五月の石鎚へ、その4、イシヅチザクラ
これが最後と思われる鉄の桟道を上がっていると、目の前にイシヅチザクラが咲いていました。
アケボノアケボノと思っていたけど、今の時期はイシヅチザクラも咲くんでした。すっかり忘れて意識から飛んでいたので、見た時はすごくうれしかったです。
↑2014年5月半ばに瓶ヶ森でイシヅチザクラを見ていましたが、その時にあまりの可愛さに一目惚れしました。
今回はなぜかイシヅチザクラのことが念頭になく。それだけに見た時のうれしさと言ったら・・・
瀬戸内海方面をバックに咲き誇るイシヅチザクラ・・・
こちらは瓶ヶ森をバックに咲いていますが、この枝はまだ咲き始めで花がちょっと寂しいですね。
そのあと、尾根を乗っ越すと弥山に出ますが、乗っ越したとたんに二ノ森方面をバックに咲いているイシヅチザクラが見えました。
こんなところでも咲くんですね。
12時12分、これはもう弥山に着いていますが、イシヅチザクラと山頂のあまりの展望の良さに興奮してしまい、山頂表示も撮影し忘れていました。
Iさんは?というと、かなり前に山頂に着かれていたそうです。
着くなり「トイレ掃除のおばさんよりも遅かったね」と笑われてしまいましたが、私としてはあんなにイシヅチザクラが可愛く咲いていたので、撮影時間が長引いたのはこれはもう仕方ないですね。
とにかくお腹が空いたので、お昼にしましょうということになりました。
岩に腰掛けて、途中で買ってきたフリーズドライのお味噌汁をIさんにも渡し、それぞれ宿泊した部屋にあった湯沸かしでポットにお湯を入れてきたので、そのお湯を使います。
いつも山仲間で歩くと休憩の度にいろいろと食べ物が出ますが、この日はほとんど食べてないので、山頂ではお腹がぺぺこでした。食後はもちろん、持参したコーヒーの粉とドリップのペーパーで、本格的なコーヒーも淹れます。
お腹は満ち足りたのですが、このころから弥山周辺で荷揚げか荷下ろしがあるらしく、作業の方たちが忙しく立ち働いています。聞くと、この日はヘリが荷揚げか荷下ろしで来るらしく、危ないので建物の陰などヘリの風に巻き込まれない位置に移動するようにと宮司さんが説明しています。
その前に撮影した画像です。
この時はまさか堂ヶ森の鉄塔が見えているとは思わなかったのですが、見えていたんですね。
トリミングすると、まぎれもなく堂ヶ森の鉄塔です。
その下の笹原を横切っている道も去年の7月に歩いたばかりで懐かしい・・・
こちらは面河道の愛大小屋で、ここはエントツ山さんに案内してもらってかなり前に歩きました。
これも懐かしい・・・
冬場は雪のためにあまりわからないのですが、今の季節は結構よく見えるものですね。
そして、山頂では瓶ヶ森をバックにイシヅチザクラが5分咲きぐらいになっていました。
伊予富士も見えてますね。
最後に天狗とイシヅチザクラのツーショットを狙います。
雰囲気を少し変えてもう一枚・・・
イシヅチザクラは2014年の5月中旬に瓶ヶ森で見ていて、その可憐さにびっくりしたものですが、今回も可愛さにぞっこんになりました。
検索すると「タカネザクラとキンキマメザクラの中間的な形状であり、両種の自然交雑種に起源を持つ種といわれている。4月下旬から5月上旬まで、枝先に花序を出し、白色の花をつける。蜜腺は葉柄の上部につく。」とあります。
北アルプスで7月に眺めるミネザクラ(タカネザクラ)も可憐ですが、このイシヅチザクラはミネザクラよりも花が小さく,可愛さも一入です。
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