ササユリの花を見に泉山へ、その3、アカモノの実
一寸展望がひらけた場所に出たら、そこにもササユリが咲いていました。
近寄ろうとしたら、大きなヘビがいて、思わず後ずさりしてしまいました(^_^;
その後、ヘビが草むらの向こうに消えたのを確認してから後ろを振り返ったら、アカモノの実がたくさん実っていました。
↑いっぱい実っているアカモノの果実。
アカモノって花は良く見るのですけど、果実の時期には西赤石にはもう登らないし、北アルプスにも花の時期にしか行かないのです。
昨日は大山でアカモノの果実をたくさん見かけたので、1粒だけ食べてみましたが、酸っぱかったです(^_^;
一際ピンクの濃いササユリも登山道には咲いていて・・・・
身を乗り出すように咲いていた2輪のササユリ。
やがて登山道は再び樹林帯の中を歩くようになります。
ツルリンドウの葉が大きくなっていて、花も後2ヶ月ぐらい経つと咲き始めるのではないでしょうか。
反射板が見えてきたので、この反射板の近くで最初の休憩を取ることにしました。
時刻は10時14分。
歩き始めから1時間以上経っているので、水分補給したほうが良さそうです。
草の上に座る時にも、ダイセンキスミレが多いので、キスミレの葉を敷きつけてしまわないように気を付けて座ります。
果物など食べながら、行く手を見てみます。
緩やかな尾根伝いに道がついていますが、今年は草刈がされていてひじょうに歩きやすかったです。
3年ほど前に来たときには、草が登山道の両側に生い茂っていて、草をかき分けながら歩いたところもあったような?
私の推測ですが、ササユリが咲き始める前には間違ってササユリの花芽を刈ってしまったらいけないので、花が咲いてから草刈してるのかな?と思いました。
10分ほど休憩した後、再び、尾根通しの縦走路を歩きます。
誰にも会わない静かな道なのですが、後の方から草刈り機の音だけが聞こえるので、先ほどの作業のおじさんたちが草刈しているのだなと思うぐらい・・・。
3年前に来たときにはあちこちで団体の方たちにすれ違ったものですが・・・・
縦走路沿いにもエゾアジサイと思われるヤマアジサイが咲いています。
因みにエゾアジサイはヤマアジサイの変種だそうで、日本海側の積雪地帯に多いそうです。
ガスが切れたかと思えば、また湧いてきて・・・・こんなことの繰り返しですが、幸い、雨だけは降りません。
鮮やかない色合いのヤマツツジもまだ綺麗に咲いてました。
こちらはまたまたエゾアジサイ・・・。
道は再び、登りにかかりました。
たしか、この辺りがロープ場で、振り返ったら「泉山」の文字が浮かんでいるはず・・。
草刈をこの前もしたそうで、文字がくっきりと見えますね。
それにしても、中国地方の山は山と言うより丘と言うのがふさわしい山容ですね。
ロープ場を登っていきます。
讃岐の里山を思い出しました(^_^;
私が下を潜り抜けたロープをPさんはこともなくまたいでいきます。
足の長さが違うんですね(^_^;
ところが、この後、私のウエストポーチからカメラのレンズが転がり落ちて、10mほど転げ落ち、冷や汗ものでした。その前にレンズ交換した際に、どうやらウエストポーチがきちんと閉まってなかったようです。
慌ててレンズの後を追っかけます。
幸い、レンズには特に不具合はなくて、ほっとしました。
Pさんの後ろにも「泉山」の文字が見えています。
ちょっと見ごろを過ぎたようなオオナルコユリ・・・。
道はまだ緩い登りになっていて、この場所ではササユリが一気に4本もお目見えでした。
歩くにつれて、だんだん本数が多くなってきました。
こちらも綺麗な色で咲いている2輪・・。
花弁の色合いがピンクで、シベはオレンジ色なんですね。
どちらも派手な色合いですが、それでいて妙にマッチしています。
自然界の色の組み合わせって素晴らしいと思います。
この白い花は?
たぶんクロヅルの花ですね。
8月ごろになると、花が終わって赤い翼果のほうがまるで花のように綺麗で目立つツル性植物です。
この頃になると、ササユリの花が道沿いにずいぶん多くなって、それでも見るたびにキャーキャー騒ぎながら歩きます。
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