初めての薬研谷でアケボノを見る、その2、大道丸へ
鳥居の横を通過したあと登り返しているとたあと、足元にカタクリの花が見えました。
↑つい5日前に鋸山でカタクリを眺めたばかりでしたが、正直、薬研谷でカタクリに会えるとは思っていませんでした。
でも、薬研谷近くの大河原高原にもカタクリは咲くし、徳島の山には群生というほどではないけど、ぽつぽつとカタクリが咲きます。
Yさんが「鋸山のカタクリに比べるとずいぶん小さなカタクリね」と・・・
確かに、全体的に小さいような気がしますが、私は小さな花が好きなので。それはそれで可愛いと思えました。
階段状になった道を登っていくYさん・・・
芽吹きがまだ始まってないので、登山道周辺は明るいです。
岩の付け根にも美形のカタクリが咲いてました。
振り返れば、結構な急登を登ってくるFさんとPさん。
この辺りはブナ林です。
北の方角を眺めると、眼下にたぶん神山の町が見えています。
標高にして800mぐらい下?
トリミングしてみました。
そういえば、砥石権現から眺めた時もこんな感じで下の町が見えましたっけ。
あら…ブナの木にヤシャビシャクが着生していて何か白いのが見えているのは花が咲いてる?
ズームして写しますが、うまく撮影できなくてピンボケに終わりました。
今のレンズは一本で大抵のものは写りますが、やっぱりあまり大きくは写りません。
道は尾根の北側を巻いているのですが、苔の中にハルトラノオがひっそりと咲いていました。
そして、どうやらこの巻き道を通らずに尾根伝いに行くと柴小屋山の山頂があったようです。
なんとも若々しい色合いのブナの若葉。
ズームすると花が咲いています。
もう少しアップで・・・
ブナは花が咲くと秋に実がつくので、動物たちには恵みの秋になるそうですが・・・
この日、薬研谷界隈で見かけたブナは、どれも花が咲いているように見えました。
尾根のブナを見上げるYさん
ここまできたらミツバツツジも咲いています。
大河原高原にはアワミツバツツジが咲くそうですが、比較的近い場所なので、もしかしたらこのミツバツツジもアワノミツバツツジ?
前の山行では鋸山付近でもアセビが満開でしたが、ここでもアセビが真っ白に泣いています。
南側に、どうやら稜線が見えていて、もしかしたらあれは雲早から東へと連なる稜線?
一際格好の良い山が見えていて、もしかしたら高丸山かな?と思っていたら、やっぱり高丸山だったようです。
足元に白いスミレが咲いていると言われ、見てみたら、ナガバノスミレサイシンでした。
大河原高原にも咲くので、ここで咲いていても不思議ではありません。
またしても見事なアセビの花
驚いたことに、歩いている尾根道のすぐ下を林道が通っていました。
いったいこの林道はどこからどこへ通っているんでしょう?
豊受山といい、薬研谷といい、四国の相当高い山の中でも林道が縦横に走っているのには驚かされます。
9時49分、大河原高原への分岐を通過します。
帰りにここへ登ってくるとは、この時は予想だにしていませんでしたが・・・
辺りを見回すと、ちょっと荒れた雰囲気があります。
下草がなく、木々の枝が枯れて落ちています。
これはシカが山に入っているんですね、
徳島や高知の山はどこもこんな風になっているところが多いですが、薬研谷も同じなんですね。
9時57分、山頂に出ました。
「大道丸 1239m」と書いてあります。
結局、柴小屋山はうっかりして山頂を踏めなかったので、この日踏んだ山頂はここだけでした。
山頂から眺めを楽しむYさんとFさん。
その後、Yさんがそのまま山頂を向こう側に下っていこうとしたとき、ご主人から「そっちじゃなく引き返さないと」という声があがりました。ご主人は前回来られた時のGPSを見ながら仰っているので、ここは引き返します。
すぐにこんな杭状のものがありましたが、これが薬研谷への分岐の目印??(^^;)
いえいえ、ちゃんと木に赤テープが巻いてありました。
↑ご主人がGPSを確認されて、そこを下りますという指示のもと、下ります。
行く手にはちゃんと踏み跡がついています。
ここにも、さっきのより綺麗なナガバノスミレサイシンが咲いていました。
このスミレはどこででも見られるわけではないので、ラッキーです。
そして、下のほうに綺麗なツツジが見えてきましたが、あれはアケボノの色ではないですね。
薬研谷は谷とついているぐらいですから、やっぱり下るんだな~と当たり前のことを考えながら下っていきます。
こんにちは。意外なところでカタクリに出会えて楽しいですね。ブナの花は見たことがありません。そもそもブナ林に行くことはありません。
投稿: 多摩NTの住人 | 2018-05-12 19:32
多摩NTの住人様、こんばんは。
カタクリは徳島の山には結構咲くという前知識はあったのですが、何しろこの日は
アケボノツツジがお目当てでしたし、初めての山でしたから、カタクリは予想だに
していませんでした。
ブナは高尾山にも自生してませんでしたか?
ブナの木がいっぱい生えている四国の山でもブナの花に気づく人は少ないようです。
投稿: keitann | 2018-05-12 22:32