初めての善通寺五岳縦走、その2、香色山を越えて未知の道へ
善通寺の駐車場を出て車道を渡ると西側にすぐ香色山の登山口があります。
さすがにここから先は山登りなので、ダウンを着ていては歩けないのでダウンを脱いでザックに仕舞い込みます。
そんなことをしていたら、登山口を撮影しそびれました。
香色山は10年近く前に一人でのんびりと登ったことがあり、季節は初冬だったのかソヨゴの木がずい分多い山だなと思った記憶があります。
↑登山口は撮影しなかったのに、登り始めてすぐにヤブツバキらしき花が咲いていたので撮影します。
今年は寒いのでヤブツバキの花もまだあまり見かけないですね。
歩き始めは9時40分。いよいよ、アップダウンのきつい縦走の始まりですが、最初の香色山は標高も低いし傾斜も緩やかなのでウオーミングアップというところでしょうか。
健脚のMさん、Sさんを先頭に登っていきます。
Pさん、Rさん、私の3人はもちろん最後を歩きます(^_^;
登り始めて15分ほどで早くも展望が開けてきました。
まずは瀬戸内海方面が見えます。
すでに落葉した木々に何やら赤い実がついてるのは?
果実の形などからカマツカではないかと思うのですが・・・。カマツカは低山から高山まで、広範囲で見かける木です。
この日の瀬戸内の展望は素晴らしく、岡山の鷲羽山ハイランドや水島方面まで肉眼でははっきり見えています。
一週間前の小豆島は暖かさで霞んでましたが、寒波到来のこの週は寒いけど、展望は素晴らしいですね。
遅い私たちを先行の方たちが展望台で待っていてくれました。
この先も何度も、あちこちで待ってもらうことに(^_^;
女性陣の中でも高知のBさんはまだ若いので、男性陣と同じスピードでぐんぐん登って行かれます。
展望台から眺める綾歌方面の山々。
城山から大高見峰にかけても善通寺五岳と同じく歩きごたえのある縦走が楽しめます。
東には飯野山が見えていて、飯野山は善通寺方面から眺めるのがいちばん格好が良いですね。
10時丁度に香色山山頂に到着しました。
山頂には見覚えのある不動明王と愛染明王の石像が・・・
西に聳えているのは我拝師山と筆ノ山ですが、ここから見ると我拝師山の北に出っ張った姿がはっきりわかりますね。
筆ノ山は優美な姿をしています。
善通寺五岳中、唯一標高が100m台の香色山です。
他の4座はほぼ300m~500mの山々になります。
山頂には男性二人の登山者がいて、私たちの記念写真を撮影しますと申し出頂きました。
代わりにその男性二人も撮影してほしかったようです(^_^;
山頂にはスタンプラリーのスタンプがあって、良い記念なので山頂ごとに押していくことにしました。
丁度、高知の山仲間のKさんのログを全員の分だけプリントアウトしてきていたのですが、その地図中にスタンプを押すことにします。
香色山は香の字が入ったスタンプです。
ということは筆ノ山は筆の字なのかな?
山頂で展望を楽しんだら、10時11分、下ります。
ここからはいよいよ私にとっては初めての道です。
下るBさんの向こうに今から登る筆ノ山が見えています。
地図を見ると、筆ノ山との間の鞍部まで、ここからかなり下るようです。
勿体ない・・・・
樹林を歩き、平坦な場所に出たので、これで下りは終わりかと思ってたら・・・
その辺りはミニ札所めぐりになっているらしく、石仏も祀られていました。
雨宿りができる小屋もあり、山の中だというのに蛇口まであります。
手水鉢の水がなんと凍っていました。
天気予報ではこの日から寒波が抜けるとのことでしたが、これではまだ居座っているようですね。
登山道のわきには「空海ウオーク」とか「五岳山トレイル」と書かれた札があります。
この先もこの札はあちこちで見かけました。
この縦走路が整備されたのはここ10年ぐらいのことと思い込んでいましたが、調べてみると12年ほど前に整備されたようです。
10時21分、筆ノ山との最低鞍部まで下ってきました。
そしてこの鞍部には車道が通っていたんですね。
車道を少し南に歩くと、筆ノ山の登山口がありました。
登山口に地図と説明図があったので見てみると、ここは平谷登山口というようですね。
10時30分、Sさんを先頭に筆ノ山の登りが始まりました。
最初は落ち葉の道をトラバース気味に登ります。
10時34分、尾根に出たようで、ここに道標がありました。
ここから山頂まで25分とありますが、私の足ではもう少しかかるかな?
尾根道はアベマキの落ち葉が積もって滑りやすいですが、12月よりは多少葉っぱが腐っているので、まだましです。
この尾根道には棘のあるクスドイゲが多かったです。
大坂峠と山頂との分岐に出ました。
時刻は10時41分。私たちが遅いのでMさんとSさんは道標のところで待ちくたびれた様子(^_^;
ここから筆ノ山山頂に向かって登り始めますが、我拝師山や火上山が良く見えてきました。
こちらは綾歌方面の山々です。
そして、南には大麻山が聳えていますが、この大麻山は南から眺めると、こんな形をしていて丸亀方面から眺めるのとはまるで形が違いますね。
keitannさん こんばんは。
本当に過密なスケジュールの合間を縫っての登山だったのですね。
上手い具合にご一緒できたのだと喜んでおります。
いつの間にか地図が手元に渡ってきて誰に頂いたのかな?と
思っていたのですがkeitannさんがご用意くださっていたんですね。
ありがとうございました!
みなさんと同じ地図でスタンプラリーをして
とても良い思い出と記念品になりました。
西讃の方は土地勘が無く、こうして詳しく書いて頂くと
分かり易くてとても参考になりますネ!
「城山から大高見峰にかけて」は左奥のギザギザの山並みでしょうか?
なかなかハードそうです。
投稿: bisco | 2018-01-31 17:50
biscoさん、こんばんは。
1月はなぜか遊ぶ予定が多くて、三嶺の時も行けませんでした。
今回はちょうど空いている日に山登りの運びとなって具合が良かったです。
前回の小豆行きではあまりにもrekoさんやピオーネさんを頼ってしまい、私は地図を
見ることさえしなかったので、その反省も込めて、今回は地図をプリントアウトしました。
スタンプラリー・・・・今日、たまたま近くの百十四に行ったら善通寺のポスターが
貼られていてスタンプラリーや登頂証明書?の発行のことなど記載がありました。
子供みたいだけど、スタンプを押していくのって、ちょっと嬉しいですね。
西讃の火上山を見て育ち、今は善通寺の山々や飯野山を見て暮らす日々です。
城山から大高見峰の縦走は5年ほど前の香川の山仲間の忘年登山で歩いたコースです。
このときは私が企画しました。
アップダウンは我拝師山ほどではないですが、猫山の急登などがあって、讃岐の里山は
どこもなかなかハードですよ。
投稿: keitann | 2018-01-31 21:51