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2017-09-05

3年ぶりの北アルプスへ、その6、久々に眺める逆さ槍

今度こそ、あの高みを越えたら鏡池みたいね・・・と言いながら登り着いたら、予想通り、そこは鏡池でした。

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↑鏡池にたどり着いて、まず眺めた槍の姿でした。

2011年以来ですからここから眺める槍は6年ぶりと言うことになります。

20170826_131618デジカメでは槍と穂高の両方は入らないので、スマホを出してパノラマ撮影もします。

いえ、ほんとはデジカメにもパノラマ撮影の機能があったのですが、事前の勉強不足で設定の仕方がまだわかってなかったのです。(^_^;

10分ほど眺めを楽しんだら、鏡平の小屋に向かうことにします。

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この日は暑かったので、鏡平でいつも暖簾に「かき氷」と書いてあるのを眺めるだけで、まだ食べたことのなかったかき氷を楽しみに、Rさんと登ってきたのでした。

かき氷を注文する前に、この日の泊りをどうするかを決めないと・・・・

前日に私は双六小屋に予約を入れてあったのですが、Rさんは鏡平の小屋に予約を入れてあるそうです。時刻は13時半ぐらいですから、双六小屋まで行けなくはないのですが、たまにはのんびりするのもいいかな~と思えてきました。

よし…今夜は鏡平泊まりです。

気になっていたスマホの充電のことを小屋番の方にお尋ねすると、小屋内の電源どこからでも自由に充電してくださいとのことで、山小屋もずいぶん便利になってるな~と思いました。

トイレや室内も綺麗になっていましたが、北アルプスの山小屋は宿泊料はそれなりに高いですが、利用者にとっては下界のホテルとそれほど変わらなくなっていると感じました。

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そうと決まったら、かき氷~。

シンプルなレモンンをいただきましたが、お値段は下界と変わらない500円です。

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Rさんはイチゴを頼みましたが、とても美味しかったそうで、もう一杯食べたいぐらいだったそう。

確かに氷がふわふわで甘党ではない私も、とっても美味しかったです。

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隣のテーブルではテント泊の装備を持った若い女の子たちが一息入れています。

聞くつもりもなかったのですが、聞こえてきた会話では13キロほどの装備を背負っている様子。これからまだ登るようなことを言ってたので双六まで行くんでしょうね。若いっていいですね。

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かき氷の器を返却して帰ってくるとベンチにミドリヒョウモンのようなチョウがとまっていて、動く気配がありません。

この日はお天気も良かったので、チョウも気持ち良かったんでしょうね。

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ところで、かき氷を食べた後もまだ喉が渇いていて、Rさんはアイスコーヒーを、私はCCレモンの缶入りを買ってしまいました。道中、ポカリをかなり飲んだのに、天気が良くなったせいで、よほど喉が渇いたようです。

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喉の渇きがおさまったところで、鏡池周辺で見かけたオヤマリンドウを撮影しに行きます。

オヤマリンドウは9月の栗駒山で見たことがありましたが、北アルプで見るのはもちろん初めてです。というか、初秋ともいえる時期に北アルプスを訪れるのはこれが初めてですから、当たり前ですね。

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チングルマはもう綿毛になって、これも趣があります。

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周囲を高い山に囲まれてひっそりと佇んでいる鏡平のテラス・・・

紅葉の頃も素晴らしいんでしょうね・・・

正面に左手に見えているのは3日目に歩く予定の西鎌尾根の最初の峰である樅沢岳です。

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二度目に眺めた鏡池からの大キレット辺りです。

時刻は14時半ごろ。

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槍の山頂方面をズームしてみると槍ヶ岳山荘がはっきりと写ります。

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4日目に下る予定の飛騨沢からの下山道も見えています。

肉眼で見ていると、とてつもない急斜面で、とてもあんなところは下れそうにもないと思うのですが、ちゃんとジグザグに道が切ってあるんですね。

2011年にちゃんと下っているし、その後、登ってもいるので、歩けるのは確かです(^_^;

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↑因みにこちらは2008年7月17日撮影の鏡池からの槍です。

7月半ばは飛騨沢にも、かなり雪が残ってますね。

あれから9年も経っているなんてびっくりです。

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15時頃の鏡池と穂高・・・

池の水は決して綺麗ではないですが、濃いブルーに写り、雰囲気が良いですね。

やはり、ここは北アルプスの絶景ポイントの一つには違いありません。

P8260283もう遅い時間帯だと思うのですが、後から続々と入山してきたのか、鏡池でこんなにたくさんの人を見たのはこれが初めてです。

そういえば、この日の鏡平小屋は布団3枚に4人とか・・。

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夕食を頂いた食堂の窓からも槍が少し望めました。

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Rさんと私は、もちろん生ビール付きで夕食を頂きました。

食後は部屋に戻って、お隣の方とご挨拶をします。この日、隣り合わせた女性お二人は駒ケ根市からいらした方で、なんと前日は土砂降りの雨の中を笠新道を登られたのだそうです。笠から鏡平までかなり時間がかかられているのでお尋ねしたら、絶好の天気になったので、のんびりと稜線歩きを楽しまれたとか・・・。それにしても私たちと同年配の方たちのようでしたが、女性の頑張りはすごいな~と感嘆しました。毎回、双六小屋や槍ヶ岳山荘の女性部屋に泊まって思うのですが、同室の方たちにずいぶん刺激をいただきます。

この日は前夜の睡眠不足もあって、ビールを呑んだ私は17時半から爆睡でしたが、夕焼けが素晴らしかったのだそうです。19時ごろに一旦目覚めてそのことを聞き、悔しがったのでした(^_^;

山の夕焼け・・なかなか見られないですからね。

悔しいので、暗くなってから外へ出てみたら、天の川も見えて星がまずまず綺麗でした。

しかし、学生時代に10月の苗場で見た落ちてきそうな星空には、まだ再会できてないです。

いつの日か満天の星空も見てみたい…そう思いながらいつの間にか再び眠りにつきました。

コメント

keitann様 こんにちは
鏡平からは槍と穂高の素晴らしい眺めがあるのですね。
ここが人気のコースだという理由がわかるような気がしました。花と眺めが楽しめるのですからね。
山小屋の混雑は嫌なことですね。でも布団3枚に4人でしたらまずまずでしょうか。
かき氷にビール・・・・平地並みに贅沢が出来ますね。
この次の日も良い天気に恵まれると良いですね。

前記事のレスについてですが、西鎌から双六小屋に泊まった翌日は、稜線を西南進して、弓折・大ノマ・抜戸・笠ヶ岳となりました。
笠からあとは笠新道を左俣まで下りました。確か全行程が雨降りかガス曇りでした。

ぶちょうほう様、こんばんは。

鏡平の小屋からは槍穂高はヤブにちょっと邪魔されて見えにくいですが、少し歩いて
鏡池まで戻れば(徒歩2分です)絶景ですね。
あまりに絵にかいたような眺めで、誰が撮影しても絵葉書みたいな写真になるのが
ちょっと難ですが、それは贅沢な悩みと言うものでしょうね。
数年前に単独で登ってきたときは、鏡平の小屋が混んでいたので、双六小屋まで
登りました。系列が同じ小屋なので、無線ですぐに手配してくれます。
ぶちょうほう様が歩かれた双六~弓折岳~大ノマ~抜戸~笠のコースは10年も前から
歩きたいと願っているコースです。
このコースは雪が多いようで、ここを歩くなら8月10日頃以降が無難なようですね。
笠に鷲羽、水晶、まだ歩いてない山が宿題で残っています。

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