今年の伊吹山はナイトハイクで、その9、かき氷を食べて下山
五合目で休憩していると、小屋の前に「氷」と書かれた吊り旗がはためいているのに気付きました。
「ここって、かき氷があるのかしら?」とPさんに話しかけると、反対側に座られていた男性が「五合目小屋はかき氷があるんですよ」と代わりに答えてくださいました。
去年はここで炭酸飲料を500mℓを一気飲みしてから一気に調子悪くなったという因縁の場所ですが、今日は下りなのでかき氷を食べても今後の道中に差しさわりはないでしょう。
↑かき氷を食べながら眺める山頂方面です。
普段はアイスクリームやかき氷はほとんど食べない私ですが、雄大な眺めを楽しみながらだったので美味しかったです。
↑小屋の前に「氷」という旗が見えています。
これから厳しい登りを登るという前にはとても食べる気になりませんが、下りなら気軽に食べられますね。
自販機の陰では昨夜は私たちは雨宿りをしましたが、今日は自販機の日陰を求めて登山者が休憩していました。
10時20分、そろそろ日差しが強くなってきた中を登ってくる登山者の方たち・・。
下る方もいらっしゃれば、登る方もいらっしゃるという時間帯ですね。
3合目が近くなってきたら、フウロのお花が咲いていました。
ハクサンフウロのように見えますが萼片に毛があればエゾフウロだそうです。
萼片まで撮影していないので、同定はお預けです。
ネットの向こうで咲いているタムラソウ・・・。
これは雑草と言ってもよいヘクソカズラです。
今年お初のヤマハッカも見かけました。
草むらの中ではヒオウギも咲いていましたが、そろそろ終盤みたいです。
10時47分、三合目を通過します。
確かこの辺りに珍しい花が咲いていたはず・・・・
そうそう、キセワタが3合目には咲くのでした。
ずいぶん花付きの良いキセワタはネットの中で保護されている株です。
3合目に咲く花の案内図です。
ここに書いてある花ぐらいなら、読まずともわかるかな?
春はイチリンソウやオドリコソウが咲くんですね。
次回は春に来てみたい・・・・
キセワタとちょっと雰囲気の似ている花、メハジキも咲いています。
メハジキは県内でも見ていたのに、最近は見かけなくなりました。
これも今年の初見だったアキノノゲシ。
今なら、平野部でもあちこちで咲いています。
去年も2合目辺りでたくさん見かけたゲンノショウコが出てきました。
こちらは秋の花…オトコエシですね。
左下にこんもりとした徳蔵山が見えてきました。
琵琶湖の位置から見ても、かなり下ってきたと感じます。
去年もこの辺りで咲いていたホオズキの花。
赤い果実もすでに実っています。
我が家にもはびこっているヨウシュヤマゴボウですが、一応、記録をしておきます。
ゲンノショウコは赤花だけでなく白花も咲いていました。
こういう小さな花はかがみこんで撮影するので、疲れます。
昨夜は夜景を振り返りながら登った二合目付近です。
三合目と二合目の間が長いのです。
嬉しいことにナンテンハギがまだ咲き残っていてくれました。
センニンソウはあえて一輪だけ開花しているのを撮影しました。
やっとこさで2合目まで下ってきました。
ほんとは5合目から一気に登山口まで下るつもりでしたが、さすがに足が痛くなってきました。ずっと下りというのも足が痛いものですね。
一合目でちょっとだけ休憩しようかな~?
オンブバッタではなさそうだけどオンブしているバッタです。
フキバッタの仲間のようですが・・・。
11時40分、一合目の食堂までくだってきたので、ここで一休み。
足が痛くなってきたので、登山靴を脱いで、足を休ませます。
11時52分、最後の下りにかかりました。
もう栗のイガが・・・。
8月ですけど、山には秋の気配がいっぱいですね。
歩く人が多いので、えぐれている登山道。
一合目から登山口までは樹林の中なので、風が通らず、昨夜の登りでも蒸し暑くて堪えたところです。
下りでも汗が吹き出します。
咲き始めたばかりのノブキの花。
去年も見ました。
12時16分、登山口まで下ってきました。
お昼までに下るつもりが1合目で休憩したので、お昼を過ぎました。
でも、それほど急ぐこともないですけどね。
丁度お昼休憩中なのか、協力金の受付の方が不在だったので、箱に入れておきました。
下山なので楽勝と思ったけど、私たちの年代になると膝痛などで下山も楽ではないですね。ただ、熱中症になる確率は低いかな?
何はともあれ、無事に下山して、思いがけないサラシナショウマの群生まで楽しむことができ、上出来でした。
長距離を走って帰る前に登山口からすぐ近くのジョイ伊吹で汗を流しましたが、↑ジョイ伊吹から眺める伊吹山です。
雲が多くなってきたものの、山頂は午後になっても晴れていました。
お風呂で汗を流し、併設のレストランで遅いお昼を食べた後、5時間走って帰途に就きました。
帰りは午後から太陽に向かって走ったので、暑さが半端なくて参りましたが、無事に帰りつきました。
運転は一人ではなくPさんと交代だったので、いつもの一人での長距離運転みたいに眠くならず楽でした。急なお誘いだったのに、今回もご一緒してくれたPさんには心から感謝しています。
山行自体も夜の山歩きという初めての経験をすることができ、暗い中での歩きの難しさを体感することができ、印象に残る山行になりました。
keitannさん、こんばんは。
通常ではあり得ない夜間での登山。
登山道に分岐が無くて合目毎にヘッ電に反射する標識が整備されてる伊吹山ならではでしょうね^^)
滅多に無い体験・・・楽しまれて何よりでした。
惜しむらくはお帰り時に少しの寄り道ですがスズムシバナ咲く所にお寄り頂けなかった事でしょうか。
投稿: k2 | 2016-09-11 23:41
keitannさん こんにちは
何度も登った伊吹山、とても懐かしく拝見させて頂きました。
お花の宝庫のようなお山・・・ いつかまたきっと登ります!
伊吹山の北尾根も素晴らしい所です。
伊吹山とはまた植生が違うのでお勧め致します。
岐阜県側から登ると熊の捕獲罠があったりで怖いのですが
ヒナノキンチャクと言う小さなお花が咲くのです。
おかげで色んな事を思い出して嬉しくなりました。
ありがとうございました m(__)m
投稿: ミャーのママ | 2016-09-12 17:13
keitannさん、お疲れ様でした!
伊吹山へ夜登る~この発想が私にはできませんが・・昼は暑いので、夜!なるほど~!怖そうですね~!山頂付近に簡易宿泊できる所があるんですねぇ~!
女性二人で夜中に頑張りましたねぇ~凄い!(夜の山は堂山にも行きませんよ)
さすが、花の山ですねぇ~季節に応じて花が咲きますね~伊吹山のお花、胆のうさせて頂きました(^^)/ありがとうございます!
(ブログはいつも見ていますよ~上手く構成していますね!参考にさせて頂いていますが、簡単にして終わります(*_*))
広島にもお出かけ~お元気ですねぇ~残暑お見舞い申し上げます<(_ _)>
投稿: え~ちゃん | 2016-09-12 21:42
k2さん、こんばんは。
何年か前にこのブログのコメント欄で吹山ではナイトハイクという選択肢もあると
いうことを教えて頂きましたね。
最初に登った時はそれほど暑さを感じませんでしたが。去年はガスも出なかったので
熱中症になりかけて、バテバテで登りました。
同じ山でもいろいろな登り方をすると、その都度楽しめるし、今年は例年になく猛暑で
昼間に登る自信もなかったし、時間的にもナイトハイクがちょうど都合が良かったのです。
確かに、どの山でも通用する登り方ではなく、伊吹山ならではなんでしょうね。
おかげさまで、まだ人の少ない早朝に大展望やお花畑を楽しむことができました。
昼に登ったのではこうはいかなかったでしょうね。
ナイトハイクという登り方をご教示いただき、ありがとうございました。
スズムシバナの咲く場所もあるんですか?
また折を見て教えてくださいね。
投稿: keitann | 2016-09-12 22:43
ミャーのママさん、こんばんは。
シカ害がひどいとはいえ、伊吹山はほんとにお花の多い山ですね。
いったい何種類のお花を見たのか数え切れないほどでした。
ミャーのママさんも、今は諸事情でお山から遠ざかっておられますが
また、事情が許せば、伊吹山のお花を楽しんでくださいね。
北尾根はとても良いところみたいですね。
今回も山頂から、あれが北尾根なんだわと眺めておりました。
伊吹野のセツブンソウやヒナノキンチャクも、いつかは見てみたいですね。
山での思い出や記憶はいろいろな意味で宝物と言っても良いですね。
洋服や宝石は要らないけど、山での思い出だけは増やしたいと思います。
投稿: keitann | 2016-09-12 22:49
え~ちゃん、こんばんは。
伊吹山に夜登るという発想はもちろん私が考えたことではなく、↑にコメントされている
k2さんに教えていただいたのです。
というのも、去年はあまりの暑さに熱中症になりかけた苦い思い出があったからです。
伊吹山は草原の山で木陰がないので、昼間に登るのは四国の山とはくらべものにならない
ほど暑いのです。
ほかに誰かが登っているだろうと思ったのですが、ふたを開けたら、あの時間帯に登って
いたのは私たちだけだったようです。
スリルと言えば、スリルありますよ。
初心者の人や伊吹山が初めてという人にはお勧めできません。
四国でも飯野山ぐらいなら月夜に登るのは簡単ですね。
先週末はいつものお仲間が都合悪かったようで、私だけが比婆山でした。
秋の花を楽しんできましたよ。
投稿: keitann | 2016-09-12 22:57