快晴の西赤石へ、その6、古い道標から下山
12時22分、山頂に着きました。
山頂には東山付近で追い越していった若者たちが大勢いてちょうどお昼休憩中でした。
最近、四国の山でも若い人を見かけることがずいぶん多くなって、嬉しいですね。
↑徳島から来たというこのグループの方たちに「石鎚が素晴らしく見える、こんな良い日に登られて良かったですね」と話したところ「石鎚ってどれですか?」と逆に問い返されました。この方たちはマラソンをされる方で、この日は初めて山の地図を持参して山登りをされたのだそうです。
なので、四国の山々についてはあまりご存じなかったのでした。
そこで、山頂から見える山の名前をざっと説明したところ、皆さん喜ばれたようです。
「瓶ヶ森林道は見えませんか?」という質問も…(^_^;
さて、私たちもどこでお昼にしようかと迷い、まずは山頂から少し東に向かいました。
見えているのは前阿赤石と八巻山へと続く岩稜のようですね。
こんなに展望の素晴らしい日に縦走ができたら、ほんとは最高だったのですが・・・
やっぱり石鎚方面を見ながらお昼にしましょうということになり、山頂へと引き返します。
相変わらずにぎやかな山頂を撮影します。
山頂を通り過ぎて西へ少し歩くと・・・・
石鎚が見える絶好の場所があります。
お昼を食べながら、展望を楽しみました。
前の週の筒上と言い、二週続けて素晴らしい展望に恵まれたことに感謝ですね。
その後、徳島の若者たちもやってきて、記念に一緒に写真を撮影しました。
兜岩までのピストンにはどのぐらい時間がかかるか尋ねられましたが、結局、時間制限があるらしくてピストンは諦めたようです。
12時48分、若者たちが下山を始めました。
こんな良い日に登れたのだから、きっと山好きになってくれることでしょう。
最後に石鎚を眺めたら、私たちも下山開始です。
下山開始は13時8分でした。
13時58分、古い道標まで下ってきました。
それぞれ、スマホにGPSと地図を入れていますが、このルートは地図にありますので、道迷いの心配もなさそうです。
少し休憩してから、このル-トを下ることにしました。
14時8分、初めての下山ルートを下り始めました。
踏み跡はまずまずしっかりしているし、最初は尾根伝いに下るので、心配なさそうです。
下り始めて間もなく、白い花に目が留まりました。
葉脈がはっきりしている葉に見覚えがありました。
葉を裏返すとやっぱり・・・・
葉の裏が白いのでウラジロノキ…憶えやすいですね。
南に向かって下っているので、大座礼?三ッ森山?どちらかが見えているようです。
樹林の中を下るので展望はあまりありませんが、その分涼しくて助かりました。
赤テープもところどころに見えていました。
14時27分、尾根が広くなった箇所に鉄塔か何かの解体したものが打ち捨てられているところに出ました。碍子のようなものが見えています。
この辺りは尾根が広いので、ルートを外さないようにスマホの地図出現在地を確認しながら、慎重に下ります。
花はほとんどありませんが、コガクアジサイが咲いていました。
その後、急斜面を下る場面もありますが、特に危ないところはありません。
振り返るとPさんのすぐ横の木に赤テープが見えてますね。
↑14時35分、道がクロスしている箇所に出ました。
私たちは下に下っていますが、↑の道はトラバースするようについていました。
昔から鉱山が開かれている山なので、古い道が縦横無尽に通っていたんでしょうね。
14時39分、滑車運搬の施設の跡?
その鉄塔の下に出てきました。
下のほうにダイヤモンド水のトイレの赤い屋根が見えています。
かなり下ってきたようですね。
ここまで下ると、視界が開けて前方に大座礼や三ッ森山が見えてきました。
後はほぼ明瞭な道を下るだけです。
日向に出てきたので、アカモノが咲いています。
15時、石積みが見えてきて接待館が近くなったことが予想されます。
その後も綺麗な石積みの横に道がついています。
この辺りは、鉱山があった頃には人がたくさん行き交った道なんでしょうね。
やがて接待館の見覚えのあるレンガ塀が見えてきました。
15時9分、接待館横の登山道に出てきました。
ここからは勝手知ったるいつもの道です。
おまけに、古い道標のところからちょうど1時間で下ってますから、普通に下ってくるのと比べて、かなりショートカットになったようです。
展望がないので面白い道とは言えませんが、下山に使う分には良いかなと思いました。
後はのんびりと登山口まで下るだけですが、もうすぐ登山口と言うところで、ノバラを見つけました。そういえば、以前にもこの場所で見たことがあります。
下山は15時31分で、久しぶりに16時前の下山でした。
2か月ぶりの山復帰のRさんにはたぶんちょうど良いぐらいの歩きだったし、何よりアカモノの可憐さを堪能し、2週続きの素晴らしい展望が楽しめてお得な山行となりました。
↓この日歩いたログです。
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