忘年登山で荘内半島を歩く、その2、シマカンギクを見ながら四国のみちを登る
新しくつけられた道はちょっと味気ない道ですが、傍らにはヒヨドリジョウゴの赤い実が鈴なりでした。
↑天気が良かったので、赤い色が眩しいほど・・。
ヒヨドリが食べるというのでヒヨドリジョウゴというらしいですが、実際はヒヨドリも食べないのだろうと思います。
花は地味ですが、果実は派手でよく目を惹きますね。
こちらはセンニンソウの果実のようですね。
この仙人の髭のような白い綿毛が名前の由来です。
海辺に近い低山にはボタンヅルよりセンニンソウが多いです。
ここで標高100mぐらい登ったでしょうか。
皆で眺めを楽しみます。
この辺りまでが最近補修された道です。
この先は以前からの山道になります。
標高の低い里山なのでシロヨメナもまだ咲いてるんですね。
登山道としてはあまり面白くない道…去年亡くなった山友達のTさんはときどきこの道を登っていたようですが、そういっていました。
確かに、展望が抜群に良いわけではなく、野草の花がたくさん咲くわけでもなさそうですが、一度ぐらいは山道も登っておかなくては・・。
これも標高が低いのでヨメナだと思いますが、まだ咲き残っていました。
ヤブコウジの赤い実がちょうど日差しを浴びて可愛い・・。
一週間前には伊吹島でヤブニッケイを見たばかりでしたが、今回はシロダモの赤い果実を見られました。
シロダモは花も同じ時期に咲きます。
つまり花が咲いて実が熟すまでに1年がかりということでしょうか。
同じ日に見たシロダモの花です。
ヤブニッケイとは花も違いますね。
陽だまりでまたまたシマカンギクが咲いていて、2週続きで見ることができてうれしくなります。
コバノタツナミの狂い咲・・。
周囲に見えている葉はスズシロソウの葉なので、春にも一度歩いてみるとしますか。
シマカンギクは晩秋から初冬にかけて讃岐の里山を彩ってくれる貴重な花です。
山頂までの道のりのようやく半ばほどまで歩いてきました。
気温が上がってきたのでYさんご夫妻が衣服調節されているようで、少し遅れ気味になったようなので、私もペースを落としてゆっくり目に歩きます。
標高も200m近くまで登ってきたようで海が見えているのですが、天気が良くてちょっと霞んでいますね。
あれ?
テイカカズラの綿毛がもうサヤから飛び出しているようです。
冬の地味花、ビワの花も咲いています。
野鳥が種を運ぶのか、里山にはビワの木が結構多いのです。
9時23分、車道出合いまで出てきました。
山道を登ってくると、ここに出てくるのよと、亡くなった山友達のTさんから聞いていました。
ほかの方たちはこの車道出合のカーブのところで待っていてくれました。
紫雲出山周辺の地質についての説明板がありました。
あらためて読んでみると興味深いことが書いてありますね。
子供時代からなじみ深い荘内半島ですが、初めて知ることもありました。
大浜は、昔、船が行き来する場所だったとは・・・
そういわれれば、納得の地形なのでした。
この日は朝が冷え込んだせいか海の上に霧が出たようで、ちょっと幻想的な眺めとなっています。
この車道のカーブの場所で、今回も白いキクが咲いていました。
イエギクとシマカンギクが交雑したのかもしれません。
8年前にも同じ場所で同じ白いキクを撮影していますが、その時の画像です。
全員揃ったところで、再び山頂目指して歩き始めます。
ここからは山頂駐車場まで車道を歩きます。
いつもはペースの速い男性陣の方たちも、この日はゆっくりペースの私たちに合わせてのんびり歩きです。
シマカンギクが車道の法面でもあちこちで咲き乱れていて、ちょうど見ごろです。
黄色いこの花を見ていると、どこか癒されますね。
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