7月の寒風山に登る、その4、シコクフウロ咲き初め
山頂で早めのお昼にしていたら、単独の男の人が登ってこられましたが、気がついたらまた私たち二人だけになっていました。下山されたのかそれとも笹ヶ峰まで縦走されたのか?
天気は午後から回復予想とのことですが、ガスが見る見る間に晴れて笹ヶ峰が一望できるということは・・・・とうとうありませんでした。まぁ、10度以上は山頂を踏んでいる寒風山ですからたまにはそういうこともありますね。
↑11時40分には下山を始めました。
雨がやんでしばらく経ったので、岩が乾いていれば帰りには岩場にも立ち寄るつもりですから、その分の時間をみておかなければいけません。
登りでは気づかなかったのですが、気の早い木が紅葉を始めています。
ナナカマドなども、ときどき夏場から紅葉している木を見かけますね。
この木はウスノキか何かだと思うのですが、撮影時はあまり気にせずに撮影してしまいました。
そして、シコクフウロも気の早い花が少し咲き始めています。
去年の7月に登った大山ではシコクフウロの開花が早いのにびっくりしたものでした。
シコクの山ではキレンゲショウマの時期によく見かけますから、最盛期は7月末~8月ではないかと思います。
オトギリソウの仲間も登りの時よりは少しましですが、これはやっぱり晴れているときに眺める花ですね。
アザミとオトギリソウの仲間のツーショットです。
ピンクと黄色の花のツーショットはお花畑らしくて良いですね。
上を見上げてみると、ここにもナンゴククガイソウが咲き始めていました。
タカネオトギリとアサマリンドウのツーショットです。
小さいですけど、アサマリンドウにはすでに花芽が見えています。
下りでもやっぱりモリイバラを撮影してしまいました。
まだほんの少し若々しさを残した木々の緑。
ガスは登りの時よりもましになってきました。
登りでも撮影しヒメシャラの花ですが、下りはガスが少し晴れてきたので、もう一度立ち止まって撮影タイムです。
すると、ちょうどヒガラらしき小鳥がヒメシャラの木の近くで動いていて、5分ほど小鳥に遊んでもらいました。
絶えず動いていて撮影は難しいですが、夏場で木の葉が邪魔するというのもありますね。
花弁にほんのりと紅を差したヒメシャラの花・・・。
バックに見えている赤っぽい幹でヒメシャラと分かります。
↑これもいつも眺めている光景ですが、大きな木の股のところに着生しているアケボノツツジかな?
ノリウツギも登りの時よりはっきりと見えていて、撮影しやすくなりました。
あらまぁ、今までこんなところにヤマボウシの木があるとは知りませんでした。
桑瀬峠より下には数株見かけますが、桑瀬峠より上で見たのは初めてでした。
途中、何か所か岩場がありますが、この岩場ではミヤマカラマツが咲いていました。
そういえば、寒風山にミヤマカラマツの時期に来たのは初めてですね。
ミヤマカラマツってアルプスなどではよく見る花ですが、四国のほかの山ではあまり見かけないような気がしますが石鎚山ぐらいだと咲いているかも?
岩場ではギボウシの葉とミヤマカラマツの光景が見られました。
シモツケはまだまだ咲き初めですね。
ヤマアジサイの花もブルーがきれいで見頃です。
タマガワホトトギスはここでもやっぱり蕾でした。
残念。
登りでは眺望はまったくなかったのですが、下を覗くと車道が見えるようになっていました。
天候回復とまでは言えませんが、雨は完全に止んだようでそれだけでもありがたいことでした。
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