりにかいているので、水分補給は重要ですね。

私もこの日はポカリを凍らせたのを持参して、最初はそれを飲みます。

今までの山行で、熱中症になった後輩、山友達を二度も見ています。

天気の悪い日は、この場所は薄暗くてシャッターがなかなか下りませんが、この日は何とか撮影できるようです。

いつ来ても緑に癒されます。

この後、８時１３分に出発します。

分岐までやってきたら、さきほどウリノキの花のことを教えてくださった単独の女性を見かけました。

どうやら右股と左股とどちらに行こうか迷っていた様子。

「タカネバラを見るなら右股がいいですよ」とアドバイスします。その後、やっぱり右股を行かれたようです。結局、この方とは抜きつ抜かれつで、トラバース道に出る頃までご一緒しました。

自分自身、良く単独で登ってるくせに、「単独の女性は珍しいな～」などと思うのですから、これが自分のことは棚に上げて・・・というやつですね(＾＿＾；

右コースを登り始めて直ぐに咲いていたコナスビです。

そういえば、今日も飯野山でコナスビを見かけたのですが、低山でも見かける花ですね。

３年前にマムシを目撃した場所もなんとか無事に通過したら、綺麗な水場に差し掛かります。

流れ落ちる水の量が半端ではなくて、こっれはもう滝と言って良いでしょう。

この場所でいつも眺める東光森が、梅雨時らしく霞んで見えています。

滝を上から眺める…そんな光景が大好きです。

私たちと入れ違いに、若者のパーティーが登っていきました。

最近はちょっとした山ブームなのか、四国の山でも若者を良く見かけて、ちょっと嬉しいですね。

少し上手には、沢が織りなす光景が見えて、ここも毎年足を止める撮影ポイントです。

渡渉点の手前に咲いているのはコゴメウツギです。

咲いているのは、今年初めて見たかも・・・・。

↑渡渉点の様子。

雨が降ったのは二日ほど前なので大した水量ではありません。

４年ほど前の槍ヶ岳の下りで、ふくらはぎまでの水位の沢を渡渉しましたが、流されそうになる２歩手前でした。

それに比べたら、この渡渉点は土砂降りの後にも渡ったことがありますが、流されそうになるという恐怖はなかったです。足が水に浸かるだけのことです。

最近はダブルストックを持つようになったので、渡渉はうんと楽になりましたね。

私たちが渡渉を終える頃、対岸を若者たちが下ってきました。

先ほど、入れ違いに登って行った若者のグループですが、どうやら道を知らなかったようです。

沢を渡るようにと教えたら、私たちはどんどん進みます。

渡渉点以後は長い植林歩きになります。

右コースではここがいちばん単調で面白くないところですね。

でも、これを我慢したら、後はお楽しみのタカネバラが待ってます。

↑この辺で毎年見ているはずのオオバアサガラを探していると、今年はほかの木の向こう側で咲いていて、撮影ピントを探すのに苦労しました。

９時２０分ごろ、二度目の渡渉点につきました。

ここで休憩を取ります。

沢のすぐ横に生えているヤブデマリは今年もすでに花が終わっていました。

そのすぐ上のシャクナゲも咲いた気配がありません。今年はどこのシャクナゲも裏年だったんですね。

９時２８分、歩きはじめようとしたら、後からご夫婦連れの方が登ってきたので、先に行っていただきました。

ここからがタカネバラの撮影ポイントなので、私たちは撮影に時間を食うに違いないですから・・・。

↑先に行っていただいたご夫婦連れの方は、Ｒさんをご存じの方で、春には国見山でもお会いしたそうです。

やはりタカネバラがお目当てだったようですね。

９時３７分、最初のタカネバラの花に会えました。

とはいえ、ここで最初の１株が咲いてますが、この後しばらく間が空きます。

私たちのすぐ前を歩かれているご夫婦連れの方です。

この辺りはすでに、岩は東赤石特有の赤っぽい橄欖岩になっています。

足元にアサマリンドウの株が見えるのでちょこっと写しました。

アサマリンドウの周りでツルが見えますが、これはツルリンドウ・・・。

２種類のリンドウがありますが、東赤石にはアサマリンドウもツルリンドウも普通のリンドウもたくさん咲きます。ここ数年、秋に来てませんが、たまには秋にも来てみたいですね。

後を振り返ると、Ｒさんたちが登ってきていますが、この頃になるうと陽射しが少し出てきました。

雨覚悟で登り始めた割には、思いがけず良い展開になってきました。

フジイバラも見え始めました。

バラたちの葉っぱが滴を纏って、とても良い感じです。

↑こちらの赤っぽい蕾はシモツケの蕾で、開花まではまだ１０日ほどかかりそうですね。

でも、蕾もなかなか綺麗です。