3年ぶりの北アルプスへ、その2、ワサビ平へ
幾度となく歩いた新穂高からワサビ平への道ですが、四国の山仲間と歩くのはこれが初めてです、
蒲田川は濁流となって囂々と流れており、2011年に単独で同じコースを歩いた時には登りでも下りでも雨のため、同じ濁流を見ながら歩いたものでした。ついついその時のことを思い出してしまいます。
↑蒲田川左俣を眺めながら新穂高センターを出発したのは6時40分のことでした。
ほんとは5時ごろには出発したかったのですが、雨のため、1時間半遅れてしまいました。
目的の双六小屋まで行けるかしらん??
雨はかなり小降りになってきましたが、林道沿いの花たちは雨にたたかれてうなだれています。
赤いのは野生のイチゴですが雨が降っていたこともあって、葉などを詳しく写してないので同定できません。1粒、口に入れてみましたが、酸っぱくてあまり美味しいとは言えませんでした。
白い花がうなだれているのも最初はショウマか何かかと思っていたら、葉をよく見るとクサボタンです。雨で花がくっついていて、あまり綺麗ではないですね。
6時55分、ゲートを通過します。
小雨でもたくさんの人が山に向かっていて、このコースは人気のコースですね。
駐車場で見たのよりは、いくぶん明るくなっていて、撮影しやすかったタマアジサイです。
歩くにつれて、笠から弓折方面への稜線のガスがどんどん上がっています。
嬉しいことに天候回復の兆しですね。
メシベが真っすぐみたいなのでホツツジでしょうか。
今回は標高1000m~3000m近くまでホツツジの仲間をよく見かけました。
ソバナの花も大きくて見事ですが、これも雨で倒れて地べたに着きそうに咲いています。
風穴の近くではゴゼンタチバナがまだ咲き残っていました。
さすがにイワカガミは咲き残っていませんでした。
ニワトコの赤い実が生っています。
こちらも7月の北アルプスではまだあまり見かけなかったハクサンオミナエシの花です。
綺麗に咲いたクサボタンをやっとのことで見られました。
沢を左岸から右岸へと渡ります。
7時40分、笠新道の登山口を通過しました。
笠新道登山口の水が美味しいと聞いてきたので、一口頂きました。
続いて、Rさんもお水を頂きます。
笠新道は私はまだ歩いていませんが、Rさんは数年前に登ったそうです。
大きな木にツルアジサイが巻き付いたのを見始めたら、ワサビ平の小屋も近いはず・・・
案の定、ワサビ平小屋が見えてきました。
小屋には8時5分の到着です。
小屋の前でまずは雨具を脱ぎ、水分補給をします。
次に、自宅から持参してきたシャインマスカットとリンゴの袋入りを行動食として出します。
どちらもゴミが余りでないので、優れものです。
ワサビ平にはずいぶん多くの方がおられましたが、クラブツーリズムのツァーのようでした。
ワサビ代小屋名物のトマトやキュウリが大きな木の切り株を利用した水槽に浮かんでいます。
暑い時は美味しそうなんですが、この日はさすがにちょっとほしくありませんでした。
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