大川山(だいせんざん)に塩入から登る、その2、尾根を東へ
よく見かける鉄塔と違い、ここの鉄塔はえらくでかいです。
↑Pさんが鉄塔の下に立ったので、その大きさがよくわかります。
これは21番鉄塔のようでした。
讃岐平野の真ん中から阿讃山脈方面を眺めると、稜線に鉄塔が立っているのが良く見えますが、遠くから眺めてもかなりはっきり見えるほどですから、その大きさたるやかなりのものなんでしょうね。
↑この日のログをアップします。
鉄塔のある場所は標高約430mほどで、登山口は標高270mほどですからここまでで標高差150m弱を登ってきたわけです。
元の登山道に戻って、東へと歩きます。
辺りは自然林ですが、それでもアカマツなどの常緑樹が多いせいか、先日岡山で眺めた落葉樹の山とは趣が異なります。
歩いていると、南側の展望が開けてきました。
小高い山が見えていますが、阿讃山脈のこの辺りの山は今まで登ったことがなくて、どこが見えているのやらさっぱりわかりません。
20番鉄塔が見えてきました。
これも大きな鉄塔です。
休憩するのに良さそうな鉄塔ですね。
時刻は9時26分。
向こうに見えているのが阿讃山脈の主稜線だと思いますが、これを眺めながら休憩タイムです。
登っていると早くも暑くて、ポカリをかなり飲んでしまいました。
この日は結構なロングコースなので、水分補給は大事ですね。
冬場にしては珍しく、ポカリを用意しました。
10分ほど休憩して9時36分、再び歩き始めます。
北側の眺めを眺めるPさん。
北側にはもう一つの尾根が見えています。
足元にはツルリンドウの株も出てきました。
この後も、ツルリンドウの株はいくつも見かけましたが、最近、ツルリンドウも以前に比べると減っているようなので、嬉しい限り。
尾根に出たら、その後は緩やかな登りが続いているようです。
足元は落ち葉でふかふかだし、足に優しい登りですね。
道の傍らにまたまた鉄塔が見えますが、これは19番鉄塔かな?
北側を見ると、木々の合間から平野部や里山が見えていて、どこが見えているのか気になります。
塩入から登るというのが初めての経験なので、自分の位置がイマイチ把握出来てないのです。塩入ってかなり西のほうだから、もしかして観音寺辺りが見えてる?あの富士山みたいな恰好した山はどこの山?
ようやく、ちょっとましに見えるところまでやってきました。
Rさんに「猫山かな?」と言われ、ようやく合点がいきました。
そうなのです、城山から大高見峰までの稜線が見えてたんですね。
富士山みたいな恰好をした山は猫山だったのです。
塩入から登ったといっても、それほど西のほうを歩いているわけではなかったんですね。
やがて、今までの緩やかな道が少し急坂になってきました。
「結構な急登やね」とPさんに言うと「まだまだ、もっときつい登りが待ってますよ」と脅かされました。(^_^;「え、そうなん??」
10時18分、Pさんが三角点に達したようです。
四等三角点「中寺」だそうです。
標高は753.5m。
登山口からまずまず登ってきましたが、大川山まではまだ300mの登りがありますね。
近くの木に、〇米さんの点標も見つけました。
辺りはちょっとした平坦地になっています。
アカマツの多い林を東へと歩くPさん。
この三角点から大川山方面へと直接登っていけますが、まずは展望台に行きましょうとのことです。
これだけアカマツが多いと、秋にはマツタケも生えるんでしょうね。
良く猪鼻トンネル付近で売っているマツタケは阿讃山脈で採れるのだと思いますが、今では標高の少し高い場所でないとアカマツは残ってないみたいです。
私の子供時代は私ですら実家の近くの低山でマツタケを採ったものですが、ずいぶんと様変わりしました。
それにしても気持ちの良い林ですね。
道の傍らに、ちらりとお寺の礎石の後のようなものが見えてきました。
どうやらこの辺りが中寺廃寺跡のようですね。
行く手に展望台の東屋が見えてきました。
10時26分、展望台に着きました。
聞きしに勝る、素晴らしいところでした。
まずは、北側に満濃池がすぐに目につきます。
日本一大きなため池です。
残念なことに、この日は少し霞んでいましたが、猫山などの青山連峰も一望できます。
いつも我が家の近くからでも見えますが、それは北側から眺める青山連峰で、こうして南から眺めるのも良いものです。
南には今から登る大川山が聳えています。
こんな気持ちの良い場所なので日向ぼっこでもしながらおやつタイムにしましょうか。
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