ヒメシャラの紅葉真っ盛りの砥石権現へ、その6、ブナの株もとでお昼
再び砥石権現山頂へ戻ってきたら、今度こそ待望のお昼です。
時刻は11時50分。
早朝5時前には家を出ているので、これでも遅いお昼ですね。
↑ちょっと前に山用の800mlのテルモスがだめになり、だんだん寒くなってくる山中のこと、500mlのテルモスではちょっと容量不足かなと思い、いざとなったらと言う訳で、プリムスとコッフェル、1リットルの水を担ぎ上げました。もちろん、500mlのテルモスにもお湯は詰めていたのですが・・・。
熱々のコーヒーが食後に飲みたくて、久々にプリムスでお湯を沸かしました。
このプリムス、15年近く前に、当時まだ小4か小5だった末っ子を山に連れて行くために、山でカレーやラーメンを食べさせたら喜ぶだろうと買い求めたものです。今でも北アルプスに行くときや、冬の雪山に行くときは必ずと言って良いほど持参しています。
それぞれ、食後にまったりとコーヒーを楽しみながら、秋の山を楽しお二人・・。
風を避けて、稜線から少しだけ南側に下りた斜面は、まるで日向ぼっこしているみたいに気持ち良くて・・・。
それぞれに持ち寄ったお菓子を出したら、半分も食べないのに、お腹いっぱいになってしまいました。この日は大した歩きではないので、特に消費カロリーより摂取カロリーがオーバーしてますね(^_^;
巷では「花より団子トリオ」と言われる私たち(^_^;
その名に恥じない食べっぷりでした。
↑お昼を食べたのは、この大きなブナの株もとです。
ブナの近くに私のプリムスがまるでおもちゃみたいに小さく見えていますね。
見上げると、もう半分以上の葉を落としています。
11月になったら山は冬模様でしょうね。
12時38分、歩けるかしらん?と思うほどお腹も満ち足りた後、砥石権現から下山にかかりました。下りは、どこかでスーパー林道に下りて、林道沿いの紅葉を見ながら歩くのもいいかな~?
午後の陽射しを浴びてきらめくブナの紅葉です。
これはカエデの仲間だったような?
黄葉するカエデもありますね。
途中で、ハイキングの格好の方にお会いしたので、尋ねると、スーパー林道から登ってきたら、ここまで来てしまったとのこと。
では私たちもスーパー林道に下りますかね。
これはコハウチワカエデ?
葉柄が長いように見えるし、黄葉しているのでオオイタヤメイゲツかしらん?
カエデの仲間はほんとに難しくて、そろそろ覚えてしまいたいのですが、なかなか・・・・・。
やや黄葉と言った感じのブナ・・・。
こんな色合いがいちばん多いかなと思う、ブナの紅葉。
少し西に傾いた陽射しのせいで、ブナが尾根に影を落とします。
私のお気に入りの画像です。
この赤く染まった樹木だけは樹種がわかりませんでした。
よく見かける木だと思うのですけどね。
稜線からファガスの森に向けての分岐までやってきました。
朝出会ったパーティーが、この分岐を稜線伝いに歩いていたところです。
そのまま稜線伝いに歩いていくと、岩場に出ました。
登れなくもなさそうな?
登ると展望が良いのかな?
登ってみましたが、展望は特に目を引くものではありませんでした。
こちら側にはこれと言って目立つ山がないのですから仕方ないですね。
岩場をそのまま南側に下ると、↑のような道標がぶら下がっていました。
斜面をほぼ直に下っているようで、結構な急斜面を下りますが、この辺りのブナ林も良い雰囲気でした。陽射しのせいかもしれません。
急斜面を下るお二人。
13時15分、踏み跡らしきものが見えるところで数人が休憩されていたので、お尋ねしたところ、この踏み跡を下ると10分ほどでスーパー林道に出ますとのこと。
では、この踏み跡を下るとしましょうか。
素晴らしい黄葉を眺めながらの下りです。
これも正面にブナの幹を入れてみました。
夢中でシャッターを切っているPさん・・・。
こ辺りは黄葉がメインでした。
最後の方になるとだだっ広い尾根で踏み跡がよくわからなくなったのですが、下の方で声がするので見てみたら、子供さん連れの方が下の方に見えました。
ほんとは道は別にあったようですが、下の方に道らしきものが見えていて、そこまで下れなくもないので、半ば強引に下りました。
すると、遊歩道らしき道に出ました。
遊歩道沿いの木々に、丁度西日が当たって、眩しいばかり・・。
13時35分、スーパー林道に出てきました。
後はのんびりとスーパー林道を歩くと言いたいところですが、この日は紅葉狩りの車が土ぼこりを舞い上げて走るので、これには参りました。
もう20日ほども雨が降ってないので、道路が乾いているのです。
スーパー林道沿いの紅葉は今が盛りと言う感じでした。
わかりにくいですが、ここが東砥石権現登山口のようです。
ほんとはここに下って来るべきだったんでしょうね。
目が覚めるような紅葉が続きます。
黄葉をバックの紅葉・・・。
登山口を少し過ぎたところで、後から来た車が止まりました。
お昼ごろに山頂近くでお会いした単独男性の方です。
「ファガスの森まで乗っていきますか?」と声をかけてくださったので、ご好意に甘えて乗せていただきました。
車窓から写した紅葉です。
この頃には雲一つない青空になりました。
↑こちらはブナのようですね。
歩きだと着くのが14時半ごろになるかなと思っていたファガスの森に13時57分に帰ってくることができました。
おかげ様で、この後も、いろいろと見物することが出来たのでした。
keitannさん、こんばんは。
岳人の森からの登山道とは随分と印象が違い
砥石権現にこれ程のブナ林があるとは思いもしませんでした。
スーパー林道の紅葉も素晴らしい様ですね。
最後のファガスの森:高城の玄関に座ってらっしゃるのは地下足袋王子さんでしょうか?
投稿: k2 | 2015-11-12 21:52
k2さん、こんばんは。
岳人の森からの砥石権現にはまだ登ったことがないので、二つのコースを比較
できませんが、ファガスの森からのルートには花はあまりないと聞きました。
けれども、樹木はヒメシャラを始めとしてブナが多く、見ごたえたっぷりでしたよ。
スーパー林道沿いの紅葉も丁度見頃でしたし、山に登れない人でも林道沿いの紅葉は
誰でも楽しめますので良いですね。
ファガスの森の前に座ってらっしゃるのは別の方のようです。
でも、この後、徳島のへそに向かう途中、地下足袋王子さんがガイドとして散策されて
いるのにお会いしましたよ。
投稿: keitann | 2015-11-12 23:18
keitannさん お早うございます。
昨日は、遠いところをご案内頂き有り難うございました。
お蔭様で、素晴らしい花たちを見る事ができ感動いたしました。
ヤッコソウも丁度見頃で、鈴ヶ峰山頂からの眺めも素晴らしかったですね。
又 機会がありましたら宜しくお願い致します。
投稿: クムトマト | 2015-11-13 06:05
こんにちは。ブナの大木の下で、待望の昼食がとれましたね。紅葉を見ながら最高のシチュエーションでしたね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2015-11-13 07:53
クムトマトさん、こんばんは。
早くも今日の午前中からこちらも雨になりましたが、昨日の良い天気の中で
ヤッコウソウやナカガワノギクも見られて、ほんとに良かったです。
それにしても、徳島南部はずいぶん暖かで、びっくりしました。
御馳走になったアイスコーヒーがとても美味しかったです。
私たち香川組の頭では、この時期のアイスコーヒーと言う発想がなかったですから
さすがに南国高知の人は違うな~と感心しましたよ。
久々に太平洋のスケールの大きい波を見て、気持ちもおおらかになりました。
これからは高知詣でも多くなりますので、こちらこそよろしくお願いします。
投稿: keitann | 2015-11-13 22:12
多摩NTの住人様、こんばんは。
ブナの木の下でのんびりといただくお昼は最高でした、
特に山歩きの後ですから、心身ともに充足感いっぱいでしたよ。
秋の山も良いものですね。
投稿: keitann | 2015-11-13 22:14
keitann様 こんにちは
圧巻の紅葉・黄葉ですね、写真の枚数は一記事で33枚ありました。
この記事では上から下まで、下から上までスクロールして紅葉狩りを楽しませてもらいました。
その中で、やはりブナの木は格別ですね。
存在感・清涼感・そして美しさに”神”が入っているようです。
山の金屏風の中で過ごしたたくさんの時間は心の中の財産になりますね。
投稿: ぶちょうほう | 2015-11-14 13:17
ぶちょうほう様、こんばんは。
このときは帰宅してから画像をパソコンに取り込んでみたら、なんと600枚も
撮影していました(^_^;
天気も良かったので、撮影枚数が多くなり、いきおい、ブログのアップ枚数も
多くなってしまいました。
このときはヒメシャラの紅葉も素晴らしかったですが、ブナはいつ見てもなにかしら
心に訴える魅力がありますね。
四国ではちょうど標高1000m~1500mで多く見られるので、山歩きをする者に
とってはほんとに馴染み深い木になります。
ただ車で走るだけでなく、綺麗に染まった木々の中を歩く喜びは格別ですね。
若い頃は紅葉の記憶がほとんどないのですけど、年を経ると紅葉の良さがしみじみと
感じられるようになりました。
投稿: keitann | 2015-11-14 22:39