2016年の登り納めは毛無山~白馬山、その3、稜線はブナのプロムナード
稜線に出たら、後は避難小屋までゆるゆると登っていきます。
過去3度ほどしか、こちら側からは登ってないですが、そのぐらいの記憶はなんとか残っていました。
ここでもブナを見上げていたら「あれ?あれってもしかして霧氷の残骸なんじゃない?」
↑ほとんど落ちちゃってますが、どうやら霧氷の名残のようですね。
気温がこれだけ上がったら、霧氷が落ちるのも早いんでしょうね。
↑ヤドリギにも霧氷らしきのがついています。
避難小屋までは、まるでブナの並木道です。
傾斜も緩やかなので、ゆっくりとブナのプロムナードを楽しみながら登ります。
が…この真っ白な光景だけではちょっと物足りなくて、色のついたモデルさんが欲しい・・・
ということでPさんにトップを歩いていただくようにお願いしました。
やっぱり人が入ると画像が引き締まりますね。
雪の深さはこの辺りでも10センチもないです。
すると、後ろから単独の男性が来られました。
今日は私たちだけかと思ったら、やはりこんな上天気にそんなはずはないですね。
ブナを撮影して後で画像を見てみたら、毛無山のブナはほんとにお行儀良くて、すらりとまっすぐ伸びているので、木と木が平行になってますね。
単独男性とPさんが何やら話しながら登られているようです。
後でお聞きしたら倉敷の方で毎週のように毛無に来られているとか・・。
ブナを見上げるPさん。
これはシロモジの花芽?
こんなのも見つけましたが、大きな葉の芽と花芽が一緒に見えています。
後からも何度か見ているうちに、どうやらこれはオオカメノキの冬の姿だとわかりました。
偶然ですが、帰宅して2日後ぐらいにNHKの番組でオオカメノキのこれと全く同じ様子が紹介されていたので、また一つ冬芽の姿を知ることができました。
11時7分、避難小屋の横までやってきました。
今までだと、山頂に着く前に1度はどこかで休憩しているように思うのですが、この日は雪もあまり積もってないので、それほど足も疲れていません。
結局、ここから山頂までは5分ちょっとなので、そのまま山頂へと向かうことにします。
寒い時は風を避けて、ここで食べるときもありますが、この日の気温なら山頂でお昼を食べても寒くはなさそうですね。
ブナを何度も撮影しているRさん。
やっぱり、冬のブナ林って魅力的ですよね。
時間の余裕もたっぷりあるので、慌てて登ることなく、のんびりと撮影を楽しみました。
さて、そろそろ、最後の登りにかかるとしますか。
上から小屋を見下ろすと、小屋の屋根が綿帽子をかぶっていました。
田浪集落もよくみえてきましたが、南のほうの空はちょっと曇ってきたようです。
大山の雲が気になります。
何年か前に来た時は、この辺りは1mほどの積雪で、雪の中に足が埋まってしまい、つけていたワカンのために足が抜けず、同行の方に引っ張り上げてもらったこともありました。
最後はちょっと急ですが、ここを登ると山頂です。
看板が見えてきました。
あとちょっと・・。
11時21分、山頂に着きました。
先客は先ほどの単独男性の方だけです。
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