岡山花紀行&鬼ノ城山周回、その3、シハイスミレにコバノミツバツツジ
うっかりして画像を撮影しそびれましたが、奥坂休憩所には12時半ごろの到着でした。
過去2回とも、この奥坂休憩所から鬼ノ城に登っています。この日は桜が満開とあって、鬼ノ城山のビジターセンター駐車場もたくさんの車が駐車したと思うのですが、奥坂休憩所から登る人は少ないと見え、先客の車は3台程度でした。私たちのように昼から登るグループはいくら低山とはいえ、珍しいでしょうね。
休憩所にトイレも完備されています。トイレに寄ったり、登る支度を整えたりして、歩き始めたのは12時37分のことでした。
奥坂休憩所を出発したのは12時37分ごろのことでした。
休憩所の前の車道をそのまま進み「鬼ノ城」という矢印のほうに歩きます。
山裾には樹高の高いヤマザクラがあったのが記憶に残っていましたが、今年も咲いています。
周囲の木々に負けまいと伸びたんですね。
数日前にYさんとFさんが下見に来てくださったそうですが、その時は一輪も咲いてなかったというコバノミツバツツジが華やかに咲いています。
香川の里山でも咲いているのを見たばかりでしたが、この季節はたった数日でも山の変化が大きいですね。
かなり奥まったような印象のある場所ですが、近くに民家もあります。
あら、シハイスミレがこんなところからもう咲いていました。
ここ鬼ノ城はシハイスミレの多い山で、シハイスミレはアカマツ林に多いそうです。
岡山は、マツタケがまだ多く採れることからもわかるようにアカマツの林が多く残っており、したがってシハイスミレも多いですね。娘一家が岡山にいた間に春の岡山をドライブして回った私の感想です。
鬼ノ城は信仰の山でもあるようで、道沿いにはこんな石仏も祀られています。
12時47分、登山口までやってきました。
「鬼ノ城東門}と書かれた矢印のほうに曲がると・・・
こんな山道が伸びています。
登山口にも大きな石仏。
ここを歩くのは私は3度目のことですが、仲間のRさんは初めてです。
日当たりの良い場所で咲き誇っているミツバツツジ・・・
岡山の山にはコバノミツバツツジが多いですね。
コバノミツバツツジもまたアカマツ林の林床に多いのだそうです。
後ろを振り返ると、久々にご一緒で来たFさんは大きなマスクを・・・
花粉症?
これも見覚えのあるアケビの大株ですが、花は咲いたか咲いてないかというところでした。
もう春だというのに、ウスタビガの繭もぶら下がっていました。
桜やミツバツツジに混じってまだまだたくさん咲いているヤブツバキ。
ヤブツバキはヤマザクラより早くから咲き始め、ヤマザクラが散った後も咲き続けます。
登山道で最初に出てきたタムシバは一輪だけ咲き残った姿でした。
2年前に登山道から見下ろした場所です。
2年前も見事でしたが、今年もこれだけ咲いていました。
登るにつれて日当たりが良くなるからか、かなり登ってもまだミツバツツジが咲いています。
この辺りはまだ普通の山道ですが、途中から岩場が少し出てきます。
この日の足元をどうするかRさんに訊かれ私は里山用のハイキング程度の靴を最初から履いていくと答えましたが、この日のコースではここから先がちょっと滑りやすい場所がある程度で、全体を通してハイキング程度の歩きです。
画像が悪いですが、リョウブの芽吹きも見られます。
両部は里山から高山まで分布が幅広いですね。
登山道でこんな可愛いいシハイスミレも咲いています。
葉っぱがぴんと立っていて、まるでマキノスミレみたい・・・
おまけにハグロシハイスミレみたいなシックな葉っぱの色をしています。
30分も歩くと、ふもとの田んぼや民家などが見え始めました。
先ほど走ってきた血吸川の土手の桜並木も見えてますね。
おや、これは?
灰白色の葉の色といい、花芽の形といいザイフリボクのようです。
やがて、展望の望める岩場までやってきました。
ちょうど正面にゴルフ場が見えていて名門コースの鬼ノ城ゴルフ倶楽部みたいですね。
クラブハウスも立派です。
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