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2017-01-06

2016年の登り納めは毛無山~白馬山、その2、ヤドリギの実がいっぱい

ブナが出てくると、どうしても上を見上げる回数が増えます。

冬枯れのブナはほかの季節にもまして美しいので、つい何度も見てしまうのです。

見上げていると、ブナにはヤドリギがたくさん着生しているのに気付きました。

そうそう、以前来た時もここでヤドリギの実を撮影していたはずと思い出しました。

そう思い、気を付けて見ていると、ありましたよ。ヤドリギの実が・・・

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↑望遠レンズに付け替えて覗いてみると赤い実がいっぱい生ってます。

こんなにたくさん生っているのは見たことないですね。

まだ季節が早いので、野鳥にあまり食べられてないし、風で落ちたのも少ないんでしょう。

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あれ?黄色い実も生ってるようです。

ヤドリギの実って一般的には赤いように思いましたが・・・。

検索してみると黄色から赤に変わるという説もあるようだし、アカミヤドリギというのがあると書いてあるサイトもあるし・・・

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この場所など半分は黄色い実で半分は赤です。

何しろ頭上10mほどの高い場所にあって、間近に見られないので、よくわかりません。

けれども、冬の山に登ることが多い2月ぐらいには赤い実が多いような気がするので、黄色から赤に色が変わるというのも一理あるような?

難しいことは抜きにして、このヤドリギの実を見ると、去年亡くなった山友達のTさんが小さい頃はヤドリギの実をよくおやつ代わりに食べていたと話していたのを思い出します。Tさんのご実家は満濃の山間部だったのでちょっと遊びに行くとヤドリギがあったとか・・。平野部で育ってヤドリギなんて40代に山歩き復帰するまで知らなかった私にはちょっしたカルチャーショックでした。が・・・大学時代の山仲間で松山港外で育ったS君もやはりヤドリギの実を食べて育ったという話を聞いたのは、10年ほど前に3人で2月の笹ヶ峰に登った時だったか?

山でいろいろなものを見るにつけ、今も山友達を思い出します。

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↑黒い果実のようにみえるのはなんだろう?と不思議だったのですが、モニターで拡大してみたら、どうやらこれはツルアジサイの花後がドライフラワーになったもののよう・・。

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ヤドリギ撮影中のRさん。

この辺りは急登が続くので、こんな物でも撮影しながら登らないと、きついです。

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10時18分、七合目を通過しました。

ヤドリギを撮影していたら覿面に時間がかかりましたが、実際のところ、六合目から七合目までが長かったような気もします。

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登山道の傍らの木に可愛いキノコが見えたので、キノコ好きのPさんに慌てて声をかけます。

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案の定、大喜びで激写中のPさん。

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何しろ、この辺りはこの通りの急坂です。

楽しみを見つけて登らないことには・・・。

雪も新雪で真っ白で綺麗・・・

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休み休み、登ります。

花の時期には花を撮影しているというのが休憩の言い訳になるのですが・・。

花のない時期も何かしら口実を探します(^_^;

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珍しく、株立のブナがありました

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青空に満面の笑みを浮かべて佇むPさん・・・。

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ここから先はどうやらトラバースのようですね。

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↑夏道が一部見えていますが、そこに小さなツララを発見。

この冬は暖冬なので、ツララすら見てなかったのです。

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ブナがやっぱり素敵ですね~。

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南の方面が少し見える場所に差し掛かりました。

低い山ばかりです。

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ブナの枝の間から車を駐車してある田浪集落の田んぼが見えてきました。

これで300mぐらいは登ったんでしょうか?

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怖いぐらいの青空ですが、これで霧氷があれば、素晴らしいのにね。

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振り返ると、トラバース中の二人・・。

石鎚と違い、毛無山は怖いところはありません。

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ようやく山頂直下の大岩に差し掛かりました。

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10時39分、大岩横を通過しました。

ここが八合目になっているようです。

あと300mらしいですが、この先も結構長く感じました。

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大岩を見上げると、岩からも木々が生えています。

たくましいですね。

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「頭上注意」という札が吊るしてあったのは、このことでした。

↑屈んで通過するPさん。

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大岩通過後、ほんの少し登ったところで、やっと稜線に出てきました。

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↑Rさんが最後の登りを頑張っています。

ここを登るとPさんが立っているのはもう稜線上ですね。

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稜線に出ると、傾斜は緩やかになり、ここからは楽に歩けそうです。

コメント

明けましておめでとうございます。
遅くなりましたが今年もいろいろな山行を楽しみにしています。
ヤドリギの実が真っ赤ですね。こちらでも昨日ウオ-キングで
見かけましたが赤い実はなかったです。
レンジャクがヤドリギに来ると聞いたが実がないので来ないですね。(苦笑)

こんにちは。ヤドリギがずいぶん稔っていますね。当方で以前見た時には、12月頃には写真のような黄色で、5月に同じところで見たものはオレンジ色でした。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/42/1f8dff965112e49f62ace18f2ce120c8.jpg

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/aa/853c2396138145e3ee9a0c539b8098e5.jpg

komakusaさん、明けましておめでとうございます。

年末から娘一家が来ていて、昨日は岡山に帰る予定が娘と上の孫が嘔吐下痢に
かかってしまい、明日までいることになりました。
もう二人ともほぼ治ったので、やれやれですが、この10日間は何かと落ち着かない
日々でした。

ヤドリギの実ってそういえば、意外と低地でもあるものですね。
低地だと花の開花や果実が熟するのが遅いんでしょうかね。
ヒレンジャク…私も一度見かけましたが、ヤドリギとは関係ない場所で見かけました。
今年もよろしくお願いいたします。

多摩NTの住人様、こんばんは。

ヤドリギの果実の画像拝見しました。
同じ場所で早い時期には黄色、遅い時期にはオレンジ色ということは
やっぱり熟すにつれて色が変わるというのが正解みたいですね。
やはりなんでも、時期を追って定点観察することは大事ですね。
四国の私の周囲ではヤドリギはなかなか見られる場所がないのですが、
一度ぐらいは同じ場所で観察してみたいものです。

keitann様 こんにちは
ヤドリギの実を2年ほど前に食べたことがありますが、やや甘かったかな・・・?という印象しか残っていません。
これは数が少なかったから印象が薄かったのでしょうね。
そして、粘っていたように記憶しています。
小鳥が食べたあと、糞を出しても、種は粘液によって小鳥のお尻あたりにぶら下がっているということですね。
珍しい種の運ばれ方をするんものです。

山の上部に来て、いよいよ雪が深くなってきましたね。未だツボ足ですか。
ブナの大木と青空、それに目に沁みるような雪の白さ・・・・良い眺めです。

ぶちょうほう様、こちらの記事にもコメントをありがとうございます。
ヤドリギの実はネットなどで見ても食用になるという記載はあまり見ませんね。
けれども、実際に食べてみて特に変わりのないか方がいらっしゃるのですから
毒性はないということですね。
話がそれますが、先日、うちの孫や知人の孫、娘の友人の子供さんなどと一緒に
籾殻や落ち葉を焼いて枯葉で焼き芋をしました。
知人のお孫さんの男の子が、実家の畑に勝手に生えてきた何かの野イチゴを食べたと
友人がおろおろしていたので、「野生のイチゴには毒性のあるものはない」と言ったら
安心していました。
子供の時にそういう経験をしておくのは悪くないことだと思いました。
ヤドリギの実は小さいころに食べてたという、亡くなった山仲間の話ではやはり
チューインガムのようにくちゃくちゃ噛んでいたとか・・。
甘味があるので、昔の子供には格好のおやつだったんでしょうね。

この時の毛無山は積雪はせいぜい10センチで凍ってもおらず、ツボ足どころか
快適に歩けて物足りないほどでした。

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