山肌を白く染めるタムシバを見に鬼ノ城山へ、その4、美人シハイスミレと満開タムシバ
登ってきたのは東門のすぐ傍なのですが、先ほど打ち合わせをした予定通り、反時計回りに歩いていきます。鬼ノ城山はいったん登ってしまうと、上はほぼ平坦な地家になっているので、あまりアップダウンなく一周できるようです。
↑シハイスミレは登り始めて間もなくから見かけていたのですが、上に着いてから見かけたシハイスミレは超美人さんでした。
色合いは四国のシハイスミレより岡山のシハイスミレのほうが華やかな雰囲気がありますね。
後の株を後ボケにしてみました。
この日は午前中はすこぶる上天気で、シハイスミレのピンクが綺麗に出てくれて助かりました。
日影のばしょだったり曇りだったりすると、このピンクが出ません。
華やかなシハイスミレに比べ、馬酔木の花は真っ白です。
マキノスミレ風にピンと立った葉っぱです。
しかし、分布からいうとシハイでいいんでしょうね。
葉っぱの色や形もほんとに別嬪さんで惚れ惚れしました。
周回路はアップダウンが少なく、歩いていても先ほどの急登とは打って変わって楽チンです。
ここは山城があった大昔の鍛冶場跡です。
こんな山の上で鉄の道具を作っていたんですね。
歴史的にみても面白い場所なのですが、花好きの私たちはどうしても花ばかりに目がいってしまいます。
芽吹き始めたばかりのヒメヤシャブシ。
果実が↓に垂れるのが特徴です。
歩き始めに見えたタムシバの群生が今では遥か下に見えています。
そして向こうに見えるのが第2展望台のようですね。
展望台の手前にも真っ白なタムシバの花が見えています。
早くあそこまで歩かなければ・・・。
下には平野部も見えていて、わずか400mほどの山ですが展望はなかなかのものでした。
やってきました。
先ほど見えたタムシバの横を通ります。
この花数を見てください。
無数の花が咲いていて、タムシバってこんなにたくさんの花をつけるものなの?と驚きました。
途中で、小学生の女の子を連れた若いお父さんが、富士山登頂のトレーニングだそうで、話が弾んでしまい、展望台行着くのがゆっくりでしたが、10時半丁度に第2展望台到着です。
3月1日に来たときは寒かったので、ここではほとんど休憩しませんでしたが、この日は暑いぐらいなので、ここで撮影タイム&行動食休憩です。
展望台の周囲は古い石積みのようでしたが、柵もないので、山に慣れている私たちでも端っこに立つのはちょっと怖かったぐらいです。
高所恐怖所の人はちょっとこの場所には近づけないですね。
↑熱心に撮影されているPさん。
ここからどんな風景が見えるかと言うと・・・・
↑こんな素晴らしい光景です。
鉄塔が建っているので、あの白く染まった森はタムシバの森ですね。
3月1日には花芽をたくさんつけていたタムシバの木々が丁度1カ月建って、花を咲かせたのです。
これが私が15年間、見たいと願い続けてきた光景でした。
やっと願いが叶いました。
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