2017年年末に京都一周トレイルちょい歩き、その4、八坂神社から歩く
20日の夜は宿の近くの京料理のお店でおなかいっぱい食べて飲んで、京都の一人旅を満喫しました。
翌朝は例の如く早朝に目覚めたので、加茂川のほとりなどを歩いて40分ほど散策でした。
翌21日も午前中からトレイルの続きを歩くつもりだったのですが、ホテルで朝食を食べているとき、隣で座っていた仙台から旅に来ている女性が「今日は東寺の弘法市ですよ」と教えてくれました。前々から興味があったので、ここですぐに予定変更して午前中は弘法市に行くことにしました。
その後、京都駅のロッカーに買い物で増えた余計な荷物は放り込み、バスで再び八坂神社に戻りました。
↑八坂神社の楼門の前に再び立ったのは12月21日の13時24分でした。
昨日よりは少し早い時間ですが、それでも山歩きを始めるには遅い時間であるのは言うまでもなく、この日も行けるところまで行こうかな~という気持ちです。
あまり予定に縛られない、こんな歩きも結構好きですね。
↑前日の20日に歩いたログ図です。
お参りは前日に済ませたので、どんどん上に向かって歩きますが、「いもぼう」という文字が目についたので、ちょっと近づいてみます。そう、平野屋の有名な名物料理のいもぼうですね。
海老芋と棒鱈を炊き合わせた料理で名前だけは聞いて知っていました。生憎とお昼は京都駅で食べてしまったので、これ以上お腹に入りません。場所がわかったので、次回にでも食べるとしましょう。
円山公園はこの日も人は少なかったですが、↑この日は猫を見かけました。
なかなか逞しそうな野良ちゃんでした。
観光客はあまりいないのですが、それでも中国人?のファミリーが来ていて、10人ぐらいで観光に来ているんですね。京都はここ5年ほどでずいぶん外人観光客が増えました。
こんなシーズンオフの時でもかなり見かけましたし、イスラム圏の人も多いです。
円山公園の上まで登ってくると「東観荘」と書かれた祠があります。
昨日ももちろん、ここを通っています。
その少し上から山道が始まります。
山道の起点には石の柱があって「将軍塚道」と書かれてありました。
昨日は将軍塚を目指して歩いたのですが、将軍塚が一体何なのやらわからないまま歩いたのでした。
将軍塚を検索すると次のように書かれていました。
「平安京は794年、桓武天皇によって造営されました。
その前は長岡京にいたのですが、長岡京に変わる都の場所を探していた頃、朝廷で実務官僚をしていた和気 清麻呂が天皇を東山に狩りにお誘いしました。
この場所は昔から京都盆地を見下ろせる場所になっているのですが、清麻呂はここから盆地を見下ろしながら「ここが都の場所にふさわしい」ということを進言しました。
桓武天皇はその提案にしたがって平安建都に着手したんです。
天皇はその際に都を鎮護するため、ここに塚を作り鎧甲を着た高さ2.5mの将軍像を作って埋めるよう命じたのです。
それが「将軍塚」です。
この将軍塚には伝説があって、国家の大事の時は鳴動したということが、「源平減衰記」や「太平記」に書かれています。」
↑東山山頂公園から下る際に最初に目にした建物です。
後は完全に山道になっていて、そこを登ります。
東山山頂公園方面を指した道標。
道の傍らにはコムラサキらしき紫の実がなっていました。
前日も少し見かけましたが、もう薄暗くなっていて、どうにもピントが合いませんでした。
14時7分、23番プレートまで戻ってきました。
ここがこの日の京都トレイルの起点です。
ここまでに30分ほどかかっているので、一気に歩いたほうがロスがなくて良いわけですが、この際、そういうことはあまり気にしません。
ついでに22番プレートが立っている駐車場まで登ってみました。
昨日から歩いている山なみの稜線の東側にも建物が見えていて、その向こうに見えているのがどうやら大文字山などのようです。つまりあの辺りも京都トレイルだということですね。
山頂公園に面した建物は青龍殿というそうで、その周りも少し見てみたりしました。
この青龍殿、新しい観光名所だとか…時間の余裕があれば立ち寄ってみたかったのですが・・・
さて、トレイルの続きを歩くことにします。
この日の起点23番プレートです。
どうやらピンクリボンがついた立ち木の間の道を行くのかしらん?
青蓮院を通り抜けていくのかと思ったりもしましたが、それはないようです。
道はフェンス沿いに着いていて、このフェンスが青龍殿との境界になっているようでした。
青蓮院の西側をぐっと回り込むように道がついていて、いちばん西側に道標が立っていました。
今日は粟田口という方向を目指せばよいようですね。
道標のところに24番プレートもありました。
上を見上げると青竜殿の建物が見えています。
道は稜線を辿っていきますが、道沿いには昨日見かけた赤い実の不明植物がありました。
ブログ仲間のぶちょうほう様が調べてくださって、これはどうやらカナメモチのようです。
四国の山では今まで見たことがありませんでした。
道は下り気味になっています。
そして、明瞭な道で、歩きやすいです。
一本道なので迷うこともないですが、14時27分に25番プレートを通過します。
稜線の東側にやがてフェンスが見えてきました。
フェンスの向う側は都ホテルの敷地なので立ち入らないようにとの旨が書いてありました。
都ホテルって泊まったことないので場所がわかりませんが、この辺りだったのかな?と考えながら歩きます。
この後インクラインの手前にウエスティン都ホテルがあったので、その敷地だったようです。
道は相変わらずはっきりとした道です。
26番プレートまでやってきました。
時刻は14時30分。
どうやら、ここから市街地に下るようです。
ところが、この辺りは通行止めの黄色いテープがあちこちに張り巡らされていました。
でも、それに代わる道がはっきりとあるので困ることはありません。
下っています。
木々の間からどこかの五重塔が見えているのですが、あれはどこの五重塔かしらん?
道はジグザグと下っています。
途中にも通行止めの黄色いロープが・・・。
どうやら林道整備のためにルートが変更されたようです。
ここも通行止めのロープでしたが、その旨をちゃんと書いてあるのと、代わりの道がはっきりしているので、歩きやすいです。
途中、市街地が良く見える場所がありました。
向うにこんもりと低い山があるのは吉田山かな?
14時39分、27番プレートを通過しました。
かなり下ってきたようです。
この辺りでは赤い身をつけたアオキを見かけました。
12月の歩きは赤い果実をいろいろ見かけるものですね。
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