9月末の高知花散策、その5、アサマリンドウ、ジンジソウ、棚田とハゼ干しの光景
このは初見の花を5種類も見られ、それもほんとに嬉しかったのですが、もう一つそのことの負けず劣らず嬉しかったのはアサマリンドウの素晴らしい光景を見られたことでした。
アサマリンドウは9月中旬にすでに標高の高い寒風山で見ていましたが、標高1000m辺りの山でも充分咲きますので、時期をずらすと低山で見られるのですね。
↑朝日が当たる時間帯だったからか、今までで見た中でいちばん綺麗なアサマリンドウだったかもしれません。
花の数も多く、丁度見頃の時期にドンピシャです。
バックのピンクはシコクママコナで、この山はシコクママコナもずいぶん多いのです。
トップ画像のと同じ被写体を、反対側から撮影したものです。
ふつうのリンドウも好きですが、アサマリンドウのライトブルーの色合いが何とも言えませんね。
この日は思いがけず、ジンジソウも見かけました。
この後も何度か山に登っているのですが、ジンジソウはその後見ていません。
沢沿いなどに四国ではよく見られる花ですけどね。
葉っぱがモミジのような形をしていて可愛いです。
ヒメコウモリソウはすでに綿毛になっていました。
これも珍しい花です。
高知は山地が多いので、棚田もあちこちにあるようです。
数年前に友人と一緒にドライブした時に眺めた棚田もこの近くにあります。
あのときは田植えの時期でしたが、今回はちょうど実りの風景でした。
去年は大雨のせいで、高知の新米は不作だったようですが、今年はこの様子なら豊作ではないでしょうか。
四万十方面へと移動しているときに見かけたハゼ干しの光景です。
香川のハゼ干し光景も、あちこちで見かけますが、ハゼがこんなに高いのは見たことないです。
ここのものは高さ3mほどにまで組んでありました。
いつも春先と初冬に良くドライブ散策に来ている高知ですが、初秋のこの時期は初めての訪問でした。それでも、いろいろと珍しい花が咲くことがわかり、四季それぞれ、やっぱり訪れたい高知ですね。
産直で美味しい野菜を買い込んだのは言うまでもありません。
keitann様 こんにちは
アサマリンドウが日を浴びてうれしそうに見えます。
ジンジソウも季節ぴったりの姿でしたね。
そして棚田風景は郷愁を誘います。
「ハゼ」は”はざ”(稲架)のことなのでしょうね、「ざ」音と「ぜ」音の入れ替わりでしょうか。よくある変化ですかね。
その棚の高さは普通ではないですね。耕地の有効利用のためでしょうが、作業時にやや危険を伴うようにも思えます。
しかし、そういうことは擱くとして、付近の素敵な鄙びた景観に見事に溶け込んでいますね。
投稿: ぶちょうほう | 2015-10-18 17:36
ぶちょうほう様、こんばんは。
たまたまこの日訪れた二か所のうち、最初に訪れた場所は朝日が当たる場所でした。
なので、アサマリンドウも申し分なく開き、日が当たって花弁が透けて綺麗でした。
ジンジソウも咲いたばかりの姿でしたね。
その後、まだジンジソウを他の場所で見てないので、良い時に見られました。
こちらでは稲を干す木組みのことをハゼと呼びますが、地方によってハザとかハサとか
いろいろらしいですね。
香川は木を3本立てて、横木を渡すというごくシンプルなハゼが主流ですが、徳島や
高知に行くと、この丈の高いハゼを良く見かけます。
上のほうなど、どうやって稲を掛けるんでしょうね。
2人1組で、稲の束をほうり上げるのかもしれません。
一度、様子をみてみたいものです。
子供の頃はごく普通に見ていたこういう風景が、今では珍しくて、見かけると車を停めて
つい撮影したくなりますね。
投稿: keitann | 2015-10-18 22:14