7月の寒風山に登る、その2、女系三代のパーティー
桑瀬峠には珍しくどなたもいらっしゃらないようでしたが、その手前の伊予富士への分岐辺りでナンゴククガイソウが咲いていました。
この時期に来るのは初めてなので、もちろんこんな場所でクガイソウを見たのは初めてのことでした。
↑物住頭付近で見かけるナンゴククガイソウは草丈も高くて立派ですけど、ここのものは草丈50センチほどで可愛いイメージです。
それでも四国の山でナンゴククガイソウを見るのはちょっと久しぶりだったので嬉しかったです。
↑8時52分、桑瀬峠着です。
去年来た時には撤去されていた道標が復活していました。
いつものように、ここ桑瀬峠で一服します。
私たちが着いてから、ものの2~3分で女性ばかり3人のパーティーが来られました。
お顔を見て「あれ?」登山口で少しお話しした私たちと同じぐらいの年代の女性がおられたのです。高松からとおっしゃってましたが、てっきり熟年ご夫婦で来られているのかと思ったら、どうやら、娘さんそしてお孫さんのようです。
↑私たちが食べていたパイナップルを彼女たちにも食べていただいたら、小4だというお孫さんの女の子が喜んでくれました。それにしても山でお父さんと息子さんまたは娘さんという組み合わせで登っているのはよく見かけますが、女子三世代パーティーというのは初めてお見掛けしました。私にも娘や女の孫がいるけど、こんな山行ができたら夢ですけど、きっと娘は付き合ってくれないでしょうね(^_^;
記念にPさんや私と写真を撮りたいと仰るので、喜んで写真に納まりました(^_^;
次回、どこかの山でお会いしたら覚えていてくれるかな?
休憩の後、女の子は私たちと同じ寒風山に来たそうでしたけど、おばあちゃんとお母さんが「この前寒風山に登ったから、今度は伊予富士ね」となだめて、伊予富士に向かって歩いて行かれました。
↑10歳の女の子がトップを歩いていて頼もしい限り。
今から寒風山や大山に登っていたら、すぐに百名山も踏破できるんでしょうね。
それにしても、最近、山でファミリー登山されてる方をよくお見掛けするようになってきました。
私たちも9時10分に寒風山に向けて歩き始めました。
歩き始めてすぐに見かけたイタドリの花です。
最初、クロヅルの花と間違えそうになって、前回、泉山でYさんの奥さんに尋ねられた際に間違えてイタドリをクロヅルと言ってしまったのでは?と焦りました。
ウツギもまだ咲き残っているんですね。
リョウブの花は相変わらず、まだ蕾ですね。
ミヤマニガイチゴらしきイチゴの実が実ってますが、お味見するのはパスしました。
確か、あまり美味しくなかったような?
見た目は美味しそうなんですけど・・・
東赤石にも咲いていたモリイバラがまだ咲き残っていました。
クロヅルも、寒風山には多かったです。
これを見て、Yさんに間違えて言ってなかったとわかりほっとしました。
花は地味だと思い込んでいたけど、クロヅルの花もよく見ると結構綺麗ですよね。
やがて、ブナの木が出てきました。
ブナが出てくる辺りで後ろを振り返ると伊予富士が見えるんだけど、この日はガスで展望はさっぱりです。
それでもヤマシグレの赤い蕾はこんなしっとりとした天気の中のほうがきれいでした。
晩夏の花という初秋の花というか、ミヤマホツツジも花芽を上げています。
ミヤマホツツジの花盛りの頃にはよくこの山を訪れていました。
これはフクオウソウの花芽かな?
今年は雨が多かったからか、フクオウソウもよく見かけます。
岩場のアサマリンドウも良い感じ・・・。
そして、ウスノキの果実もずいぶんとたくさん実っています。
いつもの年なら、1株に1個か2個ぐらいなんですが・・・。
たくさん実ってるので、久々にお味見をしたら、やっぱり酸っぱかったです。
蕾を見て、シモツケソウと思ったら、隣で咲いてるのがありました。
これ、シコクシモツケソウですね。
東赤石では何度か見てますが、そういえば寒風山にも咲くと聞いたことがありました。
珍しい花です。
惜しいことに、楽しみにしてたタマガワホトトギスはまだ蕾でした。
これは?
アカショウマとはちょっと違うようで、ヤマブキショウマかな?
ピンクの濃いシモツケも出てきましたよ。
岩場ではイブキトラノオが咲いてましたが、岩が濡れていて危ないので望遠レンズで撮影するだけにとどめます。
こちらはイヨノミツバイワガサの咲き終わった姿とイワキンバイ、クロヅルのツーショットです。
やはり東赤石と共通した花がかなり咲くようです。
いつもの展望台にも立ち寄ってみましたが、展望はまったくなくて、代わりにアクシバの蕾をたくさん見かけました。
今年はなぜか、アクシバの咲いた花を見ていません。
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