七宝山芋炊き山行、その3、神社で休憩
分岐からは西の方角へ向かっているようなのですが、これはいったいどこに出て行くんでしょうか?
嬉しいのは、この踏み跡はトラバース道で、登ってないのが今の私には何より嬉しい。
何しろ、アベマキの落ち葉の急登をいやというほど登ってきたばかりですから・・・。
途中で、南側の展望が開けた場所がありました。
↑しばらく皆で山座同定が始まりました。
烏帽子や矢筈山もはっきりと確認できましたが、中津山と烏帽子の間に見えるのは位置から言って寒峰に違いないですね。しかし、寒峰は登るにはいい山なのですが、眺める分には平凡な山だな~いまさらながら思いました。天狗塚や剣山から眺めても、ついほかの山に視線がいってしまいます。
山すそは、ここもやっぱりため池が多いですね。
香川の里山歩きをしていると、ため池の多いのがよくわかります。
私たちは慣れていますが、他県から来られたら驚かれるんでしょうね。
南に向いた斜面なのでシマカンギクも咲き残っています。
途中で、MさんがPさんに「ここから入るんだったかな?」と尋ねています。
どうやら分岐があって、北に向かうらしいのですが、分岐の場所がはっきりしないようです。
細かいことはPさんのほうが良く覚えているのかも・・・
そんな間も、私は見かけたイヌザンショウを撮影です。
トゲが互生なのでイヌザンショウだと思いますが、いつもどちらが互生だったか対生だったか忘れてしまいます。
どうやら、この地点で間違いなかったようで、11時38分、Mさんが北の方向へと歩き始めました。
アンジーが勢いよく後に続きます。
相変わらず道は踏み跡程度です。
踏み跡の傍らに泥水の溜まったヌタ場が見えていました。
七宝山は最近、とてもイノシシが増えているとか・・・
私が山歩きを復活した2000年当時は香川の里山でイノシシのいる山は限られていたのですが(猟をする方に聞いた話です)今では、香川のほぼ全域にイノシシが生息しているとか・・・
しばらくして、踏み跡がしっかりしてきて、これはもう道ですね。
と、思ったら、111時42分、神社への石段にひょっこりと出てきました。
ここからは、急な石段を登りますが、これがきついのなんの・・・。
数年前にはここを下りましたが、これは登りたくないな~と思ったのを憶えています。
若いBさんは、さっさと登りますが、私とPさんは最後をゆっくりと登ります。
振り返ると、川之江方面や、江甫山が良く見えています。
江甫山も標高こそ低いですが、端正な形をしていて讃岐七富士の一つです。
どこかにタツナミソウが咲いているはずだからとPさんが登りながら教えてくれました。
なるほど、石段にコバノタツナミが狂い咲しています。
海に近い山なのでコバノタツナミも春は多いんでしょうね。
12月というのにクサギの花もまだ咲き残っていて、讃岐の里山も結構遅くまで花があるものですね。
しんどいので、横を向いたり、後ろを振り向いたりしながら登っていきます。
↑画像でははっきりしませんが、肉眼では石鎚や沓掛山も良く見えています。
11時53分、やっとこさで高屋神社に着きました。
何年か前の忘年山行で来て以来ですから、もう6年ぶりぐらい?
この日は、下の神社にマイクロバスを駐車していた高知の団体さんが大勢で来られていて、休憩所で休憩されているので、私たちはしばらく神社周辺でお参りしたり、休憩したりします。
考えたら10時に歩き始めてから休憩を取ってなかったのですから、2時間近く歩いてきたわけです。
前回、来た時にも咲いていた、白いサザンカがこの日も真っ白に咲いていました。
サザンカって、庭植えにしているのはピンクやぼかしの花を良く見ますが、神社に植えられているのは白い花の株が多いですね。もともとは白いサザンカしかなかったのだろうと思います。
うちの庭のサザンカも白花なので、ちょっと嬉しく思いながら眺めました。
そうこうするうちに団体さんが下り始めたので、私たちが入れ替わりで休憩所で休憩を取ります。
ここで、持参した果物などを皆さんに食べていただきました。
風もなく気温もまずまずあって、休憩中も寒くはありません。
皆でお茶を飲んだりしていると、Sさんが突然、現れました。
SさんはMさんの山のお仲間なのですが、集合時間に間に合わず、後で追っかけてきたのかしらん?と思っていたら、この日はたまたま七宝山に登りに来られていて、ばったりお会いできたようです。こんなこともあるんですね。
健脚のSさんはなんと志保山かどこか東のほうから登られてピストンされているそうですので、ちょうど良いので後半は私たちと一緒に歩かれることになりました。
神社にはいつの間にか若い女の子たちも来ていて、賑やかです。
前回は神社でほかの人に会うことはなかったのですが、これも山ブームのせいでしょうか。
それにしては女の子たちはスカート姿ですが、こんな格好であの急な階段を登ってきたのですから、若いって素晴らしいですね。
最後にもう一度、鳥居を撮影したら、さぁ出発です。
再び歩き始めたのは12時10分です。
20分近く、休憩したわけですね。
神社からはコンクリート舗装した道を下ります。
稲積山は標高400mちょいあるので、阿讃山脈越しに先ほど眺めた阿波矢筈や烏帽子、落合峠までがはっきりと見えました。
烏帽子など、あの特徴ある姿がはっきりとわかります。
七宝山からこんなにはっきりと落合峠が見えると初めてわかり、ちょっと得した気分です。
コメント