毛無山~金ヶ谷山紅葉縦走、その5、歩いても歩いてもブナ
この日は毛無山に登られている人が多かったので、山頂はさぞ人が多いだろうと覚悟していましたが、着いたら意外にも~4人の人がいらっしゃるだけでした。
毛無山だけだったり、白馬山周回でも時間はそれほどかからないので、皆さんゆっくり登られているようです。
私たちは先が長いので、ここで軽く食べます。
↑今日の目的地である金ヶ谷山までの稜線が良く見えていますが、結構、遠いですね。
過去二回は、金ヶ谷山よりもまだ東にある朝鍋鷲ヶ山から毛無山まで縦走してきたのですが、あれは日の長い春だったから歩けたのでしょうか。それとも、今より若くて体力があったということかな?
撮影に余念のないRさん。
久しぶりの山らしいので、晴れてほんとに良かったです。
山頂に次々と登山者の方が登ってこられるし、私たちも先が長いので、10時45分に白馬山に向けて出発します。
下り始めた途端にナナカマドの実が見えました。
今年は剣山でもナナカマドの実をたくさん見ましたが、どこも豊作なんですね。
この独特な形をした冬芽は確かオオカメノキでしたね。
去年の12月に来た時に見ているので、その時にお勉強しました。
この稜線はオオカメノキが多いのです。
こちらは初夏にピンクの綺麗な花を咲かせるタニウツギの果実です。
下り出してどれだけも経たないうちに、またまたブナの道になります。
こちらはシロモジかクロモジの花芽みたいですね。
後ろから単独の男性が来られたので、先に行っていただきました。
この辺りはやや平坦な道です。
遠くに見えているのが目指す金ヶ谷山で、少し近づいたような?
白馬山と毛無山の中間点ぐらいにあるカタクリの丘までやってきました。
時刻は11時5分です。
この稜線は春に歩くと、カタクリが多くて楽しい道です。
カタクリの丘は鳥取側の登山口への分岐にもなっているようです。
霞んでいますが、北側を眺めると大山とその裾野の平野部も見えています。
タムシバの花芽まで見かけましたが、こんなに早くから花芽が上がっているんですね。
それともこの木だけが勘違いしてるのかしらん?
次第に雲がかかり始めた大山の山頂・・・
こんな小さなカエデの木まで一人前に紅葉しています。
葉の形が変わっているので、調べてみたら、カラコギカエデというのに似ているようです。
小葉が3枚なんですね。
かなり下ってきたのか、またブナの紅葉が見られるようになりました。
足元には先ほど見たのと同じ、カラコギカエデの赤ちゃんがいっぱい・・・
いろんな色に染まって、とても可愛い・・・
鳥取側へと伸びる尾根も良い感じに紅葉しています。
これはクロモジの黄葉かな?
ブナも綺麗だけど、ササも綺麗です。
四国のササはシカに食べられて剣山系では見るも無残なことになっていますが、この辺りはまだシカもそれほどいないようです。
こちら側の尾根と、向こうに大山。
ブナの尾根道を白馬山へと歩きますが、結構、長いですね。
ブナが影を落とした道も良いものです。
色のついたツルリンドウの実はこの季節には良いアクセントになります。
陽射しの中で、ちょっとピンぼけ気味ですが、気に入っているナナカマド画像。
まだまだ続くブナの道です。
春はカタクリやほかの花に気を取られて、ブナがこんなに多いとは感じませんでしたが、実際はほぼブナの道ですね。
四国ではこれだけ大規模なブナ林は見られないと思います。
標高が下がってきたのか、カエデの木も出てきました。
ブナに見とれるPさんとRさん。
こんな、はんなり色のカエデも良いですね。
そして、この赤い実はユキザサの実。
そう、この稜線はユキザサも多いのでした。
先行者の方が見えてきたので、いよいよ白馬山も近いようです。
この赤い実は、毛無山の登りでも見かけたカラタチバナかな?
ブナに鮮やかなカエデの紅葉も混ざり始めます。
11時56分、白馬山に到着です。
毛無山から1時間ちょい、かかってしまいました。
丁度お昼時なので、ここでお昼ご飯を食べるとしましょうか。
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