忘年登山で荘内半島を歩く、その1、8年ぶりに荘内半島で忘年歩き
ここ8年ほど香川の山仲間で集まって、年末に忘年登山をしています。一年交代で高松周辺に住んでいるメンバーと西讃に住んでいるメンバーで幹事をしていますが、今年は私たち西讃組が幹事を務める番です。
10月初めに息子の結婚式があったりで、それまでは忘年登山の計画は後回しにしていましたが、久々に荘内半島でも歩こうかな~という気持ちはありました。毎年、11月末か遅くとも12月初めには忘年登山を実行しているので、10月末になったら、そろそろ計画を立てなければいけません。
8年前の2008年にも女性のメンバー4人で紫雲出山~箱峠までの歩きを、初めての忘年山行として歩いていたのですが、その時の海を見ながらの歩きが気持ちよかったのを思い出したのです。その時の記録はこちらです。
その後、2013年12月に一人で半島先端に近い仁老浜という海岸から「四国のみち」を歩いて先端の三崎灯台まで歩きました。けれども、仁老浜~三崎灯台までの短い距離を歩いただけです。「四国のみち」は半島の稜線ではなく、稜線から50mほど下をトラバースするようにつけられていて、そのときにあの上は歩けるのだろうか?という疑問も湧いたのでした。2013年の記録はこちらです。
どちらも部分的にしか歩いてないので、今年は荘内半島をある程度、通して歩きたいと思いました。ルートもありきたりのルートではなく、稜線歩きも交えたルートを歩きたい・・・となれば、ガイド役をお願いするのは山仲間のエントツ山さんしかいません。
まずは忘年山行予定日を9月26日と決定し、エントツ山さんに相談しながらおおよそのルートを決めました。私たちの体力や技量を考え、夜の部に疲れすぎないようにということで大浜から紫雲出山に登った後箱峠に下り、その後は三角点を通過しながら終点の三崎灯台までと大雑把な計画を立てました。
↑忘年登山当日は絶好の山歩き日和に恵まれました。
最初のピークである紫雲出山山頂の展望台から眺める荘内半島先端方面です。
桜の名所である紫雲出山は今や全国的にも名前を知られるようになり、桜の時期は全国から訪れる人でにぎわいますが、この日はほかの人もおらず、じっくりと眺めを楽しむことができました。
ルートを決めた後も、車のデポをどうするかとか、山行後の汗を流す温泉は?忘年会のお店は?とかいろいろ決めなければいけないことが結構ありました。車のデポは結局、三豊市のコミュニティバスを利用することにしました。8年前にも箱峠から登山口までバスで帰っています。バス利用で仁老浜に車をデポしに行く時間約40分を短縮できます。
実行日の約10日前の11月17日には、荘内半島在住の友人宅に行ったついでに登山口の下見と仁老浜のバス停、大浜のバス停の下見を済ませました。登山口には三豊市の市役所の支所があって休日には邪魔にならない程度の駐車が可能なことも調べておきます。
下山後の温泉は実家から近い高瀬温泉(これも下見)夜の忘年会は電車で帰るのに便利なように丸亀駅近くで、私が何度か利用したことのある和食のお店を選んだのですが、小さなお店なので人数が10人以上ということならと貸し切りにしていただけました。
ほんとは下見で、歩きもしておくべきなのですが、今回はアクシデントもあったり、また私自身もぶっつけ本番の歩きを楽しみたかったので、敢えて下見歩きはしませんでした。
なので、予定のバスに乗れるかどうかというのが、一番不安ではありましたが、根が楽天的なのであまり心配もしないまま、当日を迎えました。
当日11月26日は「ふれあいパークみの」の駐車場に8時集合です。
朝起きると、空はすっきりと晴れ渡り、一番心配していた天候はまずクリアーです。
集合場所に7時45分ごろ着いたところ、ほとんどの方がすでに来られていました。
この日のメンバーは全部で11名なので普通車2台、軽自動車1台に分乗して大浜の登山口に向かいます。余分な車は集合場所に置かせてもらったのは、大浜の地元の方に迷惑をかけないためです。
下見の時に友人の軽自動車に乗せてもらっていたので登山口までの車道のカーブのところが普通車では曲がれないのでは?と心配してましたが、これは杞憂でした。手前の大浜郵便局周辺で少し躊躇したのですが、丁度この場所に公衆トイレがあって、これを利用することができたのでラッキーでした。登山口にはトイレがないですから・・。
登山口には8時半には着いていたようです。
各自、登山の準備をしたら、登山口で記念撮影をして出発です。
↑登山口の「四国のみち」の道標ですが、付近の車道には「登山口」の標識が出てないので探すのはちょっと苦労します。
因みに登山口の標高は2mとか3mだと思います。
前の週に伊吹山からちょうど荘内半島を真横に見ることができました。
↑登山口は赤い〇で示した場所で、これより北側はもともとは島だったらしいです。
そして、登山口にあたる大浜はもとは海だったのが砂が積もって、地続きになったということです。いつも車で大浜を走るとき、ここだけがなぜこんなに低いのか疑問だったのですが、今回わかってよかったです。
実は私自身、紫雲出山に歩いて登るのはこれが2度目で、しかもいわゆる登山道を登るのはこれが初めてです。いつもは車で山上の駐車場まで行っているのです。8年前には歩いて登りましたが、それも車道を歩いて登ったのです。なので、一度はちゃんと登山道を歩いて登ろうという気持ちだけは何年も前からああったのでしたが登山口を探しそびれていたのでした。
↑最初は民家の間をすり抜けて登っていきます。
5分も歩くと、きれいな車道に出合い、拍子抜けしましたが、これは途中で行き止まりになっている車道なのだとか。
山頂には車道を横切って、上へ向かいます。
道ばたにレモンの木があって、レモンが生っているのを眺めながら歩くのがいかにも瀬戸内の初冬という気分ですね。
すぐに大きなイチョウの木が見えてきました。
乳と言われる気根がぶら下がっているのをYさんが教えて下さいました。
そういえば、梶ヶ森へ行く車道沿いに八畝という集落がありますが、ここにも「乳イチョウ」と書かれた大きなイチョウの木がありましたっけ。
でも、いつもよく行く大浜辺りにこんな乳イチョウがあったのは初めて知りました。
イチョウの傍には乳薬師のお堂が建っていました。
乳の出ない女性が願掛けをするんでしょうか?
乳薬師から鬱蒼とした樹林の道を少し歩いたら、こんなコンクリート道に出ました。
歩き始めから、まだ標高にして50mしか登ってないと思いますが、向こうのほうに富士山の用な形をした山が見えてきました。これは鴨之越にある丸山島が見えているのかな?
行く手を見ると、まだ新しいコンクリートの用水や道が見えます。
この道は崩壊したために何年間か通行止めになっていたのですが、その間に補修したようです。
ちょっと味気ない道になってしまいましたね。
私は初めて歩くのでわかりませんが以前歩かれたことのある人は「ずいぶん変わってしまった」と残念そうでした。
ガイド役のエントツ山は、藪の探索なのか尾根筋を一人で入って行かれましたが、しばらくして皆に合流されました。
keitannさん こんばんは、
今日は、一日中天気に恵まれ花散策や山登りをすることができましたね。
皆さん花も詳しいので、一緒に歩いていても大変勉強になり楽しさも倍増です。
鷲尾山からの眺めも最高でしたね。
休憩では、いろいろとご馳走になりました。
山で食べると尚更美味しいです。
ヤマシャクヤクを有難うございました。
花が咲くのを楽しみにしています。
我が家でもヤマシャクヤクの種を去年植えていますが、2年経たないと芽が出ないようです。
また山登りの機会があればよろしくお願い致します。
投稿: クムトマト | 2016-12-11 20:17
クムトマトさん、こんんばんは。
今日は大変お世話になりました。
いろいろな山を今までご一緒させていただきましたが、冬場の高知の里山も
暖かくて、まったりできて最高ですね。
こちらこそ、美味しいコーヒーや芋天をごちそうさまでした。
アツアツで最高でした。
今日は(も)良く汗をかいたので、お風呂上りに久々にビールでした。
ヤマシャクヤクの発芽は2年かかることもあれば、1年で発芽することもある
ようです。セツブンソウも増えていますので、冬場にこちらにおいでになる機会が
あれば、少しお持ちかえりください。
また機会があれば、ご一緒したいですね。
投稿: keitann | 2016-12-11 22:22