赤石プチ縦走を試みるも・・・その2、沢の水量は豊富
梯子場を登り切って、尾根をぐるっとまわりこむと、休憩場所はもうすぐです。
沢の近くの休憩場所までは少しだけ下るのですが、雨の多い時期は良く滑るので、気を付けて下らねばなりません。
↑いつも2度目に休憩を取る沢のほとりに着きました。
時刻は7時44分です。
瀬場谷で私たちと入れ替わりに出て行かれた単独男性の方が、休憩をされていましたので、どちらからおいでになったのか尋ねてみたら、岡山からだそうです。
東赤石には初めてだそうで、権現越下るのは大変ですか?と尋ねられたので、道が少しわかりにくい旨をお話ししました。
沢のほとりでは地味な花…ツリバナの花が咲いています。
少し移動して、日当たりのよい場所では、同じツリバナが早くも実をつけていました。
今年は雨が多いので、岩の上も苔がびっしりついています。
先ほど休憩した瀬場谷ではアワモリショウマの花が終わっていたのが、ここではまだ咲いています。ほんの300mほど登っただけで、花の状態が違うものですね。
一足先に登っていかれた岡山の男性から5分ほど遅れて、私たちも出発します。
時刻は9時丁度です。
この調子なら山荘には10時半には着きそうですね。
↑歩き始めた途端にウツギのような花が咲いているのが目に留まりました。
これもコウツギでしょうか?
ウツギとコウツギの相違点がまだ良くわかってないのですが、コウツギと言うのはウツギノ花よりかなり小さいらしいですね。
今の時点ではまだ疑問符付きですね。
来年以降、じっくり見比べてみたいと思います。
木製の橋を渡りますが、すぐ下を流れる沢はかなりの水量です。
今から橋を渡ろうとされるRさん・・・。
この頃から時折、小雨がぱらつくようになりましたが、まだ樹林帯の下を歩いているで雨具を着るほどではありません。このまま様子を見ることにします。
二度目の休憩場所からは、沢沿いにしばらく歩いていきますが、進行方向右手にはこんなちょっとした滝が見られました。
このルートも何度も登っていますが、かなり水量が多いほうですね。
沢のすぐ横にかけてある橋を渡る箇所に差し掛かりました。
振り向くと、PさんとRさんもこんな感じで歩かれています。
たぶんこの辺りは8月だったらイワタバコも咲くのではなかったかしらん?
淡いブルーのヤマアジサイが一輪咲いてました。
相変わらず、花は少ないですが、縦走時はそのほうが有難いかも・・・。
あれれ?
いつの間にこんなロープが張られたのでしょう?
少なくとも、この前このルートを通った時にはなかったように思いますが・・。
バイケイソウやトリカブトが咲く辺りに差し掛かります。
あまり綺麗ではないですが、バイケイソウが2株ほど咲いていました。
最終の渡渉点を8時49分に通過します。
渡渉点を通過したら、ここから先は沢を離れてどんどん登っていきます。
足元に小さな白い花が落ちていたので、もしや?と思い見上げると、やっぱりネジキでした。
一ケ月前に里山で嫌と言うほど眺めたネジキの花ですが、標高1400mでは今頃が花の時期なんですね。
花つきの良いコナスビも登山道で咲いています。
これはサワオトギリだと思っていますが・・・。
オトギリソウの仲間が咲きだすと夏ですね。
こちらはヤマトウバナでしょうか。
いつもイヌトウバナと、どっちだかわからなくなります。
東赤石独特の赤いヤマアジサイが出てきました。
いよいよ橄欖岩が出てくるようです。
良い山行ですね。
写真を見るだけで涼しくなりました。苔がたくさんありますね。
梯子怖そうです。
投稿: tkomakusa1t | 2015-07-26 06:09
komakusaさん、こんばんは。
予定通り縦走出来たら、良い山行になったのですが、風雨が強かったとはいえ
敗退したので、あまり褒められたことではないですね(^_^;
このときは下りでは雨に降られて稜線で風に吹かれたせいで、体が少し冷えました。
標高はそれほどないとはいえ、夏場でも天候次第では寒いこともありますね。
今年は雨が多かったので、石も梯子も苔が生えたりすると、滑って大変です。
投稿: keitann | 2015-07-26 22:39
keitann様 こんにちは
出発地点付近で眺めた朝焼けは色が濁っていましたね。
綺麗といえばきれいなのですが、やや不気味さを感じた次第です。
晴れても、雨で、風に吹かれても、山は山ですので、恨みっこ無しではありますが、それでも自分が行くときだけは・・・と特例を望んでしまいますね。
記事に出てくる画を見て、ブレを拾ったものが出てきましたので、光量不足の天候だったことが窺い知れました。
ブユなどに悩まされませんでしたか。
投稿: ぶちょうほう | 2015-07-28 15:04
ぶちょうほう様、こんばんは。
車をデポした場所から東に向かって走ったので、時間的に朝焼けが見られたのですが
一昨年の槍ヶ岳山荘で眺めた朝焼けのような感じではなかったです。
普段はあまり早起きではないし、我が家からは家が建てこんでいて、なかなか朝焼け
を見る機会がないです。
このときはまだ梅雨明けしてなかったのと、東赤石と言う山は殊の外ガスが出やすい山
なのです。他が晴れていてもこの山だけガスがかかっているということが良くあります。
それだけに高山性の植物が育つには良いのでしょうね。
ブヨはこのときはあまりいなかったのですが、その次の週の大山ではずいぶん多かったです。
投稿: keitann | 2015-07-28 23:13