久しぶりに夏の石鎚へ、その5、賑やかな弥山そして下山
弥山はずいぶんな人出でした。
ここのところ、冬場にしか登ってなくて、夏はあまり登らないのですが、さすがに百名山人気なのかそれとも下界の猛暑を一瞬でも忘れようという人が押しかけているのか、大人気の山ですね。
↑着いてすぐはガスで隠れていた天狗岳が、その後すぐに顔を見せてくれました。
お正月にもお盆にも訪れたというのは今年が初めてかしらん?
山頂すぐの場所に、なんと、フクオウソウが咲いていました。
こんな岩の上でも咲くものですね。
地味な花ですが絶滅危惧種です。
お正月に登った時と同じように、神社の石段の邪魔にならない場所に座ってお昼を食べます。
PさんとRさんの後ろに青空が垣間見えるのですが、全体的には残念ながら曇り空ですね。
食後は山頂小屋でコーヒーでも飲もうということになりました。
山頂の気温は20℃ぐらいかな?じっとしていると肌寒いぐらいで、PさんとRさんはホットコーヒー、私だけはアイスティーを頂きました。
登りで思ったより水分を摂取したので、下山用にお茶を少し買いましたが、結局、下山ではほとんど飲むことなく歩きましたが・・。
このアイスティーなどもボッカさんが担ぎ上げてくださったんでしょうね。
小屋から出てくると、天狗岳はもうガスに覆われていました。
けれども、山頂の人はまだまだたくさんですね。
山頂小屋で見かけた小さな男の子もいました。
この男の子も5歳だそうですが、ちゃんとした登山靴を履いています。
若いお父さんが3人の男の子を連れて登られたようですが、どの子もちゃんと登山靴を履いていて驚きました。一昔前は子供用の登山靴を履かせているのはあまり見かけませんでしたが、最近は子供さんでも装備をきっちり整えています。
下山後に温泉に立ち寄る予定なので、そろそろ下りにかかるとしましょうか。
西ノ冠山を眺めながら弥山にお別れです。
↑ミソガワソウの見事な群落をもう一度眺めます。
オタカラコウとミソガワソウのツーショットも素敵です。
最後に、山を背景にお花畑を撮影して・・・・
下り始めたのは13時25分でした。
登りで撮影しなかったアキノキリンソウ・・。
下りではは忘れずに撮影します。
オオトウヒレンにアブがやってきています。
ザックからマクロレンズを出して、下りではシラヒゲソウをマクロレンズで撮影します。
小さな花、イワアカバナもマクロレンズで・・・
↑少し減ったとはいえ、下山もまずまずの人が下って行かれました。
二ノ鎖小屋にもまだまだたくさんの人です。
夏はやっぱりロープウエイで登って表参道から来られる方が断然多いんですね。
13時49分、二ノ鳥居の分岐を通過します。
ここから先は歩く人は少なくなることでしょう。
↑ヒナノウスツボをもう一度撮影します。
嬉しいことに往路では見つけられなかったイケマを帰りは見ることができました。
↑オオバヨメナだけではなくシロヨメナも咲いています。
もっとも、シロヨメナは低山から高山までどこででも見られますが・・・。
↑まだ開花してないけど、フクオウソウの開花前の株です。
青空がたまに見えますが、もう天候は回復しそうもないですね。
葉がボロボロになっているので、オカメノキの果実みたいですね。
ムシカリという別名があるように、この葉は虫によく食べられるそうです。
この後、東稜分岐で10分ほど休憩しました。
登りは2度も休憩しますが、下りは一度で十分ですね。
クロヅルの翼果は少し赤く色づいていました。
↑ヤマトシジミかな?
それにしては斑点がずいぶん目立つけど?
15時35分、土小屋まで帰ってきました。
あれほどたくさんあった車もかなり少なくなっていました。
帰りはガスで見通しが悪くなるかと心配していた瓶ヶ森林道でしたが、そんなこともなく、帰りも走りやすくて助かりました。
木の香温泉に浸かった後は土佐のアイスクリンを河原で食べて締めでした。
この日、下界はずいぶん暑かったようで、夜8時ごろに自宅に帰っても32℃もあったようです。
石鎚で涼しさを味わった反動で、この夜は暑さがことのほか堪えて、この夏初めて冷房を入れての就寝でしたが、久しぶりに夏の石鎚の花を楽しめ、瓶が森林道の眺めも楽しめて楽しい一日となりました。
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