毛無山~金ヶ谷山紅葉縦走、その4、山頂へ
10分ほどの休憩の後、再び歩き始めます。
この日は新庄村周辺は朝の気温が3℃と冷え込んだのですが、登っていると風もなく暑いぐらいです。
長丁場の歩きなので、用心してポカリも持参していて、それをまず飲みます。
仲間の一人・・Pさんが東北遠征でも脱水症に陥ったというのを聞いて、気温が低いと言っても水分補給は心がけねばと思っています。
結局、この辺りのブナがいちばん見ごろだったようです。
丁度光の具合も良かったんでしょうね。
見上げると、少し上がもう稜線のようなのですが・・・
下を見るとこちらも素晴らしくてカメラの休まる暇がないほど・・・
ブナのオンパレードでした。
ようやく八合目になっている大岩に差し掛かりました。
前を団体さんが登られていて、ちょっとつかえ気味です。
ここが八合目で山頂まではあと0,3キロです。
大岩を越えると、後は稜線に向かって上に登っていくのですが、この登りでなんとも鮮やかなカエデの黄葉に会いました。
もうちょいで稜線ですが、前を歩かれる男の方は疲れたのか、先に行ってくださいと・・・
私たちはいつも追い越されてばかりなのですが、この日は花がもう咲いてなかったからか、他の方を追い越す場面もありました。(^_^;
真っ青な空に黄葉がまばゆいばかり・・・
厳しい登りも、こんな眺めがあると気にならないですね。
やっとこさで稜線に出ましたが、心配していた通り、稜線のブナはすでに落葉していました。
仕方ないですね、下があれだけ見事だったのですから・・・
枝の向うに、今から目指す金ヶ谷山らしき山が見えていたのでズームしてみます。
ほぼ落葉してしまったブナの間を登り、今度は山頂を目指します。
向うに見える落ち着いた紅葉は白馬山に向かう稜線直下の斜面です。
道の脇のササの中から何やら赤い実が見えています。
今の時期よく見かけるツルシキミとはちょっと違うと思い、葉も撮影しますが、どうやらカラタチバナではないかと思いました。
カラタチバナは比較的珍しく、私も今まで3度ぐらいしか見ていません。
10時20分、山頂直下の避難小屋の横を通過します。
かなりの人がここで休憩されていました。
私たちは冬場の雪のシーズンに毛無山に来ることが多いのですが、山頂の風が強い時などは、この避難小屋でお昼にしたこともあります。
岡山の山はたいてい山頂直下に避難小屋があって有難いですね。
小屋の近くでは、こんな色鮮やかなカエデがありました。
燃えるような赤です。
小屋横を通過すると、山頂への最後の登りで、ここからは10分もかかりません。
微妙に色合いの違うカエデの競演です。
上から避難小屋を見下ろします。
やがて、田浪集落が見える場所まで登ってきました。
この日はちょっと霞みがかかったような見え方でまるで春のような感じですね。
山頂までもうすぐというとき、後ろを歩くRさんの「スミレが咲いてる」との声。
慌てて少し下ると、シハイスミレが陽だまりの中で咲いていました。
秋にはスミレが良く狂い咲きしていますが、標高1000mを超すような場所では、さすがに珍しいですね。
10時半、毛無山山頂に着きました。
期待していた大山は、やはりちょっと霞んでいます。
山頂標識を撮影し忘れたので、去年の12月に登った時の毛無山の山頂標識をアップしておきます。
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