今年初の寒波の中、鷹丸山へ、その1、神社から登る
1月の第二週末は天気予報ではこの冬一番の寒波が襲来すると言ってました。
私はその4日前の10日に須磨アルプスに登ったばかりでしたが、山友達のRさんは確かここしばらく山に登ってなかったはず。2週間も登らなかったら体が鈍るのでは?と思い、急遽、里山にでもとお誘いしました。なんでも最高気温5度ぐらいだとかで高い山は避けたほうが無難です。14日の土曜日は寒いものの天気は持ちそうなので、今年の干支の山である鷹丸山に登ることになりました。
鷹丸山は2年前の忘年山行でも登っていますが、今回は登山口を変えて今まで歩いてない西麓の神社から登ることにしました。
お昼過ぎには下山できるでしょうから、近くのカフェでランチでも食べましょうという話も出ました。
↑この日は里山歩きの気楽さもあって、結構行き当たりばったりの山行になりましたが、思いがけず金剛院にくだってきました。
画像は折しも雪が舞う中、金剛寺を後にして歩く光景です。
集合は綾歌森林公園の駐車場に9時集合としました。
ところが、言い出しっぺの私が前日に炊いたぜんざいを山仲間に食べてもらおうとテルモスにぜんざいを入れたりしていたら、細い注ぎ口から入れるのに手間取って、出発時間が遅くなりました。
途中、これは9時にはとても間に合わないと思い、遅れる旨をラインで連絡します。
10分ほども遅れたことを謝った後、さてこの日歩くコースをどうするか相談します。
鷹丸山に登るリートは決めてありましたが、その後は森林公園に下ってきても良し、その時の気分次第でと、この日はいたってアバウトな歩きになりそうです。
鷹丸山西麓の神社登山口は2年前、城山~鷹丸山~猫山~大高見峰と縦走した時に、一応下見でPさんと見に来ています。田んぼ道を登っていくので、軽のほうが良いだろうということでPさんのジムニーに乗り合わせました。その時にあれこれネットで調べたとき、神社裏手から明瞭な道が山頂までついているということは調べてありました。
ところが、2年前に一度来ているものの、途中で間違えて違う道を登ったりして手間取り、登山口到着は9時35分になっていました。
↑登山口周辺の田んぼの周囲にはイノシシ避けの鉄格子が張り巡らされています。
Rさんの後ろに見えているのは城山から猫山へと続く稜線で、あの辺りは毎年一度は歩いています。
西を見ると金比羅さんのある象頭山や大麻山が見えています。
この日は予報通り西からの風が冷たくて、いつもなら里山に登るのは一枚でも良いぐらいなのですが、この日はその上にもう一枚、そしてもう一枚、風を通さないというユニクロのプロテックパーカーまで来て歩き始めました。3枚も着こんで歩くなんて滅多にないことです。
歩き始めは9時38分。
まずは神社への階段を登ります。
ここからは初めての道です。
階段を登って下を見ると、下にはRさん。
ものの1分でお社に着きました。
まだ1月14日、年が明けて間がないので、しめ縄などが新しいですね。
お参りする私たちもまだ初詣気分が残っています。
どうやら道はお社に向かって右の辺りから出ているようです。
ありました、明瞭な踏み跡ですね。
最初から結構な急坂が続くのでアキレス腱がちょっと痛くなりそう・・・。
と思ったら、9時54分、図根三角点があるとRさんが教えてくれました。
図根三角点はたまに見かけますが、普通の三角点との詳しい違いはイマイチよくわかりません。
道にはいたるところに赤テープがあって、迷いようがないです。
樹林に入ったので、吹き付ける風は幾分ましになったものの、パーカーを脱ごうという気にはなれません。何しろ雪山よりも何よりも、私としては今季一番寒い山行は、今のところ、この時の山行でした。
木々の間から見え隠れするのは城山の山頂ですね。
城山の西尾根とと鷹丸山の西尾根はほぼ並行しているので、展望さえあればよく見えます。
急な坂は一段落して、ちょっとした平坦地に出てきました。
右手に繁みに見覚えのある大きな緑の葉。
里山でたまに見かけるタラヨウですね。
試しに近くの木の枝で文字を書いたらちゃんと書けました。
やっぱりタラヨウです。
(まだお正月気分が抜けてなかった時で、ついおめでとう、なんて書いてしまいました)
30分も登ったら、岩が転がっている尾根を歩くようになりました。
目線の高さにテイカカズラの綿毛が引っかかってました。
冬場の里山歩きではさすがに花も咲いてないので、見る門は樹木やこんな果実類に限られてきます。
樹木がまばらに生えている、緩やかな尾根道です。
この先が山頂のような雰囲気になってるのですが、それほど時間が経ってません。
さて?
城山と平野部が見えるようになってきました。
かなり登ってきたのかな?
後ろから登ってくるPさんとRさん。
皆、この日は厚着のままで登ってますが、汗もかきませんね。
さて、この先は山頂かな?と思いながら登っていくと・・・
あらら、山頂ではありませんでした。
稜線上のただのコブだったようです。
登り始めてまだ40分も経ってないのですから、無理もありません。
またまた、しばらく平坦地みたいなところを歩きます。
南の方角の視界が開けてきました。
阿讃山脈が見えていますが、どうやらあの辺りは雪雲がかかっているようです。
満濃の田畑もしっかり見えています。
風が強いので、視界は割と利きますね。
満濃方面を眺めるPさんとRさん。
ソヨゴの実が一つだけ残っていました。
この辺りの山はソヨゴが多いです。
赤い新芽はおなじみネジキの新芽です。
ヤマザクラらしき木もありますが、道はまだ緩やかなままです。
↑振り返ると西南西の方角が初めて見えてきました。
琴平山と竜王山の間を通っているのは伊予街道のはずで、その向こうに肉眼では海が見えていました。ということは豊浜辺りの海が見ているということ??
少し北のほうに視線を移すと大麻山から善通寺五岳そして鳥坂、天霧山と私にとって馴染み深い山々が見えています。
10時37分、こんな奇妙な岩がありました。
上から下まで真っ二つに割れています。
何か名前をつけたくなるような石ですね。
平坦な道がまだまだ続くと思っていたら・・・
10時28分、最後の急登になりました。
今度こそ山頂手前の急登みたいです。
行く手に空が見えるので、山頂が近いですね。
↑10時33分、見覚えのある山頂に出てきました。
約2年ぶりの鷹丸山山頂です。
登るのに、1時間弱、かかった計算です。
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