2015年秋、里山の果実いろいろ
秋は花だけでなく、実りの秋でもあって、野山では様々な果実も見られます。
食用になるものもあればならないものもありますが、そんな中、今年は初めての果実を見ることができました。
意外でしょうが、エビヅルの果実です。
エビヅルの果実はヤマブドウに似て食べると美味しいと聞いていました。そんな折、その日ネットの某所で、エビヅルの果実は芳醇なワインのような味がすると書かれていました。
そのことを目にしたその日に、エビヅルを見たのでした。
↑センブリを見に行った山から下った後で、フェンスに絡まっているのを見つけました。
これはエビヅルに違いないと早速お味見したら、ほんとうにブドウの味でした。
葉っぱの方も秋らしい色に染まっていました。
来年からはこの場所でエビヅルの果実を収穫できそうですね。
アケビも4個収穫です。
小葉が3枚なのでミツバアケビの果実ですね。
まだ果実が割れてなかったのですが、手で割っていただいたところ、甘くておいしかったです。
センブリの中にミツバアケビの果実を置いたところです。
食べられる果実と言うことで、こちらはシャシャンボです。
シャシャンボの果実を意識して見始めたのは、私としては結構最近のことで、3~4年前のことです。たぶんそれまではこれがブルーベリーの仲間だとはとても思えなかったです。
葉だけを見ると常緑なので、なんとなく食べられる果実の木と言う雰囲気がしないと思い込んでいました。
もう5年ほど前の冬場のこと、メジロがシャシャンボの実をついばみに来ていて、それで調べたのがシャシャンボの木を知るきかっけでした。
一昨年の冬場の歩きでは私自身が果実をお味見して、美味しかったのを覚えています。
今回は時期がまだ早かったようで酸っぱかったですね。
酸っぱいと言えばナツハゼの果実もまだ酸っぱかったです。
これは今年は果実酒をいただいて、美味しくいただきました。
↑こちらは食べられない果実でソヨゴの果実です。
香川の里山にはソヨゴが多いのです。
ゴンズイの果実も真っ赤なサヤが弾けて黒い果実が出ているところがユーモラスです。
綺麗な果実ですが、食用にはならないようです。
葉柄があったのでミヤマガマズミだと思いますが、酸っぱい果実は果実酒には良いみたいです。
葉に葉柄がないのでコバノガマズミですね。
紅い果実が綺麗です。
こちらは別の場所のコバノガマズミです。
サルトリイバラの果実はリースには良いですが、これも食用にはなりません。
これもこの山では初めて見かけたツルアリドオシの果実です。
シナアブラギリの果実です。
シロダモは赤い果実と黄色い花を一緒ん見られる時期もありますが、今年は花はまだのようでした。
↑こちらは草本ですが、カラスノゴマです。
株全体も種サヤも赤く染まって綺麗でした。
keitann様 こんにちは
秋の実りが盛りだくさんですね。
一昨日に三河の山を歩いてきましたが、この中で共通するのはソヨゴだけでした。
ガマズミの実なら気を付けて探せばきっと見つけられたのでしょうが、”うっかり八兵衛”でした。
こちらで、シナアブラギリの果実は初めて見ましたね。
ところでエビヅルですが、小生が見るのも同じような場所で、菱形に編まれた金網に絡んでいるのです。
アケビは三河でもミツバアケビが優勢ですね。
シャシャンボは山ではなかなか気づきませんので、神社に見に行っています。
先日試食したところまだ酸味が強かったですね。ぼやぼやしていると野鳥に食べつくされてしまいそうです。
ナツハゼの実は残念ながらまだ食べたことはありません。かなりおいしいそうですね。
先日教えていただいたオオウラジロノキの実が落ちていないか探しながら歩きましたが、とてもかすりもしないようでした。
また、ケンポナシの膨らんだ枝も落ちてはいないかと探したのですが、とうとう見つけられませんでした。
サルナシはもう終わりでしょうか。秋が深まると楽しみがありますね。
投稿: ぶちょうほう | 2015-11-18 17:51
ぶちょうほう様、こんばんは。
↑の記事は10月下旬に歩いた山の記事で、その頃は木の実がもっとも見られる時期だった
ようです。
11月ともなると、木の実もかなり落ちてしまっているのではないでしょうか。
三河の山にはソヨゴも見られるのですね。
ますます讃岐の里山に共通したものが感じられますね。
ガマズミの果実は酸っぱいのですが、小鳥などがついばむのかもしれませんね。
晩秋になるとだんだん見かけなくなるようです。
シナアブラギリは花が綺麗で花の時期にはちょくちょくアップしますが、今回は果実に
目が留まりました。果実を割って中の種子を見ることはしませんでしたが、最近、こちらの
山地でも時折見かけます。
エビヅルは以前から見てみたいいと思っていたのですが、ようやく見ることができました。
食用になる木の実は見つけると嬉しいものですね。
ミツバアケビは少し荒れた山に多いそうですが、そういわれればなるほどと思うところが
ありました。とはいえ、普通のアケビもこちらでは多く見かけます。
シャシャンボはこちらでは海辺の山や低山で見かけるようです。
今年は初夏に花も見られたので、私の中ではかなり馴染みが出てきた植物ですね。
ナツハゼはかなり熟れないと酸っぱいですよ。
最近では高級な庭木になっているようです。
私にとっては父と一緒にキノコ狩りをしていた子供時代の思い出の果実かもしれません。
オオウラジロノキは珍しいようで私も一度でいいから見てみたいですね。
ヤマナシは見ますがケンポナシもまだ見てない果実です。
こうして考えると、果実の種類は相当ありますね。
投稿: keitann | 2015-11-18 23:08
こんにちは。
秋の果実が盛りだくさんですね。
アケビは近くの大学の藪にあったのですが、去年から見られなくなりました。草刈りで一掃されたのかも知れませんが、残念に思っています。果実はとても美味しいですよね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2015-11-19 08:04
多摩NTの住人様、こんばんは。
秋は果実も楽しみですね。
そちらでは、アケビも、なかなか見るのが難しくなっているの
ですね。
ツル植物は管理が行き届いた山や林には少ないかもしれませんね。
こちらの里山にはアケビやミツバアケビは多いですが、それは見方を
変えると、山の手入れをする人がなくなっているということでしょうね。
私が子供の頃は、男の子たちがアケビの話をしていましたが、その頃は
山の手入れもよくされていたので、かえってアケビは少なかったように
思います。
父について、よくキノコ狩りに行っていたので、あれば、父が教えてくれた
はずですから・・。
投稿: keitann | 2015-11-22 22:39