酷暑の中、里山にキキョウを見に行く
四国の夏はここ数年、とても暑くて、酷暑と言っても良いぐらいです。
とりわけ今年は暑いと感じるのは、こちらがそういう年代になってきているからかもしれません。
お盆も終わった週末の19日、高い山には都合で登れなかったのですが、体が鈍ってはいけないので猛暑の中、里山に出かけました。
里山のキキョウは毎年、8月下旬か9月上旬に見に行ってるのですが、気合を入れないととても歩けません。まして、この日は涼しい午前中ではなく、なぜか一番暑い午後1時ごろから歩くことになりました。
とはいえ、山に入ると家で想像するほどは暑くないもので、時々吹き渡る風は爽やかなものです。
いつも、いちばん最初の株には登り始めて1時間弱ぐらいの場所で会えるのですが、今回はその場所の株は花を咲かせてなくて、見かけたのは蕾だけ。
なので、なおも歩を進めます。
↑結局、次々と咲いているキキョウの花を追っかけて、かなり歩くことになりました。
この山にキキョウの株がおそらく30株ぐらいはあるだろうと、2年ほど前に歩いた時にも確信しましたが、今回も開花株だけでも7~8株は見かけました。
↑ほぼ最後ぐらいに見かけたキキョウは後ろ姿を愛でることになりました。登山道の下に咲いていたからです。
山に自然に咲くキキョウは、ほんとに上品ですね。
↑花が少し小さめの株ですっきりとした美しさがあります。
大きな花を2輪咲かせていた株は、頭が重かったのか地面に倒れていたので持ち上げて近くの木にもたせかけて撮影です。
ほかの花にはまだ早かったか、それとも私が来るのが早すぎたのか、咲いてない花もありましたがキキョウだけはずいぶん楽しむことができました。
ほとんど歩く人もいない今の季節の里山はダラダラと流れる汗だけでなく、クモの巣歩きを妨げます。ストックや木の枝を顔の前に立てて歩かないことには、時々顔面にべたっとクモの巣が張り付きます。
時には古いお墓の横もすり抜けながら、こんなことをする人はあまりいないだろうな~と自分でも笑えます(^_^;
それでもこんな姿を見たくて・・・
里山に、人知れずキキョウやユウスゲが咲くことを知ってから、まだ10年にもなりません。
見る人がなくとも、ひっそりと咲き続けてきたことを考えるといじらしい・・・。
暑くても、私だけでも見に行かなくては・・・と思えてきます。
最初に咲いていた一輪です。
これを見たおかげで、この日は予定をオーバーして4時間も里山を汗だくで歩くことになりました(^_^;
keitann さん、こんにちは
ほんとに今年の夏の暑さは半端ない
一日中タオルを首に巻いてないと汗が止められません
エアコン漬けになるよりはとHomeGroundとする天狗高原へ車を走らせます(1時間半)
今年の夏は5回も行きましたがこんなことは初めてです
キキョウ素敵に撮影されてますね
私もユウスゲと同じく清楚を感じる姿に一目ぼれです
車で5分ほどの場所にムラサキセンブリが群れ咲く石灰岩地が有るのですが
地主が変わり工事でウメバチソウも消え、もう桔梗もユウスゲも見られません
自然をいつも犠牲にしているのは人間ですね
投稿: misa | 2017-08-26 15:47
こんにちは。キキョウを撮る時は正面や横が多かったですが、後ろ姿が良いですね。光線が透けてとても綺麗な写真になっています。
投稿: 多摩NTの住人 | 2017-08-27 15:02
misaさん、こんばんは。
25日夕方から北アルプス方面へ出かけていたので返信が遅くなりました。
涼しい山から帰ってきたら、今日の昼間は暑くて参りましたが、夜になってようやく
秋の気配を感じています。
天狗高原がお近くとは羨ましい限りですね。
カメラを買い替えて間がないので、その都度、設定には悩みます。
キキョウは以前からの設定に近い設定で撮影したと思いますが、以前のカメラは
キキョウの色合いがブルーになってしまい、紫色を出すのに苦労したりしました。
今度のカメラは同じオリンパスですが、キキョウの色合いがより自然に出るように
なったと思います。
石灰岩地は砕石などで植生がめちゃくちゃにされることが多いですね。
香川も貴重な花の自生地が消えるかもしれません。
ウメバチソウは今回のアルプスでは標高2500m以上でもたくさん見かけて
驚きましたよ。低地から鉱山まで適応力のすごさには脱帽です。
投稿: keitann | 2017-08-30 23:04
多摩NTの住人様、こんばんは。
今回キキョウの後ろ姿を撮影したのは、たまたま登山度の下に咲いていたので
上からだと後姿しか撮れなかったというのが実情です(^_^;
とはいえ、美しい花はどこから撮っても様になりますよね。
今度は後姿の画像にチャレンジされてみてくださいね。
投稿: keitann | 2017-08-30 23:07