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2015-07-08

東赤石でタカネバラを楽しむ、その7、権現越の青空とこの日見た花

トラバース道のタカネバラも皆で、思い思いに撮影します。

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橄欖岩をバックに咲いている飛び切り美人の株を、皆で囲んでまたまた撮影会でした。

いつもは一人で歩くことが多いこのコースですが、こうしてお喋りしながら歩くのもまた良いものですね。

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まぁ・・・ホソバシュロソウが早くも咲いていました。

これって、オトメシャジンの頃に良く咲いている花だとばかり思ってましたが・・・。

今年はやっぱり何もかもが早く咲きだしたようです

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シコクギボウシの一際紫が濃い蕾も、あと1週間もすれば咲きそうな雰囲気・・・・。

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白骨輪が辺りに見えてくれば、稜線伝いの道と合流するのも、もうすぐですね

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先ほどは少し晴れていたので、権現越で晴れるかと楽しみにしていたけど、またもやガスが流れてきました。

でも、何度もこの時期の権現越を歩いている私も、青空は一度も見たことないのですよね

P6219703シライトソウの向こうにもタカネバラのピンクが見えて・・・・

P6219705イワキンバイがここでも咲いていました。

この辺りは陽射しを遮るものがないので、何もかもが早く咲きます。

P6219706稜線の北側から、またガスがどんどん湧いてきます。

P6219708ぼんやりガスに覆われてますが、遥か下を覗き込むと、私たちがこれから下って行く床鍋の最終民家が見えています。

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トリミングしてみます

皆に、あそこまで下って行くことを説明すると、一様に「え~、あんなに?」と驚きます。

そうなんです、東赤石は登るのも長いけど、下りも超ロングです。

P621970914時23分、稜線伝いの道と合流しました。

ここまでくれば、権現越ももうすぐ・・・。

P6219722権現越すぐ手前の下りでは今回もアザミが咲いていて、通過するときは気を付けないとチクチクします。

Rさんこの日は膝から下は生足だったので、痛かったのでは??

↑でも、権現越が近くなるとカノコソウが咲いています。

P6219724

ようやく権現越到着です。

時刻は14時57分。

早出したけれど、やっぱり下山は17時を回りそうですね(^_^;

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辺りはやっぱりガスが出てきて…雨に降られなかっただけ良しとしなければ・・・・

ここで、行動食など少し食べます。

まだ長い下りが待っていますからね。

先客の男性が一人いらして、「何とか晴れないかと待ってるんですけどね」と。

内心、無理だろうな・・・・と思っていたのですが・・・

あらら・・・

P621973215時を過ぎたら、青空が見えてきました。

いや~、権現越で青空を見たなんて初めてのことです。

P6219739慌てて立ち上がるPさんとRさん・・

ガスが見る見る間に上がっていきます。

去年の乗鞍山頂を思い出しました。

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青空バックのカノコソウを撮るなんて初めてのことでした。

青空にピンクが映えますね。

P6219748激写中のお二人さん・・・

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紺色のウエアを身に着けた先客の男性権現山方面に登っていかれました。

鉄塔コースで下られるのかな?

P6219752姿が見る間に遠ざかっていきます。

絵になる光景でした。

ほんとは私たちも鉄塔コースを下る予定でしたが、この登りを見ると気持ちが萎えてしまいました(^_^;

ちょっとでも楽しようということで、登山道を下ることにします。

P621975715時8分、長い下りの始まりです。

↑権現越で咲いていたコメツツジ・・・。

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権現岩方面を振り返っても、まだ青空でした。

下山途中はあまり撮影することもありませんでしたが・・・

P6219767渡渉点です。

P6219768渡渉点から少し下った場所の木の橋は以前から崩れ落ちかけてましたが、今年は完全に落ちてました。

P6219769この日は数日来の雨で石が極端に滑りやすくなっているので、大事を取ってかなり下の方を巻きました。

P621977016時10分、私一人の時は一気に下ることが多いのですが、Rさんは2週間ぶりの山歩きでお疲れのようだったので、最後の休憩を取ります。

↑休憩場所で見かけたのはどうやらヒメコウゾかな?

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この後、しっかりした金属製の橋を渡ると、あとは四国電力の保線路ですから道は歩きやすい道となります。

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エンレイソウの実がなっているのは、この場所では何度も見ています。

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やがて、長い長い植林帯の道となりますが、こういう単調な道はやはり大勢で歩くとあまり長く感じないので良いですね。

P621978517時14分、やれやれ、ようやく下山口に下ってきました。

早出したけど、やっぱり下山時刻はそれほど変わりませんでした。

P6219786下山口で咲いていたのはウツボグサ・・・

P6219788今シーズンはなぜか撮りそびれていたスイカズラの咲き残りの花も撮影します。

P6219789さすがに長時間の下りで少し痛む足を引きずりながらの車道歩きでは、朝方に見かけてチエックしておいミヤマフジキ(ユクノキ)の花を望遠レンズで撮影しました。

対岸のずいぶん離れた場所で咲いていたので帰宅してモニターで確認するまでは、これがミヤマフジキかどうか確信が持てませんでしたが、↑のようにミヤマフジキで間違いありませんでした。

車道歩きを30分弱した後は、Pさんがコーヒーを皆に入れてくれたので、ほっと一息つくことができました。

毎年のように歩いているロングコースですが、何とか自分の体力を確認できてほっとした次第でした。

タカネバラはまずまず良い時期に行くことができ、RさんやPさんにもタカネバラの綺麗な時期に見てもらえて良かったです。

Aさんには私たちの長い長いのんびり歩きにお付き合いいただき、ほんとにありがとうございました。

最後に、この日見た花をアップしておきます。

P6219761このコース取りでも見られるオオヤマレンゲです。

多分咲いているだろうと思いましたが2~3輪咲いていてほっとしました。

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ジガバチソウはいつもと違う場所でも見かけてほっとしました。

でも、いつも見ているランでも見られなかったものもありました。

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イヨハンショウヅルと思われます。

赤石山系ではところどころで見ることができます。

P6078838↑6月7日に大山で見ることができたハンショウヅルです。

今年は四国と本州のハンショウヅル2種を見ることができました。

P6219696キソチドリも数株見られました。

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キソチドリのマクロ画像です。

他の山では花の少ない時期ですが、東赤石はさすがに花の百名山だけあって、いろいろな花を見ることができ、きつい山ですが魅力たっぷりでした。

コメント

今年も東赤石山を楽しませていただきました。
こうやって、毎年keitannさんがアップしてくださるので、私の東赤石山の思い出が鮮明によみがえってきます。
ああ、あそこで休憩したんだ、あそこでオオバアサガラの花を見かけたんだ、タカネイバラは変わりなくたくさん咲いているんだな、シライトソウの続く登山道も。
私の中では東赤石山は、2000m以下の山の中では花の多い山の上位に入るでしょう。
これからも同じように咲き続けて、私たちを待っていて欲しいですね。
また登りたいと思っています。

noiさん、こんばんは。

一緒に東赤石に登ったのも、もう5年ほど前のことになるでしょうか。
娘が結婚する前でしたから、もっと前かも?
あの時も、今回と同じコースでずいぶんなロングコースでしたが、歩き通された
noiさんにさすが~と思いましたよ(^_^;

花が咲いてないととても歩けないと思いますが、そうですか、また登られるお気持ちが
あるんですね。
では、私の方も何とか体力維持をしておきたいですね。

keitann様 こんにちは
この時期の山は、暑くて閉口します。
山岳景観が優れない場合、雨さえ降らなければ、ガスが掛かっているほうが、涼しくて却ってしのぎやすくて、歩きやすいとさえ思ってしまうほどです。
しかし、そういう中を、この季節に、帽子かぶらずに歩かれる方がいるとは驚きました。
小生でしたら熱中症になって、立ってはいられないことでしょう。

予定していた花たちに、あらかた出会えたようで、納得のいく山行になったのではないでしょうか。

この記事の中で、ユクノキの花は、初めて見ました。
小生の地方にもこの木はあって、大木を見てはいるのですが、未だ花を見たことがないのです。
それからオオヤマレンゲは、いつもうらやましく見ています。

ラン科ツレサギソウ属は、区分けが難しいですね。
生育環境から見ると、小生的にはヤマサギソウに傾きましたが、苣の形状や側花弁の張り出し方、鱗片葉の付き方など、キソチドリとの区別がつかなくなってきています。

先日三河の山を歩きましたが、この花姿には何度か出会っていますが、いまでも区分けに大いに悩んでいるところです。

keitannさん、こんばんは。

東赤石ロングコースお疲れ様です。
数え切れない程の山野草に出逢えたのでそれ程疲れも感じなかったでしょうか?

当方が初めての(一回切りですが^^)東赤石にお邪魔した時も瀬場から床鍋への周回ルートでした。
この時、お互い知らずに山頂でお会いしたのがreikoさんでした。もう、9年前の事です^^)
その後、奇しくもreikoさんのお花友達のkeitannさんとも伊吹山レポの投稿からネッ友ですね。

久し振りに当方の古いレポを見てみると後半の権現越からのレポが未完成でした。
もう古過ぎて、今更思い出せもしません^^)

ぶちょうほう様、こんばんは。

昨日ぐらいから急に暑くなりましたね。
私も今日の夕方、里山にユウスゲを見に行ったのですが、夕方でも登りの時に
暑さがこたえました。ほんの15分ほどの登りなんですのに・・。
帽子はこのときご一緒したお仲間は皆、もちろんかぶってらっしゃいましたよ。

予定していた花には、ほんとは一種類だけ会えなかったのですが、そういうときも
あるということでしょうね。
主な目的だったタカネバラが綺麗だったので、その意味では満足できる山行でした。

ユクノキの花は数年前にはもっと見事なのを見ているのですが、今回は途中で止まる
ことをしなかったので、車道歩きで見ただけでした。
この時期はクマノミズキなど他にも白い花を咲かせる樹木が多いので、見分けるのが
一寸大変です。
オオヤマレンゲはこれで連続3週見られたのですから、今年もまずまず良く会えた方です。

ヤマサギソウ・・・画像のもの、もしかしたらヤマサギソウだったかもしれません。
嫌に花つきの良いキソチドリだなとは思いましたが、それまでに数株あったのはキソチドリ
だったので、思い込みだったのかも知れませんね。
この仲間は花をマクロレンズでしっかり撮影しないと見分けが難しいですね。
次回会ったときはヤマサギソウの可能性も考えて、いろいろな画像を撮らなければと
反省しています。

k2さん、こんばんは。

いろいろな山野草に会えたのは嬉しかったのですが、このコースはやっぱり最後は
かなり足に来ますね。
今まで結構堪えたのは白馬山荘~朝日岳の歩きで、あの時は小屋の階段を登るのに
手すりにつかまらないと登れないほどへとへとでした(^_^;
9年前に、このコースを歩かれたのですね。
神戸からおいでになってこのコースを歩かれるなんてすごいですね。
しかもその時にreikoさんに会われたとは奇遇でしたね。
私は9年前にはまだこのコースは歩いてなかったと思います。
伊吹山と言えば、私が伊吹山に登った時もユウスゲが咲いていましたが、ちょうど
今日、今年初めてのユウスゲを見てきたところです。
権現越からの下り、ルートがわかり難いところがあるので、初めて歩く人は苦労すると
思います。
私も最初は単独だったこともあって、ちょっと苦労したコースです。

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