毛無山~金ヶ谷山紅葉縦走、その6、最低鞍部まで下る
毛無山~白馬山と周回される方が多いのか、白馬山山頂でも数人の方をお見掛けしました。
↑ご夫婦連れの方でしょうか。
たまたま撮影したら、写っていました。
すでに冬枯れ状態のブナ林の中で、山登りを共にされるご夫婦なのでしょうか。良い雰囲気ですね。
この日のお昼は、とりあえずおむすび一個とオニオングラタンスープ。
もう熱々のものが山では美味しくなってきました。
何組かの方が山頂にいらして、思い思いに寛いでらっしゃいます。
私たちは縦走するので、あまりゆっくりとはできません。
いつもなら食後にコーヒーもいただくところですが、それはまた後にしましょうか。
12時23分、白馬山を出発しました。
歩き始めた途端、セリバオウレンの青々とした葉が見えてきました。
そうでした、朝鍋鷲ヶ山から東はセリバオウレンがとても多いのですが、この花は花期が早いので、カタクリの花の時期の縦走ではすでに花が終わっているのです。
なので、この山域ではまだセリバオウレンが咲いているところを見ていませんね。
ササの向うにいろいろな紅葉を眺めながら、ここからはどんどん下ります。
休憩中に地図を見たのですが、白馬山から金ヶ谷山までが結構長いです。
足元に、コシアブラの幼木の白くなったのやモミジの幼木の紅葉を見ながら歩きます。
大きな木の紅葉も良いですが、こんなのも可愛くて大好きです。
こちらはユキザサの実。
茎や葉はもう茶枯れていて、土に返ろうとしています。
時折、カエデの黄葉が午後の光を受けて眩しいばかり・・・
時刻は午後になり、東に向かって歩くので、背中から日が射します。
セリバオウレンの葉、ユキザサの赤い実、黄色く染まったカエデの葉・・・
晩秋の唯一の色です。
稜線の道は相変わらず、ブナ並木です。
時に、大きなブナの木もある中、下ってくるPさん・・・
これだけ下ると、後の登り返しが怖いです。
午後に入ると、ブナの幹の陰影がなんとも言えず美しい・・・
ブナ独特の落ち着いた紅葉です。
3人とも、花が咲いてない時期なのに、カメラのシャッターを切ってばかり(^_^;
奥に金ヶ谷山が見えてきましたが、その手前にちょっとしたピークが見えていて、まずはあれを登らないといけないようです。
山肌が綺麗に色づいていて最高です。
奥にもまだ山が見えますが、あの辺りの山はいったいどこの山なのやら?
南側はブナ林と笹原ですが、そろそろ土用ダムが見えてくるころかな?
ブナの株もとに、艶々とした葉っぱが現れました。
オオイワカガミの葉です。
初夏に歩いた時にはちょうどオオイワカガミの花期に来合わせたようで、あちこちでピンクの花が見られたのでした。
カタクリの時期には、オオイワカガミの花にはちょっと早いようで、何もかもを一度に見るわけにはいかないのですね。
標高が下がってくると、カエデが出てくるようです。
ブナの幹越しに土用ダムのダム湖が見えてきました。
もうすぐ、最低鞍部の俣野越みたいです。
標高が下がったおかげで、綺麗なブナの紅葉もまた見られました。
熱心に撮影する二人・・・
そういう私も同じような画像を何枚も撮りました(^_^;
時にはこんなに艶やかなカエデもあります。
俣野越という道標は見当たりませんが、この辺りがいちばん低いようです。
見覚えのある中国電力の立て札が出てきました。
俣野越と思われる鞍部を12時59分に通過します。
道標もありますが、朝鍋鷲ヶ山までの距離は書いてありません。
さて、ここから金ヶ谷山までどのぐらいかかるんでしょう?
まずは山の家分岐を目指します。
素晴らしく黄葉したウリハダカエデが見えました。
ウリハダカエデは朱赤に染まるものとばかり思い込んでいたのですが、こんなにまっ黄色にも染まるんですね。
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