高知でムラサキセンブリ散策そして南嶺を歩く、その5、墓地の中に登山道
筆山から下りてきた場所は墓地の入口です。
そして、墓地の入口が南嶺の登山口にもなっているようです。
車の駐車場所をここにしようかと迷った末に、結局、筆山山頂直下の第二駐車場にしたわけですが・・・。
↑墓地の入口=登山道の起点に向かって歩かれるPさん・・。
南嶺にはかなり以前に登ったそう・・。
墓地の入口にはこんな道標が立ってました。
山歩きの道はお墓参りの道でもあるわけですね。
↑墓地の間を歩いていくと、こんな案内板もあります。
中江兆民と言うと自由民権運動と反射的に出てきますが、日本史苦手な私はその程度しか思い浮かびませんが・・・。
紅いのは園芸種であるショウジョウソウです。
我が家の庭でも毎年、種が勝手にこぼれて咲いていますが、強い植物なので野生化しているそうです。ポインセチアの仲間と言えばわかりやすいかも・・・。
↑しばらくはお墓の間を歩いていきます。
山全体がいわば墓地のようなもので、この後もあちこちでお墓を見かけました。
さすがに南国高知・・・・まだカンナが咲いていました。
おや、これは?
ずっと以前、東北で見たことがある花と似ているけど、あれはトウチソウだったかな?
いろいろ調べてみるとコバナノワレモコウと言うことらしいですが、ワレモコウより花が大きいのにコバナノワレモコウという名がついているのは紛らわしいですね。
色はピンクで普通のワレモコウより愛らしい花です。
どちらにしても、11月末と言うのにワレモコウの仲間が咲いているのですから、高知ならでは・・ですね。
葉っぱも撮影してみます。
ツリガネニンジンはムラサキセンブリ自生地でも見かけたのですが、こちらでもずいぶんと咲いていました。
これはマルバアサガオでしょうかね。
ピンクが濃くてなかなか可愛いアサガオですが繁殖力は強そうです。
帰化植物ですね。
一輪だけ咲いているツリガネニンジンもすっきりして綺麗です。
高知の市街地から近いので、古くからの墓地だったようで、お墓も古いものが見られます。
今の墓石とは形が異なっています。
地図があったので見ていきます。
このまま歩いていくと鷲尾山に行けそうですが、途中の皿ヶ峰でお昼にしましょうか。
時間的に烏帽子山まで行くのはきついですね。
ハマナデシコが咲いていますが、これは自生なのか栽培なのかよくわかりませんでした。
海からそう遠くもないのでハマナデシコが咲いていても不思議ではないですが、ハマナデシコって我が家の近所でも仏花用に植えている人が多いのです。
これも高知の海岸では12月になっても咲いているのを見かける花です。
これは?
ジャノヒゲの果実と言いたいところですが、果実が黒いのです。
後で調べたところ、ヒメヤブランの果実のようです。
ヒメヤブランは大好きな花ですが、いきなり果実だけを見ると、細い葉っぱと相まってジャノヒゲと間違えてしまいそうです。
この山にはヒメヤブランが多いらしく、あちこちでこの黒い果実を見かけました。
筆山山頂から見えた浦戸湾がここからも望めるようになりました。
お墓の間の道は緩やかではありますが、登りになっていて、徐々に高度を上げています。
これはゴンズイの果実です。
香川でもたまに見かけますが、高知には多いように思います。
黄色い花を見たら、すぐにヤクシソウと思ってしまいそうになりますが、これはよく見るとコウゾリナでした。
街並みが見渡せますが、この辺りはまったくと言ってよいほど土地勘がない場所です。
やがて、下から登ってくる道と合流しました。
先ほどから、下でも話し声が聞こえるので、下にも道があるのだろうとは思っていましたが・・・、
帰りはこの下の方の道を歩くこととなったのです。
見たことあるような豆果はたぶんコマツナギの豆果ですね。
12時2分、立派な道標のところまでやってきました。
ここが皿ヶ峰と鷲尾山との分岐になっているようです。
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