雪なしでも山仲間と出会いを楽しんだ石鎚、その2、黙々と歩く
雪が多い時は成就までですでに綺麗な霧氷で前に進めず、成就を出てからもブナ林の霧氷が素晴らしくて、なかなか進めないのですが、この日は雪がまったくないので黙々と歩くのみです。
↑成就社は標高1400mほどらしいですが、成就を出ると、道は一旦下りになります。
「この下りが惜しいよね」と言いながら毎年下るのですが、帰りはこの登り返しが疲れた体に結構きついのです。おまけにロープウエイの時間を気にしながらの登りになるので、これがこたえるのですが・・・。
今日は男性二人のモデルさんがいてくれて助かりましたが、欲を言えば、赤やピンクのウエアがより望ましいかな??(^_^;
周囲はブナ林で、霧氷があったら素晴らしいところなんですが・・・。
↑これ、去年の1月の画像です(^_^;
遥拝所の鳥居が見えてきて、もうすぐ鳥居をくぐるKさんを激写中のPさんです。
遥拝所を9時前に通過します。
写っているのはたぶん別グループの女性の方ですね。
この日は若い人たちのグループも結構多くて、私たちはゆっくり歩きなので、後から来られた方たちには、先に行っていただきました。
岩黒山や筒上が見えてきましたが、雪がないので、なんだか勝手が違います。
こんな青々とした姿をここから見るのは、15年前に初めて石鎚に表参道から登って以来ですね。
石鎚ほうはと言えば、去年の4月上旬~中旬ぐらいの感じでしょうか。
遥拝所を過ぎても、道はまだ下っているのでした。
9時5分、ようやく下りきって鞍部の八丁までやってきました。ここから山頂までは距離にして3キロらしいです。
説明板には標高差のグラフがあって、八丁の標高は約1300m。
ということは山頂までここから700m近くの登りになります。
いつもそんなことは考えずに登っていたけど、700mの標高差はまずまずですね。
そして、雪のある時は、ここで一度休憩することが多いけど、この日は休憩は取らずにそのまま歩きます。前社ヶ森まで頑張って歩くとしましょうか。
八丁を過ぎると、すぐに登りに差し掛かります。
それも、ここからの登りは階段になっているので結構きついんですよね。
道ばたのブナがなぜかぽっきりと枝が折れています。
最近折れたばかりらしく、折れた跡が生々しい。
折れたブナについていたのか、ヤドリギが落ちてましたが、残念ながら果実はついていません。
果実がついていたら、お味見しようかと思ったのですが・・・。
去年亡くなってしまった山友達のTさんが子供時代にヤドリギの果実をおやつ代わりに食べていたと聞かされていたのです。
考えたら、冬の石鎚に初めて来たのもTさんとでしたっけ。
2人で一緒に登った山を歩くたびに、いろいろな思い出が甦ります。
被写体が少ないので、道から見える凍った沢を撮影したりします。
雪がここで初めて出てきました。
けれどもほんの少しだけで、後はまた土の道に・・・。
この頃には第二便のロープウエイでやってきたらしい方たちも追いついてきたので、登山道は結構賑やかです。
落ちているブナの果実を見つけましたが、もう中身は空っぽみたいでした。
いつも、上の方しか出ていない「前社ヶ森」の木製の道標も、全部出ています。
ということは、去年はこの辺りで積雪50センチ以上はあったということですね。
ここが試し鎖の場所だったとは、初めて気づきました。
いつもは雪が積もっていて、たぶん鎖が見えてないのだと思います。
↑これが去年撮影の道標です。
↑こっちは2011年1月撮影の道標です。
まさか、ここで積雪0とはね・・・・・。
keitann様 こんにちは
どこも雪が少ないようですね。
尤も、小生はそのことをちゃっかり逆利用して、遠出をしてしまいましたが・・・・。
もう、おなじみになった、冬の石鎚山ですが、出てくる景色が、いつものものとは様変わりしているので、確かに面喰います。
皆さんがスパッツをつけているのは雪深い道を想定しているからなのですね。
道に少しだけ雪が出てきましたので、このまま雪無しの場面が最後まで続くわけでもないようですね。
投稿: ぶちょうほう | 2016-01-12 09:21
ぶちょうほう様、こんばんは。
四国の山だけかと思ったら、関西方面の山も今年は雪が少ないそうですね。
確かに、道路が凍結しないので、スタッドレスをつけてない車にとっては
心配なく移動できる年かもしれませんね。
私たちは、石鎚の翌週は瀬戸内の島歩きでした。
冬の石鎚はこれが4度目でしたが、ここまで雪がないと、15年前に末っ子を
連れて登った夏山の時と大差ありませんでした。
そうなんです、冬の高山ではスパッツ着用は習慣になってますから、最初から
つけていましたが、この日は防寒には役立ちましたが、雪除けには関係なかった
ですね。
最後のほうは少しだけ雪も出ましたが、まったくの拍子抜けする程度の雪でした。(^_^;
投稿: keitann | 2016-01-12 22:53