堂ヶ森に初めて登る、その3、ササユリのピンクに心躍る
鬱蒼とした樹林歩きから、いきなり眩しい世界に出てきたもので、周囲を見回しながら登ります。
すると、先を歩くS君が立ち止まっていました。
そして、その横には・・・・待望のピンクの花が・・・
↑思ったよりもずっと早く、梅ヶ市分岐を通過して直ぐにササユリに会えたのでした。
今まで、いろいろな山でササユリに会っていますが、ロケーションとしてはやはり最高ですね、堂ヶ森のササユリは。
↑ピンクの花弁を陽光に透かして・・・
↑たぶん、午後には咲いているであろう、蕾・・・
↑ピンクが濃いし、葉が覆輪かな~?
少し歩くと一輪、また一輪と咲いていて、その都度撮影せずにはおれません。
おや、これは?
ノギランみたいですね。
標高の低い場所ではもう咲いているはずだけど、ここではまだ蕾でした。
帽子代わりにバンダナを巻いたS君の向うに堂ヶ森の山頂が見えてきました。
堂ヶ森山頂には巨大なレーダーがあって、すぐにわかります。
思えば、この山を最初に見たのは末っ子が小4か小5の時、秋の皿ヶ嶺に登った帰り道、上林峠から南へ下り黒森峠越帰ったことがありました。そのとき、レーダーのある山頂を見ています。その後、15年経って、ようやく堂ヶ森に来ることができました。
山頂へと伸びる稜線の向うに、入道雲。
いかにも夏山って感じですね。
山頂は見えているけどなかなか着かない・・・なるほどそんな感じです。
登山道に3輪並んで咲いているのが見えました。
めちゃくちゃ綺麗です。
3輪が同じ頃に開花したらしくて、まさに美人三姉妹・・。
いちばん手前の花がシベの色が少し黒っぽいので、ちょっと早目に開花したのかな?
シベの色がオレンジ色の花は咲いたばかりの花です。
この後、単独の男性が下山してくるのとすれ違いましたが、前日から泊りがけで登られていたそうです。山頂周辺のササユリはもっと綺麗ですよ・・・と教えていただいたのですが、これでも私には十分すぎるほど綺麗でした。
同じ画像の中にササユリを入れてみます。
それにしても堂ヶ森のササは青々としていて元気良さそうです。
振り向くと、こちらも激写中のPさん。
4人中、ただ一人、Tさんだけは撮影されないので、私たち三人でずいぶん足を引っ張ってしまいました。申し訳ないです。
後方に霞んで見えるのはたぶん中津明神山でしょうね。
登山道は山頂直下をトラバース気味についているようです。
陽射しがあるので、なんだか急に足が重くなってきました。
伊吹山で熱中症になった時のことが脳裏をかすめました。
暑さにはめっぽう弱いワタクシメなのです。
前を歩くS君と少し距離が開いてきたような?
登りが少しきつくなってきたところに、またまたササユリが・・・
この日見た中でいちばんピンクが濃い個体です。
素晴らしい色です。
周囲はトンボが飛び交っていて、草の穂の先にとまっています。
振り返ると台形の山頂が見えていて、あれは途中で見た青滝山かな?
登山道沿いに咲くササユリと山頂方面です。
あら、緑色のランが咲いています。
そのときはホソバノキソチドリか何か?と思ったのですが、帰宅して調べたらヤマサギソウのようです。
北アルプスの稜線でも、よく似たランがこんな風に咲いているのを思い出しました。
行く手に盛んにガスが上がってますが、これは鞍瀬の頭方面ですね。
山頂への分岐まで何とかたどり着きました。
白骨樹を右に見ながら、左に折れて山頂を目指します。
ここまで来たら後少し・・・
上鞍瀬の頭を入れてササユリを撮影しますが、何しろササのほうが草丈が高いので難しい・・・
12時9分。やっとこさで山頂に到着です。
ガスの中、鞍瀬の頭がようやく姿を現してくれました。
三角点も撮影しておきます。
お腹が空いたので、山頂で少し食べることにしましたが、軽い熱中症なのか、おむすびが喉を通りにくいです。これはちょっとやばいな~。3週間ほど山歩きをしてなかったのでがまずかったのかも?
とりあえず、堂ヶ森に登れたので、第一目的は達成です。
こんにちは。サシュリは上品なピンク色ですね。久しく見ていないのでまたどこかで見たいものです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2017-07-31 08:14
お早うございます。
毎日、暑い日が続いていますね。
堂ヶ森は、8年前の12月に登っていますが、やはり花の咲く時期は、良いですよね。
寒風山に登った時、堂ヶ森のササユリ のことは聞いていましたが、多くのササユリの花が咲いていますね。
昨日は、剣山でしたが☁雲の多い一日でした。(☁雲は多かったのですが暑かった>_<)
投稿: クムトマト | 2017-07-31 08:59
多摩NTの住人様、こんばんは。
関東方面でもササユリが咲くのですね。
新穂高界隈で見たことはありますが、関東はヤマユリが咲くのかと思っていました。
ササユリにもほぼ白花?と言っても良い個体があるのですが、ついついピンクの花を
撮影してしまいますね。
ここのは標高差1000mを登って見られただけに感激一入でした。
投稿: keitann | 2017-07-31 21:46
クムトマトさん、こんばんは。
ほんとに毎日暑くて、とうとうエアコンを入れるようになりました(^_^;
そのせいか、最近は読書にはまってます。
堂ヶ森に12月に登られたのですか??
秋の紅葉も良さそうでしたよ。
冬も登山口が低いので、普通車でも十分登山口に入れるそうで、冬にも人気が
あるそうですが・・・。
ササユリ山行としてはいちばんよい時に行ったのだと思います。
ピオーネさんは20日ぐらいと言ってましたが、20日なら五代の分かれ辺りまで
登らないといけなかったかも。
剣山山行、スマホで拝見させていただきました。
キレンゲショウマが咲きだしたようですね。
いよいよ、山も夏の花のシーズンを迎えましたね。
投稿: keitann | 2017-07-31 21:52
keitann様 こんにちは
待望のササユリに出逢いましたね。
ここのものはどれも薄いピンク色で、可憐そのものですね。
小生が三河で見るものは白色が主体で、ピンクの花を見つけると心ときめかせます。
山肌の笹原の中で花を咲かせているので、ササユリという名前がぴったりですね。
普通の植物は笹がはびこり出すと、負けてしまいますが、ササユリだけは別格でなかなか強いようですね。
もしかしたら笹の根から栄養分を略奪して生きているのでしょうか。
投稿: ぶちょうほう | 2017-08-01 11:53
ぶちょうほう様、こんばんは。
この日は笹原に出ると同時ぐらいに可愛いササユリに出会えて最高でした。
岡山のササユリもピンクのがたくさんありますが、堂ヶ森はバックの笹原が素晴らしいと
思います。
白色に近いのもありましたが、数としてはピンクの花が圧倒的に多かったです。
ササユリって不思議なことに、ササの中で咲いていますね。
今までササユリを見に行った山は全部で4か所ぐらいなんですが、どこもササの中でした。
そういわれてみますと、普通はササの中ではほかの植物は負けてしまいますよね。
何か共存しているのかもしれませんね。
ササユリの葉はササの葉とよく似ていて、いろいろな意味でササユリと言う名前が
ぴったりですね。
投稿: keitann | 2017-08-01 22:38