今年の伊吹山はナイトハイクで、その1、アプローチ&バイカモ
いつも北アルプスなどに行っている時期は、大事なお客様がみえることになったため、今年はどこにも行くことができませんでした。その後も義父の25年の法要を内内で営んだり、娘一家が孫連れでやってきたり、そうこうすうちにお盆休みになったりで、遠出できるとしたら8月第4週しかチャンスはなさそう・・・。東京の友人にも前々からどこかに連れて行ってほしいと頼まれていたので白山かあわよくば白馬辺りでもと思っていたのですが、問題はお天気でした。8月第三週の半ばぐらいになって21日~25日の天気を見てみたら、なんと、いつの間にか日本の南海上に台風が3個もできていてその頃の天気は雨か曇りでぱっとしません。おまけに、肝心の東京の友人も夏風邪が治らず体調イマイチだと言います。
天気予報を見ていたら、20日~21日の週末は晴れマークが出ています。この辺りで一泊二日でどこかに行くしかなさそうですね。慌てていつもご一緒している山仲間のPさんに連絡してみたところ、彼女もいっしょに行ってくれることになりました。
一泊二日で四国から行けて天気が良さそうな山は?ということで、考えてみたところ、大山にユートピア小屋泊まり、伊吹山ナイトハイク、九州の九重が候補に挙がりました。一番行きたかったのは九重ですが、法華院温泉に泊まるなら19日から出発しなければというので、あまりにも気ぜわしく、見合わせました。大山の避難小屋泊りは私がシュラフをまだ買ってなくて高松まで買いに行くのも時間的余裕がなく・・・というわけで消去法で行くと伊吹山ナイトハイクかな?
これなら20日昼頃に出発しても間に合うし21日は天気も良さそうです。
↑思いがけずも3度目の伊吹山登山で噂に聞いていた一面のサラシナショウマの群生を見ることができました。
さて、行き先が伊吹山と決まったので、前日19日に山頂の茶店に仮眠させてもらう予約も入れておきます。当日20日はPさんが我が家に正午ごろに迎えに来てくださり、二人で出発です。
↑関東地方に台風が来ているとかで、夏場にしてはえらく視界が効いて、瀬戸大橋を渡っている間も遠くの島々がはっきりと見えます。
↑竜野東SAで最初の休憩を取り、ここでアナゴ押し寿司をget。
登る前の夕食にするつもりでしたが、結局、21日の朝食になりました。
夏場の山歩きではお寿司類は食べやすく日持ちも良いので重宝します。
ここで運転を代わって、私が京阪神の街中を担当します。
宝塚辺りの渋滞もたいしたことなく、すいすいと走ります。
いつもは一人で夜中に運転しながら利用する大津SAですが、今回は昼間なので琵琶湖が良く見えます。それにしても、この日は猛暑もいいところでSAの中も冷房の効きが悪いほど。毎年夜中にしか運転しない私は暑さにびっくりでした。
大津SAからPさんが運転を担当してくれたおかげで、↑飯野山によく似た山を発見。
これが近江富士の三上山なんですね。
この日は近畿の自動車地図も持参していったので、その辺りの地理を調べるには地図がいちばんです。
↑伊吹山に登る前に醒井宿でバイカモを見たかったので、関ケ原インターではなく米原インターで高速を下りました。
インターから10分ほどで醒井宿の「水の駅」到着。
去年は青春18きっぷで伊吹山に登りましたが、途中でこの「水の駅」が電車の車窓から見えたので調べてみたら、近くにバイカモが咲くことがわかったのです。
ここに車を駐車して歩きます。
時刻は17時10分。
夏なので、何とか写真が撮れる時間です。
↑「居醒の清水」と書いてあり、その下に梅花藻とありますね。
↑「醒井小学校」の玄関を移築した建物だそうです。
宿場町なので、趣のある建物が多いです。
こんな案内図もありました。
Pさんが通りがかりの方にバイカモの咲く場所を尋ねたところ、ずいぶん親切に教えていただきました。
駅から歩いて10分かそこいらで、最初のバイカモを見ることができました。
赤いのはサルスベリの花です。河畔にはサルスベリの木が何本もあって、川面に落ちたようです。
バイカモの花に憧れること10年あまりで、ようやく会うことができました。
バイカモはキンポウゲ科だそうで、ほんとにイチゲの花みたい・・。
違うのは水の上で咲いていることぐらいかな?
もう10年ほど前に湯布院の川で咲いていたオオカナダモの花をバイカモと間違えそうになったことがありましたが、バイカモが咲いている川は水が綺麗なので見分けられますね。
シュウカイドウの花と地蔵川。
地蔵川は居醒の湧き水から流れ出た、とても清らかな流れです。
夢中でシャッターを切ります。
夕暮れ時だったのですが、この日は猛暑だったので昼間より撮影には適していたかもしれません。
思っていたよりもずっと可憐な花です。
↑一面に咲いている場所。
水量が多い時は花が水面下に沈むそうで、ちょうど良い水量だったようです。
Pさんも夢中で撮影されてます。
水に手を触れるととても冷たく、↑のようなかごでラムネ冷やしたのを売っていました。確か水温はいつも13℃~14℃とあったような?
ハリヨという珍しい魚も生息しているとか・・。
去年、伊吹山に来たときはバスの窓から地蔵盆の用意をしているのが見えました。
今年は2日ほど早かったようで、残念。
水が湧き出ているところも見学してきました。
平成名水百選なんですね。
帰りに猫ちゃんと戯れるPさん。
さて、バイカモも堪能したので、伊吹山の登山口に向かうとしましょうか。
keitannさん、こんにちは。
こちらのバイカモ、私も以前見に行った事があるのですよ~。
とても見事に咲いていて、ちょうど見頃だったようで良かったですね。
夕暮れ時に撮られたのですよね、とても綺麗です。
美しい画像を見せて頂き、私もまた見に行きたくなりました。
投稿: ミャーのママ | 2016-08-31 15:59
ミャーのママさん、こんばんは。
名古屋からだと信州や北アルプス、そして伊吹山も近くて羨ましいです。
もちろん、醒井宿も近いみたいですね。
中山道界隈も歴史があって見どころ多いので、山歩きができなくなったら
いつかのんびりと歩いてみたいものです。
バイカモは2009年に初めて伊吹山に登った時、三合目から乗せてもらった
タクシーの運転手さんに「この界隈にはちょっと水が綺麗なところなら、よく
咲いていて簡単に見られますよ」と教わって以来、ずっと見たみたいと思って
いました。
訪れた日は35℃を超える暑い日だったので、夕方に着いてちょうど良かった
みたいです。真昼なら、きっと暑さで撮影に集中できなかったしぎらぎらした
画像になったことでしょうね。
観光客も少ない時間帯だったので、落ち着いてみることができて良かったです。
ほんとに可憐な花ですよね。
投稿: keitann | 2016-08-31 22:59