初めての大座礼山へ、その1、イイギリの実やノコンギクを見ながら太田尾越へ
軽井沢から帰ったのが10月9日のことでした。
軽井沢からは浅間山が見えると楽しみにしていたのに、結婚式当日は見る余裕がなく、翌日、帰りの道中は信州付近では雨とガスのため、展望がなく・・・。浅間山は大学一年のときに、仲間たちは皆こぞって登ったのに、私は何か都合が悪かったのかそのとき一緒に登れず、その後の噴火で登山禁止になり登れなくなりました。よほど縁がない山なんですね(^_^;
帰宅後も当地の秋祭りなどがあったため、生け垣の剪定などやるべきことが山のように待ちかまえていて、ちょっと忙しい日々が続き、山にはなかなか行けませんでした。
それに天気がこれまた悪くて、秋晴れの予報が出ている日がほとんどありません。ようやく晴れの日と思ったら、秋祭りで動きが取れないのでした。
秋祭りが終わってようやく山に行ける状態になったので、山友達のPさんにメールを入れておいたところ、21日にどこかに行きましょうということになりました。ああれもない、こうでもないと、いろいろ案を出した挙句、某掲示板で太田尾越が通行可能になったと書いてあったのを思い出しました。Pさんと相談の結果、行き先は私の希望で大座礼山になりました。
↑今年は紅葉はあまりよくないとのことだったので、あまり期待もせずに登りましたが、それでも下りのブナ尾根は紅葉し始めていました。
当日はゆっくり目の朝7時に大野原インター近くの某所で集合です。
大座礼は2時間もあれば登れるということで、早目に下れたら花散策も欲張りましょうという魂胆です、
Pさんの車に荷物を積みかえて出発しますが、この日の予報は週初めはまずまずだったのが、だんだんと予報が悪くなっていて、曇り空となってしまいました。
10月半ば過ぎまで日本の南海上に台風がいたので、天気がすっきりしないんですね。
別子街道を走っていると、道端に何やら赤い実が・・・。
あれはイイギリ。
この道沿いでイイギリの実を見たのは初めてです。
去年も西赤石に紅葉見物に行ったとき、この道を走ってるはずだけどイイギリなんて見ませんでした。ということは、果実は表年と裏年があるのかもしれません。
今回はこの道沿いに4株ほどが見られました。
真っ赤な果実が着いていると、よく目立ちますが、そうでないときは存在感は乏しそうな木ですね。
そういえばイイギリの花を見てないな~と思い、検索してみると、オオバアサガラみたいな花で緑の花が咲くんですね。そりゃぁ、目立たないはずです。
だいたい、果実が派手な木は花は地味なのがおいような気がします。
花は6月に咲くらしいので、来年の初夏に東赤石詣でをするときに気を付けて見てみるとしましょうか。
筏津で左折する前にも、ノコンギクの群生に目を奪われて車を停めてもらいました。
山登りではこの季節にはもう花はあまりないはずだから、途中で見かけた花を撮影しておかないとね(^_^;
バックに少し紅葉しかけたサクラを入れたつもりですが、曇り空でぱっとしません。
秋の定番、ススキとセイタカアワダチソウです。
その辺をぐるっと歩いてみると、何か着生植物かなと思ったほど、青々とした葉に花が咲いています。
近づいてよく見るとグミの花でした。
グミもいろいろあって、なかなか覚えられませんが、果実の生る時期がナワシロの時期なのでナワシログミなんですね。暖かい地方に生えるそうで、関東以北では自生はないそうです。
シロヨメナもまだ咲いていて、この花は低山から高山まで、また秋の初めから秋の終わりまで、ずっと咲いているように思います。
筏津からは南に向かいます。
私はこの道はめったに走ることがなくて、前回走ったのは(と言っても乗せてもらっただけ)東光森山に白猪アケボノを見に行った時だから、2014年の5月以来です。
車道沿いにはかすかに色づき始めた木もあってこんな物でも嬉しくて思わず撮影します。
前回きたときと違い、曇り空のせいか、それとも木が生い茂っている季節だからかずいぶん車道が薄暗いような気がします。
こんな狭い道だったかなぁ?
ヤマブドウの赤く染まった葉を見つけ、これも撮影です。
何しろ、9月~10月は忙しさと悪天候のためほとんど山に入ってないので、こんな紅葉でも嬉しいのですね。
工事終了までほぼ2年かかった太田尾越手前の崩落個所はきれいに直っていました。
ここだけ、アスファルトも綺麗なら道幅も広い・・・
到着時に撮影し忘れて下山時に撮影した画像ですが、太田尾越には8時37分ごろの到着です。この日は周回コースを歩く予定ですが、車は東光森登山口付近に駐車しました。
平日でもあるし、この季節にこのコースを歩くのはきっと私たちぐらいのものでしょう。
車を降りた途端、風の冷たさに驚きました。
気温は10℃ぐらい?
ここは風の通り道になってるようですね。
嬉しいことに、太田尾越にはナギナタコウジュがいっぱい咲いていました。
この花って、こんなに遅く咲く花だったかしらん?
いつも9月末に梶ヶ森で見ていたような気がする・・・
今年はこれが初見だったので特に嬉しかったです。
支度を終えて、8時50分に歩き始めます。
Pさんは寒いと言って、ウインドブレーカーを着こみましたが、私は長袖ウエアの上に半袖ウエアを重ね着していて、歩き始めたらたぶん暑くなるからと、そのままで歩き始めます。
登山口まではまずは車道歩きらしいです。
道端にはゲンノショウコもまだ咲き残っていました。
赤花です。
シロヨメナとアキノキリンソウのツーショットも・・・。
時期的にはもう花は期待できないと思っていただけに嬉しいですね。
山肌を見上げると、標高1300から上あたりは雲が垂れ込めています。
太田尾越の標高が1113mだそうですから、これから400mちょっとの登りです。
keitann様 こんにちは
お天気の点で相性の悪い山というものはあるものですね。
keitann様はそれが浅間山でしたか、関東で生まれ育った小生は、冬晴れの日には西北の方角に浅間山を普通に見ることはありましたが、登ったことはありませんでした。
三河の低山ですが猿投山という山は、我が家から近いところにありますが、ここには何度来てもピーカンの空になったことがありません。
木曽御嶽や恵那山が見えるらしい・・・と言うのが未だ「耳学問」でしかないのが残念です。
お友達との今回の山行はお互いに気兼ねなく歩ける道のようですね。
生憎の天気のようですが、きっと最後はkeitann様の”晴れ女神通力”が発揮されるのではないでしょうか。
投稿: ぶちょうほう | 2016-11-02 17:17
ぶちょうほう様、こちらにもコメントをいただきましてありがとうございます。
なぜか中々登れない山というのはあるものですね。
私にとっては浅間山がそうみたいです。
もう10年近く前に、山登りの先輩方とバスハイクで信州方面を回りましたが、
このとき、横川SAで休憩したのですが、そこから浅間山が良く見えました。
この辺りは四国からは遠いので、もう登る機会もないと思いますが、大学1年の時に
登っておけば、また違う感慨があったでしょうね。
苗場山や巻機山。妙高などは何度か登っているのに、そう考えれば浅間山は縁のない
山ですよね。
天候に恵まれない山というのもあるみたいです。
何度来ても曇ったり雨だったり・・・。
でも、近くの山はまだチャンスがあるので、一度、御嶽や恵那山の眺望をものにされて
見てくださいね。
大座礼山も今まで不思議と縁のなかった山です。
大座礼と近い山域にありながら登るのに倍以上の時間がかかる東赤石には、今まで20回は
登っていることを考えると、どうして今まで一度も登らなかったのかが不思議ですね。
投稿: keitann | 2016-11-02 22:06
ご令息のご結婚、おめでとうございます。10月の軽井沢はもうかなり寒かったのではないでしょうか。軽井沢には年に何回か行きますが、浅間山は勇壮な姿を見せてくれますね。見られなかったのは残念でした。
投稿: 多摩NTの住人 | 2016-11-03 17:49
多摩NTの住人様、こんばんは。
お祝い尾お言葉をありがとうございます。
軽井沢には一度も行ったことがなかったのですけど、初めて訪れることが
できました。
御身は年に何度か訪れていらっしゃるようですね。
暑い夏場に涼しい軽井沢に滞在できるのは最高でしょうね。
結婚式を挙げたホテルは万平ホテルまで徒歩10分程度でしたので、早朝に
散歩で行きましたが、通りから少し入ると鬱蒼とした森なんですね。
真夏なら木漏れ日が気持ち良いのでしょうが、10月初めでも速足で歩いても
肌寒いくらいでしたから、この辺りの11月末頃の気候だと思いました。
それもそのはず、8日の朝は8℃まで冷え込んだとか。
ゆっくりと花散策できなかったのが残念です。
投稿: keitann | 2016-11-03 22:00